絶縁破壊・劣化の基礎、測定・劣化診断と高分子絶縁材料の高機能化
開催日 |
10:30 ~ 16:30 締めきりました |
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主催者 | サイエンス&テクノロジー株式会社 |
キーワード | 電子デバイス・部品 高分子・樹脂材料 計測工学 |
開催エリア | 東京都 |
開催場所 | 【大田区】東京流通センター |
交通 | 【モノレール】流通センター駅 |
高分子絶縁材料(誘電体)のすべてを時間が許す限り徹底解説!
高分子絶縁材料をどのように考え、高機能化していくか?
このセミナーは【会場での受講】の他に、【Live配信】でのご受講が可能です。
※Live配信セミナーは、自宅やオフィスからWebにて受講いただけます。
またテキストは事前に郵送いたします。
高分子の絶縁破壊や劣化のメカニズム、絶縁特性の計測や対策、
「高周波」に関わる内容についても、可能な範囲で解説いたします。
セミナー講師
早稲田大学 理工学術院 教授 大木 義路 氏
【経歴・活動・受賞など】
西安交通大学名誉教授
文部科学大臣表彰科学技術賞
矢崎学術賞
米国電気電子学会フェロー、Forster記念賞、Whitehead記念賞、Ieda記念賞
電気学会フェロー、元副会長、規格調査会前会長、業績賞、進歩賞、著作賞、論文賞(2回)
放電学会 元会長
マテリアルライフ学会「総説賞」
セミナー受講料
49,500円( S&T会員受講料46,970円 )
(まだS&T会員未登録の方は、申込みフォームの通信欄に「会員登録情報希望」と記入してください。
詳しい情報を送付します。ご登録いただくと、今回から会員受講料が適用可能です。)
S&T会員なら、2名同時申込みで1名分無料
2名で 49,500円 (2名ともS&T会員登録必須/1名あたり定価半額24,750円)
【1名分無料適用条件】
※2名様ともS&T会員登録が必須です。
※同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。
※3名様以上のお申込みの場合、1名あたり定価半額で追加受講できます。
※受講券、請求書は、代表者に郵送いたします。
※請求書および領収証は1名様ごとに発行可能です。
(申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。)
※他の割引は併用できません。
※テレワーク応援キャンペーン(1名受講)【Live配信/WEBセミナー受講限定】
1名申込みの場合:35,200円 ( S&T会員受講料 33,440円 )
※1名様でLive配信/WEBセミナーを受講する場合、上記特別価格になります。
※備考欄に【テレワーク応援キャンペーン】とご記入のうえお申込みください。
※他の割引は併用できません。
受講について
※申込の際、備考欄に【会場受講】または【Live配信】のいずれかをご記入ください。
※【Live配信】の申込み受付の締切日も、会場受講のセミナー開催日までですが、事前にテキストを郵送しますので、お早めにお申し込みください。間に合わない場合は後日着となります。
【Live配信セミナー】をご選択の場合、以下の流れ・受講内容となります。
※会場で受講の場合、このサービスは付与されませんのでご注意ください。
・当日のセミナーを、リアルタイムでお手元のPCやスマホ・タブレッドなどからご視聴・学習することができます。
・開催当日、S&T会員マイページ(無料)にログインいただき、ご視聴ください。
・セミナー資料は事前に印刷・郵送いたしますので、なるべくお早めにお申し込みください。
・開催日時にリアルタイムで講師へのご質問も可能です。
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セミナー趣旨
電気を使用する全ての機器やデバイスにとって、必須の絶縁を担っているのは、多くの場合、高分子である。機器の小型化や高機能化に伴い、高分子絶縁体はますます苛酷な環境に置かれるようになって来ており、絶縁破壊や絶縁劣化の懸念が避けられない。本セミナーでは、高分子絶縁体(誘電体)の性質について基礎的な考え方を講義した後、高分子の絶縁性(絶縁破壊と絶縁劣化)、中でも絶縁破壊や劣化のメカニズムや絶縁特性の計測や対策(防止方法)に焦点を当てて分かり易く講義していきます。
最後に、時間が許す限り、汎用高分子とエンジニアリングプラスチック・スーパーエンプラ、さらに、最近の話題となっている高分子である生分解性高分子の電気的物性を詳しく紹介していきます。世界的に大きな話題となっているナノコンポジット化による更なる機能性向上を目指す研究の現状についてもできるだけ詳しくお話しします。また、報告例の少ない高周波領域での複素誘電率の周波数依存性の実測例も詳しく紹介していきます。
習得できる知識
- 絶縁破壊や劣化のメカニズム
- 絶縁特性の計測法
- 絶縁破壊や劣化の対策(防止方法)
- 高分子の電気絶縁特性の実例
- 汎用高分子・エンジニアリングプラスチック・スーパーエンプラ・生分解性高分子の電気的物性
- ナノコンポジット化による機能性向上
セミナープログラム
1.誘電体とは?
1.1 誘電体の重要性(誘電体の性質と用途)
~電気の時代にも、光の時代にも重要~
1.2 誘電体(絶縁体)のエネルギー構造
~導体、半導体、絶縁体のちがい~
1.3 誘電分極
~サブナノ秒から日以上まで~
2.高分子の導電性
2.1 電気絶縁材料としての高分子
~「高分子ならでは」の長所と欠点~
2.2 電気伝導の基礎理論
~イオン、電子、正孔はどのように運ばれるか~
2.3 電極よりの電荷注入
~熱、光、電界はどのように作用するか~
2.4 誘電体内での電荷の発生
~電子、正孔はどのように発生するか~
2.5 空間電荷
~厄介な空間電荷 ~
2.6 高分子の導電性
~「高分子ならでは」の電気伝導~
3.絶縁破壊・劣化とその理論 ~絶縁破壊は何故起こってしまうのか~
3.1 絶縁破壊メカニズムの種類と破壊過程の違い
~電子的破壊から純熱的破壊まで~
3.2 絶縁劣化の種類とそのメカニズム
~部分放電劣化からトラッキングまで~
4.用途に応じた絶縁破壊や劣化の対策 ~こうすれば絶縁破壊は防げる~
4.1 電界集中の防止
~電界を下げる工夫~
4.2 電極配置/機器構造の最適化
~破壊を防ぐ知恵~
4.3 材料・材質の選択
~材料選択の考え方~
5.導電性・絶縁性の測定と劣化診断の技術
5.1 導電率
~導電率を正しく測るためには~
5.2 絶縁破壊電界
~簡単には測れない真の値~
部分放電、沿面放電の防止
5.3 空間電荷
~最近可能となった空間電荷測定~
5.4 ケーブルの劣化診断の一手法
~高感度なFDR法~
6.特殊環境下で使用される高分子絶縁材料
6.1 耐熱性
~耐熱性に対する1つの視点~
6.2 耐放射線性
~意外な材料が放射線に弱い~
7.高分子の複素誘電率の周波数・温度依存性の実測例
7.1 汎用高分子とエンジニアリングプラスチック・スーパーエンプラ
7.2 各種高分子の高周波領域での複素誘電率
7.3 各種高分子のTHz領域での複素誘電率
7.4 生分解性高分子の高周波領域での複素誘電率特性
7.5 生分解性高分子の他の特性
8.高分子絶縁材料の高機能化の実例
8.1 高分子ナノコンポジット(有機・無機ナノコンポジット)
8.2 我が国における実用化例
8.3 高機能化を可能としたメカニズム
□質疑応答・名刺交換□
(※ 会場受講者・・・質疑応答&名刺交換可。講師メールに質問可)
(※ Live受講者・・・チャット機能で質問可。講師メールに質問可)