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QUESTION 質問No.512

実験計画法について

生産品質工学(タグチメソッド) |投稿日時:
L12やL18などの品質工学の直交表を実験計画法に使用することは可能でしょうか?

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ANSWER
回答No1 | 投稿日時:


電気屋さん、

目的によって、YesともNoともいえます。
目的がロバスト性の最適化であればYesです。
是非使ってください。
制御因子を割り付けてください。

因子間の交互作用をみたいのであればNoです。

目的は何でしょうか?
あまり答えになっていませんが、目的がわからないと助言ができません。

一つ言えるのは実験を組んで複数の要求項目を測りトレードオフすることはお勧めしません。

例えばDCモーターの場合の振動、騒音、熱、寿命、力率など測って良いとこどりは開発の効率が悪いのです。
品質工学では入力である電力を変えて、出力である回転力を測ります。
ノイズとしてモーターの温度をN1=室温、N2=回しっぱなして10分後(発熱後)などとして電力が回転力に変換する効率を β、ノイズの回転力に対する影響を師 σ として、SN比=10log(β^2/σ^2)を最大化することでロバスト性の最適化をします。結果、振動、発熱量、騒音、寿命、消費電力のすべてが改善したという事例が知る限り日本で2件、米国で1件あります。

機能は何かしらのエネルギー変換ですから、ノイズを振って機能を測りSN比の最大化を目的とすることが技術的な戦略です。間違いなく無駄な仕事が減ります。

是非考えてください。

以上です。