整理整頓事例、事務所と現場

今回は、整理整頓事例から、2点紹介します。

1. 作業標準

 現場事務所での事例です。

「生産指示にある作業標準を、ココから取り出すんです」
「明日の計画にある A社向け品番xxxの標準を出し見てください」

(A社のトレーを引き出す)
(A社20枚程度を取り出し、上から順番に、該当品番を探す)

「ああ、ありました。これです」
「なんだか、やっかいですね。使用後、返すときは、A社の一番上に置くんでしょうね。」
「きっと、そうなります」
「顧客名の次には、当然品番順に並んでないと探さざるを得ないですよ。だけど、顧客別トレー引き出し方式では、一発検索とはいきませんね」

(横にあるキャビネをいくつか開けて)

「ホラ、このキャビネに、立てて置いてはどうですか?顧客名・品番順に並べて、作業標準を抜き出す時には、抜き出した位置に、”使用中”台紙でも目立つように、置いておくと、すぐに返す場所もわかると思います」

「ああ、確かに、これなら、取り出しやすく、また、苦労なく所定の場所に返せるから、運用と維持が出来そうです。早速、キャビネに置き換えることにします。」

 
 

2. 完成品棚現場

 完成品棚現場での事例です。

「出荷手順を教えてください」
「この出荷一覧を見て、完成品を取りに行きます」
「では、この3行目の品番xxxxを例に、行ってみてもらえますか?」
「はい」

(移動)

「だいたいの場所はわかっていますので、この辺りまで来て、、、、」

 (見つからず)

「何度か置く位置を決めてるんですけど、すぐに、皆いろんなところに置いて崩れていくんです。表示が悪いんでしょうか?」

「量も変動するから、ある程度柔軟性も必要でしょう。まずは、大きな製品区分毎に、ブックエンドみたいな...

仕切りを入れてみては、、表示は、進行方向に対して正面に見えるように、それから、この現品票の印字、もっとデカク、太くならないでしょうか?」

「まず、この一画で、形を作ってみます」

「ホームセンターxxxの表示(向き、大きさ、色など)や、形状・重さに応じたものの置き方は、参考になると思いますよ」

 

◆関連解説『生産マネジメントとは』

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