【延期】Beyond5G/6Gへ向けたテラヘルツ無線通信の最新動向

55,000 円(税込)

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開催日 10:00 ~ 16:30 
締めきりました
主催者 株式会社 技術情報協会
キーワード 通信工学   光学技術
開催エリア 東京都
開催場所 【品川区】技術情報協会セミナールーム
交通 【JR・地下鉄】五反田駅 【東急】大崎広小路駅

※都合により延期となりました。新規日程は決まり次第、このページに掲載いたします。

「5Gのその先へ」研究開発は世界各地で始まっている
有力技術として期待される「テラヘルツ波」で
どんなことが実現するのか、その最前線に迫る!

セミナー講師

1.早稲田大学 理工学術院 基幹理工学部 電子物理システム学科 教授 博士(工学) 川西 哲也 氏
2.東京工業大学 工学院 電気電子系 准教授 博士(工学) 鈴木 左文 氏

セミナー受講料

1名につき50,000円(消費税抜き・昼食・資料付き) 
〔1社2名以上同時申込の場合1名につき45,000円(税抜)〕

セミナープログラム

<10:00〜14:15>※途中、昼食休憩含む
1.Beyond 5G/6Gに向けたテラヘルツ無線システムの開発動向
早稲田大学 川西 哲也 氏

【講座概要】
国内外で5Gのサービスがはじまりつつあり、様々なアプリケーションへの応用が期待されています。広いエリアをカバーするサブ6と高い性能を実現するミリ波を組み合わせた形でのスタートとなりますが、さらに将来を見越して、ミリ波やさらに高い周波数を用いたサービスを面的に展開することを可能とするBeyond5G/6Gに関して議論がはじまりつつあります。ユーザと基地局を結ぶ無線接続の性能向上はもちろんのこと、無数の基地局をつなぐネットワークに対する要求性能も極めて高いものになります。本講座ではテラヘルツ波を発生・検出する技術に加えて、光ファイバによる有線ネットワークと電波による無線ネットワークを高度に融合させてテラヘルツを自由に操ることの可能とする光無線融合技術の研究動向についても紹介します。これらの研究開発は現在進行中ですが、関連する先端技術は鉄道や空港などのインフラや電波天文などの先端科学の分野では実用化が進みつつあります。ハイエンド技術が将来の身近な技術を先導する実例として、これらの動向を説明しつつ、将来技術を予測してみたいと思います。

【プログラム】
1.光電波融合ネットワーク
 1.1 移動通信システムとネットワーク
 1.2 面的拡大への課題
 1.3 5Gネットワークの特徴
2.Beyond 5G/6Gに向けた国内外の動き
 2.1 莫大な数のアンテナをつなぐネットワーク
 2.2 国内外の研究動向
3.ネットワークで電波を送る
 3.1 光ファイバで無線波形を送る
 3.2 デジタルとアナログの境界
 3.3 センサーとの融合
4.交通インフラ向けシステム
 4.1 光ネットワークとミリ波レーダー融合技術で滑走路監視
 4.2 高速鉄道向け100GHz通信システム
5.テラヘルツ無線システム実現のための最新技術
 5.1 デバイス開発の動向
 5.2 光技術との融合
 5.3 測定技術の進展

【質疑応答・個別質問・名刺交換】

<14:30〜16:30>
2.共鳴トンネルダイオードを用いたテラヘルツ波無線通信技術
東京工業大学 鈴木 左文 氏  

【講座概要】
共鳴トンネルダイオードはテラヘルツ光源の有力な候補として、現在、国内外に研究が広まっています。デバイスサイズは1mm角以下と小さく、室温・省電力動作が可能であり、高速変調機能や周波数可変機能を有することから、ポスト5Gで導入が検討されるテラヘルツ無線通信への利用や、レーダーイメージングを用いたセキュリティ・検査装置など様々な応用への展開が期待されています。本講座では、共鳴トンネルダイオードテラヘルツ発振器の基本的な原理から、どのように高性能化が行われたのかなどの進展、および、実際に無線通信などのテラヘルツ応用に利用した場合の特性などについて解説し、最後に今後のテラヘルツ分野の展望について議論していきます。

【プログラム】
1.共鳴トンネルダイオードテラヘルツ発振器
 1.1 共鳴トンネルダイオードの動作原理
 1.2 共鳴トンネルダイオードテラヘルツ発振器の基本構造と発振原理
2.デバイスの高周波化・高出力化
 2.1 高周波化に必要な要素
 2.2 層構造および共振器改良による高周波化
 2.3 単体高出力化のための構造
 2.4 アレイによる出力合成
3.デバイスの高機能化
 3.1 高速変調特性
 3.2 周波数可変発振器
4.共鳴トンネルダイオード発振器を用いたテラヘルツ無線通信とその他の応用
 4.1 OOK変調を利用した650GHz帯無線通信
 4.2 周波数・偏波多重
 4.3 レーダーイメージングなどへの展開

【質疑応答・個別質問・名刺交換】