二軸押出機におけるスクリュ性能の基礎と混練・コンパウンディングの高機能化

混練性能の向上、高機能コンパウンドに向けた最新技術!


~Fractional Geometry Technology が生み出す特殊混練~


講師


株式会社 STEER JAPAN 取締役 事業開発部 部長 中塚 剛志 先生


受講料


1名41,040円(税込(消費税8%)、資料付)  *1社2名以上同時申込の場合 、1名につき30,240円       *学校法人割引 ;学生、教員のご参加は受講料50%割引。


セミナーポイント


フラクショナルジオメトリーにより設計された、特殊エレメントを掲載したOMEGA(超深溝ハイトルク同方向2軸押出機)。この最先端テクノロジーにより、せん断発熱を抑え、伸長流動による混練方法が確立。せん断に繊細な材料、粘性の違う材料のブレンドポリマーを低温で混練する特殊混練について解説する。

■この講座を受講して得られる情報・知見:
・押出機の比較(噛み合い率と比トルク)
・深溝のアドバンテージ
・ピークせん断速度、平均せん断速度
・各種スクリューエレメントの作用
・せん断混練と伸長流動混練
・伸長流動混練の原理
・特殊エレメントの分散・分配効果
・特殊エレメントを使用した実証例


*同業他社のご受講をお断りする場合がございますので、予めご了承下さい。


セミナー内容


1.OMega(同方向回転二軸押出機)の特徴
 1.1 押出機の変遷・・・OMegaと他社機との違い
 1.2 噛み合い率と比トルク
 1.3 高トルク化の要素?
 1.4 高トルク化の要素?
 1.5 製造設備
 1.6 Do/Di比1.71と1.55の比較・・・自由容積
 1.7 Do/Di比1.71のアドバンテージ・・・平均せん断速度
 1.8 Do/Di比1.71のアドバンテージ・・・樹脂温度
 1.9 クリアランス・・・ピークせん断速度への影響
 1.10 スクリューの勘合部とスクリュー間のクリアランス比較
 1.11 3角度のスクリュー間のクリアランス・・・OMEGA60の場合
 1.12 3角度のスクリュー間のクリアランス・・・角度の違いによるクリアランスの範囲
 1.13 スクリュー回転時のピークせん断速度のばらつき
 1.14 OMegaの特徴・・・まとめ

2.Fractional Geometry Technology
 2.1 Fractional Geometry とは
 2.2 フライト溝深さの現状 
 2.3 フラクショナルロブエレメントの歴史
 2.4 乗数によるスクリュー掲載可能領域・・・噛み合い率の影響
 2.5 代表的な3条偏心エレメントのデザイン
 2.6 代表的な4条偏心エレメントのデザイン
 2.7 多条偏心エレメントの種類
 2.8 多条偏心エレメントの使用箇所とその効果
 2.9 フラクショナルロブデザインの拡張性
 2.10 EPZ(EXTRUDER PROCESS ZOON)
 2.11 特殊デザインの効果・・・インテークゾーン
 2.12 インテークゾーンの課題とシャベルエレメントの効果・・・実証例
 2.13 特殊エレメントの効果・・・メルティングゾーン
 2.14 従来型ニーディングブロックの作用
 2.15 メルティングゾーンの課題
 2.16 分散と分配
 2.17 押出機内部の動き
 2.18 せん断流と伸長流のイメージ
 2.19 液液2成分における臨界キャピラリー数について
 2.20 2層流系の材料をモデルとした伸長流動の例
 2.21 粘度比における各種流動変化によるアフィン変形の形態
 2.22 開放系での伸長の動き
 2.23 せん断混練と伸長流混練の比較
 2.24 伸長流動の発現方法
 2.25 偏心多条エレメントのデザイン
 2.26 2条、4条エレメントの可視化映像
 2.27 バレル、エレメントの内部圧力分布・・・2条と4条エレメントの比較
 2.28 エレメント間の圧力・・・2条と4条エレメントの比較
 2.29 スクリュー間のクリアランス・・・OSEとFME
 2.30 4条エレメントの径方向の圧力と流速
 2.31 2層系材料材料をモデルにした伸長流動の例
 2.32 特殊デザインの効果・・・インテークゾーン
 2.33 従来型ニーディングブロックの作用
 2.34 従来型ニーディングブロックの分配作用
 2.35 ミキシングゾーンの課題
 2.36 偏心ローターの種類
 2.37 FME(偏心4条ローター)のバレル内の動き
 2.38 軸方向の材料の流れイメージ
 2.39 DSEエレメント
 2.40 OSEエレメント
 2.41 各エレメントにおける分散、分配例(PC/ABS)
 2.42 従来型エレメントと特殊エレメントの混練方法の違い
 2.43 従来型のスクリュー構成からの脱却
 2.44 OMegaの特徴まとめ
 2.45 アプリケーションの展開例

3.フラクショナルロブエレメントを使用した混練(実証例)
 3.1 WPCの熱劣化抑制押出し
 3.2 有機繊維の低温混練
 3.3 樹脂+パルプ混練における高速領域への展開
 3.4 ジュートの熱劣化、繊維破壊抑制押出し
 3.5 D−LFT
 3.6 OSEエレメントによる残存繊維長の改善
 3.7 高輝度顔料の粒径破壊抑制混練
 3.8 ポリマーアロイの低温混練
 3.9 ポリマーアロイの混練メカニズム
 3.10 低温押出における着色性改善
 3.11 低温押出における樹脂温度
 3.12 低温化による色相領域の拡大
 3.13 成形品の色相変化について
 3.14 ABSにおけるコンパウンド例
 3.15 PA66/添加剤における着色低減例
 3.16 伸長流動混練による無期フィラーの分散例
 3.17 澱粉の加水分解(アルファ化)
 3.18 製薬への展開(ホットメルトエクストルーション)

<質疑応答>


※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


12:30

受講料

41,040円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込

開催場所

東京都

MAP

【品川区】きゅりあん

【JR・東急・りんかい線】大井町駅

主催者

キーワード

生産工学

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