メールマガジン バックナンバー

ものづくり白書の膨大なデータには毎年感心させられます。 (2013/06/05配信)

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もうすぐものづくり白書発行 【ものづくり革新便り2013年6月5日号】
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早々と梅雨に入ったかと思ったら、
あっという間に中休みですね。
皆様の地方はいかがですか?




毎年6月は、ものづくり基盤技術振興基本法第8条に基づく年次報告(通称:
ものづくり白書)が発表されます。
縦割りで名高い永田町にあって、経産省、厚労省、文科省が仲良く
連名で出すのが興味深いところです。
産業政策の効果はなかなか現れませんが、
この白書の膨大なデータには毎年感心させられます。




先月から始めたブログのネタとして、
ほぼ毎日少しずつ個人的意見を加えて投稿していますので、
コメントなどいただけると嬉しいです。
 http://ameblo.jp/oscar0428/





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今号の内容
 1.VCP-Netキックオフシンポジウムへの参加報告
 2.新登録専門家のご紹介
 3.共催セミナーご案内
 4.品質工学会発表大会のお知らせ
 5.新着掲載記事
 6.クオリティトーク「Quick DRによる未然防止@日産」のご案内
 7.技法解説#54:回帰分析
 8.お役立ちメルマガ紹介
 9.書籍紹介:「SQC理論と実際」(圓川隆夫、宮川雅巳)
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 1.VCP-Netキックオフシンポジウムへの参加報告




5月31日に筑波大学東京キャンパスで開催された価値創生プロセス実践知
開発ネットワーク(VCP-Net)のキックオフシンポジウムに参加しました。
この構想は新領域融合研究センターと日本規格協会が中心となり、
企業と大学の関係者が協力し、多彩な技法を組み合わせて
価値創造のプロセスを考えていくというものでした。




方向性はものづくり革新ナビに近いものがあり、
この成果を製造業の現場に反映するために、
当社も力を惜しまず協力してまいります。




シンポジウムの最後にこのネットワークの会員を募集していました。
関心のある方は下記のアドレスからアンケートに答えて参加しましょう。
このメルマガの購読者は、絶対に参加する価値があります。
 http://goo.gl/IwcNA





 2.新登録専門家のご紹介
今月新たに仲間になった野田昌太郎さんは、少子高齢化やアジア諸国との
競合に対応する製造業の課題を得意とする戦略策定、マーケティング、
製品企画の専門家です。
九州を中心に大手/中堅企業を支援してきた実績豊富な実力者です。
 http://www.monodukuri.com/specialists/profile/45





3.共催セミナー案内




ものづくり革新ナビの登録専門家が講師をつとめる
日刊工業新聞社主催のセミナーです。
都合がつけば参加して、専門家の話を直接聞いて下さい。




(1)6月6日「設計起因の品質問題を直す設計と設計審査」本田陽広
  http://www.monodukuri.com/seminars/detail/17
(2)6月11日「ヒットを生む顧客価値創造の商品開発」石川朋雄
  http://www.monodukuri.com/seminars/detail/36
(3)6月12日「事例で学ぶ生産財メーカーのHP活用法」宮本栄治
  http://www.monodukuri.com/seminars/detail/37
(4)6月19日「TRIZは問題解決思考をプロセス化する」桑原正浩
  http://www.monodukuri.com/seminars/detail/39
(5)6月21日「坂の上の雲に学ぶモノづくり次世代リーダー」津曲公二
  http://www.monodukuri.com/seminars/detail/38




また、次の企画も共催しています。




(6)7月6,7,13,14日「必ず成果の上がる鈴木流5Sのノウハウ 」鈴木甫
  http://www.monodukuri.com/seminars/detail/35




さらに、直前ですがこの主催セミナーもまだ間に合います。
(7)6月6日「取り上げられるためのプレスリリース」島野裕子
  https://www.facebook.com/events/527151647342363/





 4.品質工学会発表大会のお知らせ




例年強烈な熱気に包まれる品質工学会の本年発表大会は、
6月20、21日に大井町きゅりあんで開催されます。
今年のスローガンは「品質工学の果たすべき役割を探る」で、
転換期が続く産業界を統合する技術評価として期待される
品質工学に関して、研究と事例95件が発表されます。




熊坂は初日午前C会場の司会を拝命しましたので、
会場にてお会いしましょう。
 http://www.qes.gr.jp/meeting/index.htm





 5.新着掲載記事




5月後半は、5件の解説と1件の事例を新たに掲載しました。
解説:
(1)設計業務のコツ8カ条
    http://www.monodukuri.com/gihou/article/139
(2)技術者人生を楽しく過ごすには
    http://www.monodukuri.com/gihou/article/140
(3)MTシステム超入門第1回、第2回
    http://www.monodukuri.com/gihou/article/141
    http://www.monodukuri.com/gihou/article/143
(4)革新的アイデアに市場ニーズ評価は不要か?
    http://www.monodukuri.com/gihou/article/142
事例:
(5)開発業務の進め方(直噴エンジン用ポンプ事例)
 http://www.monodukuri.com/jirei/article/67
 ★このページから、実際の開発報告書ダウンロードサンプルが
 ダウンロード可能です





 6.クオリティトーク「Quick DRによる未然防止」のご案内




設計変更の新規性が高い場合はFMEA等をツールとしたFull Process DR、
比較的変更規模が小さい場合には変更点・変化点に着目したQuick DR
という2つのデザインレビューを効果的かつ効率的に使い分ける
日産の体系を、大島恵氏 (ボッシュ)と
奈良敢也氏(日産自動車)が紹介してくれます。
日本品質管理学会主催で、6月17日(月)18:00より日科技連東高円寺
ビルにて開催!
 http://www.jsqc.org/q/news/events/index.html#h250617





 7.技法解説#54:回帰分析
狙いとする特性(目的変数)に対して、説明変数が組み合わされた
サンプルデータから、各説明変数の効果を解析し、
回帰式(予測式)を導き出します。
説明変数が一つの時に単回帰、二つ以上の時が重回帰分析です。
回帰式と実際のデータの残差二乗和が最小になるように
偏回帰係数を推定するため、膨大な計算量になりますが、
今ではExcelアドインである分析ツールを使って
一瞬にして解析できてしまいますので、どんどん活用しましょう。
 http://www.monodukuri.com/gihou/article_list/49





 8.お役立ちメルマガ紹介




ものづくり革新ナビ登録専門家で工場コスト削減コンサルタントの
羽根田さんが編集長を務めるメールマガジンを紹介します。




○タイトル:「工場長・製造部長のコスト削減マネジメント」
○テーマ:装置産業向けに省エネ・歩留り向上・物流など、コスト削減の
ヒントを提供します。
○発信元:日本ビジネス革新コンサルティング株式会社(JBIC:ジェイビック)
国内の装置産業をメインに、300件以上のコスト削減実績と
96%の削減目標達成率を誇ります。
○無料で月2~3回発行しています。
 http://www.hinkai.com/modules/a_com5/index.php?content_id=6





 9.書籍紹介:「SQC理論と実際」(圓川隆夫、宮川雅巳)




SQC(統計的品質管理)の参考書と言えば、数式を使った説明がどっと並んで
いるものもあるが、本書は厳密な解説というよりも実用にあたっての重要
事項を重点的に解説しています。
構成は3部からなっており、第1部基礎編ではSQCで重要な「層別」を
重点的に説明し、第2部工程の管理解析編では、分析の目的を要因解析型と
内部関連型に大別して各種のツールを解説し、第3部実験研究編では
実験の計画から解析にかけて、筆者なりに合理的とステップと方法論を
解説しています。
今から20年以上前の書籍にも関わらず、第3部にはタグチメソッドの考えを
大きく取り入れた先進的な内容と評価されます。
 http://www.asakura.co.jp/books/isbn/978-4-254-12607-5/




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インフレにならないうちにと、家の外壁を塗り替えています。
なかなか色が決まりませんでしたが、カミさんと散々あちこちの壁の色
めぐり(?)してようやく決まった色です。
同じクリーム色でもバリエーションが多かったのですが、塗ってみると
なんだか普通の感じ。
車にしても、パソコン、洋服、時計にしても、
何かを選ぶ時って絶対性格が現れますよね。