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品質管理学会年次大会の報告(2010/11/01配信)

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  ものづくり工学通信    2010年11月1日号
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ものづくりに日夜奮闘されている皆様、

今年度の品質工学会長は株式会社IHI元社長の伊藤源嗣氏です。たまたま
学会のWebサイトを見ていたら、的を得た会長の言葉が掲載されていまし
た。 http://www.qes.gr.jp/qes/society/10ito.html
現在の産業低迷を脱するには、旧来に増して技術革新が必要な事は疑いの
余地がなく、その方法論をこそ今活発に議論すべき時です。

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 今号の内容
  1.品質管理学会年次大会の報告
  2.MTAddIns おためしソフト変更
  3.アイデエーションTRIZソフト紹介  
  4.TOCシンポジウムのお知らせ 
  5.第17回 品質機能展開(QFD)シンポジウム
    6.「経営システム」最新号特集から
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1.品質管理学会年次大会の報告
 10月30日(土)成城大学にて開催されました。台風の通過時間と重なり
 どうなるかと思いましたが、開催中にピークが過ぎたようで混乱もなく
 終了しました。
 60件の発表が5会場に分かれたため、1会場当たりの参加者が少なく、い
 まひとつ熱気が感じられません。
 懇親会の席では、前週インド開催のANQで石川賞を受賞した赤尾先生
 が、アジア各国の盛況な発表と対比して会員の奮起を促す場面もありま
 した。
 私の発表「品質マネジメント側面から観たものづくり工学マトリクス」
 への反応は期待ほどでなかったものの、マトリクスを希望する方や次回
 を期待する方など嬉しいひと時もありました。
 http://www.jsqc.org/q/news/events/index.html#101030-2

2.MTAddIns おためしソフト変更
 MTシステムが手軽に使えるアングルトライ社のAddInsシリーズには、
 1か月無料で使えるおためしソフトがありましたが、これまではMT法
 のみが対象でT法が使えませんでした。
 最近、MT法とT法の両方に対応するバージョンが出たのを機に、おた
 めしソフトも両法対応版が出ました。
 実際に使ってみると有効性が良く分かりますので、お試しをお勧めしま
 す。
 http://www.angletry.com/modules/smartsection/item.php?itemid=8

3.アイデエーションTRIZソフト紹介
 米国アイディエーション社のTRIZ支援ソフトは、クラシックTRIZ
 に改良を加え、ソフトが指示する手順を追っていく事で自然にTRIZ
 の効果を獲得できるのが特徴です。
 これまでの代理店を経由した販売が、5月からアイディエーションジャ
 パンの直販体制となり、価格体系も多様かつ低価に変更されました。
 IWB(Innovation Work Bench)が基本ですが、オペレータと呼ばれる
 発明原理に類するものに機能を限定したIBS(Innovation Brain
 Storming)は、何と税込21000円という低価格です。
 初心者がこれだけ持っていても難しそうに思いますが、十分な訓練を
 受けた人であればかなり有効に使えそうです。
 まずは3時間無料セミナーの受講をお勧めします。
 http://www.ideation.jp/menu06/
 
4.TOCシンポジウムのお知らせ 
 TOCの普及促進を図る日本TOC推進協議会は、普及を加速させるべく、
 11月25日(水)に東京お台場のTFTビルにてTOCシンポジウム2010を開催
 します。
 ここにきて着実な動きのTOC界ですが、日本で初めてTOCを紹介した河田
 氏の基調講演に始まり、最新の動向や実践での成功例など、導入/強化を
 検討している方には貴重な内容になっています。
 http://www.j-toc.jp/2010symposium.html

5.第17回 品質機能展開(QFD)シンポジウム
 関係者の意識共有に絶大な効果を発揮するQFDですが、今年も千駄ヶ谷の
 日科技連本部ビルにて11月26日(金)にシンポジウムが開催されます。
 今回は原点に回帰し、日産、アルプス電気、ヤマハ発動機といった企業
 や学際関係者から、品質保証を確実に進める事例が報告されます。
 前日には基本的な使用法に関するチュートリアルが設定されていますの
 で、初級者の方にもお勧めできます。
 http://www.juse.or.jp/tqm/138/

6.「経営システム」最新号から「ものづくり、コトづくり、ひとづくり」
 経営工学会誌の最新号は、ものづくり全般のトピックスを関西方面中心
 の有識者による報告です。
 イノベーション、カイゼン、戦略、ソリューションといった単語が乱れ
 飛ぶ9編の論文は、いずれも当世の課題をえぐった秀作ですが、うち4編
 にMOTに関する記述がありました。
 IEに起源を発する経営工学ですが、テクニカルな手法で制御できる現
 場は海外に移転し、国内に残された我々は否が応でもコンセプチャルな
 領域に入らざるを得ないとあらためて感じた次第です。
 http://www.jimanet.jp/journal/paper/system/index.html

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本日届いた「月刊技術士」の11月号に、私の寄稿が掲載されました。
3年目になる山梨県品質工学研究会活動を、「社会への発信」というテーマ
でまとめたものです。
相変わらず冷静に淡々と書き綴ってしまいましたが、これを読んで自分も
何か公益活動をしてみようと、一人でも思ってくれれば嬉しいですね。

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