流体機械におけるキャビテーション現象と機器損傷の予測
開催日 |
10:30 ~ 16:30 締めきりました |
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主催者 | (株)R&D支援センター |
キーワード | 機械技術一般 |
開催エリア | 東京都 |
開催場所 | 【北区】滝野川会館 |
交通 | 【JR】上中里駅 【地下鉄】西ケ原駅 |
流体機械でキャビテーションが発生してしまった場合、
壊食量を予測する手法について解説!
セミナー講師
福井大学 名誉教授・工学博士 服部 修次 氏
【略歴】
1980.12 福井大学工学部助手
1982.9 アメリカ合衆国ミシガン大学にて共同研究(1年間)
1984.9 アメリカ合衆国NASAルイス研究所(現グレン研究所)にて共同研究(1年間)
1991.6 福井大学工学部助教授
1995.10 フランスグルノーブル大学機械研究所にて共同研究(2ヶ月)
1998.3 福井大学工学部教授
2006.4 福井大学大学院教授
2015.3 福井大学定年退職,福井大学名誉教授
【学協会での役職】
日本機械学会 フェロー会員(2006.3~2015.3)
日本機械学会 北陸信越支部長(2014.3~2015.3)
日本材料学会 北陸信越支部長(2007.5~2009.5)
ターボ機械協会 ポンプのキャビテーション研究分科会 主査(2009.5~2015.5)
セミナー受講料
55,000円(税込、昼食・資料付)
■ セミナー主催者からの会員登録をしていただいた場合、1名で申込の場合49,500円、
2名同時申込の場合計55,000円(2人目無料:1名あたり27,500円)で受講できます。
備考欄に「会員登録希望」と希望の案内方法【メールまたは郵送】を記入ください。
(セミナーのお申し込みと同時に会員登録をさせていただきますので、
今回の受講料から会員価格を適用いたします。)
※ 2019年10月1日以降に開催されるセミナーの受講料は、お申込みいただく時期に関わらず
消費税が10%になります。
※ 会員登録とは
ご登録いただきますと、セミナーや書籍などの商品をご案内させていただきます。
すべて無料で年会費・更新料・登録費は一切掛かりません。
セミナー趣旨
流体を取扱う機械や部材では、装置の小型化、高速化を推し進めるときに必ず直面する問題がキャビテーションです。キャビテーションは、流速の増加に伴って発生する気泡の連続的な発生及び消滅現象であり、キャビテーションが発生すると、性能は低下し、振動、騒音が発生するだけでなく、部材が損傷して装置を破壊するなどの様々なトラブルが発生します。こうした問題を解決するには、キャビテーションの発生メカニズム、発生条件、損傷メカニズム、損傷に影響する因子を十分に理解し、把握しておく必要があります。キャビテーションが発生しない条件で設計するのが望ましいが、過酷な使用条件によりキャビテーションが発生してしまった場合に壊食量を予測する手法について解説します。本セミナーの講師は、キャビテーション損傷の問題に35年以上取組んでいる日本でも数少ない研究者です。
習得できる知識
・キャビテーションの発生原因
・キャビテーションのタイプ
・キャビテーション発生の解析方法
・気泡の発生,崩壊の機構
・損傷機構
・損傷予測
セミナープログラム
1.キャビテーションの基礎
1-1.キャビテーションの発生原因
1-2.キャビテーションの様子と分類
2.気泡の発生及び崩壊のメカニズム
2-1.気泡の発生条件
2-2.キャビテーション数の定義
2-3.気泡崩壊のメカニズム
2-4.Rayleigh Plessetの式
3.キャビテーション損傷の事例
3-1.気泡崩壊による圧力
3.2.船のスクリュー
3-3.弁の壊食
3-4.ポンプの壊食
3-5.エンジンでの壊食
3-5.その他の装置での壊食
4.キャビテーション試験装置
4-1.磁わい振動装置
4-2.キャビテーション噴流試験装置
5.損傷のメカニズム
5-1.気泡崩壊時の圧力
5-2.各種金属材料の損傷過程
6.損傷に影響を及ぼす因子
6-1.粘性
6-2.温度
6-3.音響インピーダンス
6-4.流速
6-5.キャビテーション数
6-6.振幅
7.各種工業材料の損傷
7-1.炭素鋼
7-2.ステンレス鋼(含二相ステンレス鋼)
7-3.鋳鉄
7-4.銅合金
7-5.チタン合金
7-6.プラスチックス
8.実機でのキャビテーション損傷予測
8-1.ポンプの損傷予測
8-2.損傷の経時変化予測
9.キャビテーション壊食に関する最近の話題
【質疑応答・名刺交換】