ロボット制御に関連して

 
  
 
 今回は、6軸の複数台数、複数メーカーのロボットを使用している現場を想定します。
 
 ロボット制御に関連して、複数台数のロボットをプログラミング出来て、実機ロボットでのティ―チング削減、ロボットを長時間停止させることない生産性の向上など、複数メーカのロボットデータが登録済のツール、ロボットプログラミングの効率を向上してくれるツールを導入する時の留意点について解説します。
 

1. 複数台数でしかも複数メーカーのロボットをプログラミングする

 この場合の留意点としては、ロボットの位置や速度といったロボットの条件以外にそれぞれのロボットのハンドの大きさや重量なども正確に反映する必要があります。
 

2. 実機ロボットでのティ―チング時間を削減する

 オフラインプログラミングを導入するということを想定します。この場合の留意点としては、実機での干渉問題があります。オフラインプログラミングの場合は機器のCADデータでロボットの動作経路を決めますが、機器そのものの形状以外に、配管や配線といった付属物があるため実機では必ずと言っていいほど干渉問題が発生します。
 
 この付属物をいかにデータに取り込むかが後のティーチング修正時間の削減につながります。
 

3. ロボットを長時間停止させることなく生産性を向上する

 この場合の留意点としては...
、ロボット同士の干渉や待ち時間の問題があります。
 
 ロボット同士の干渉や待ち時間の発生を防ぐには各ロボットの作業分担をいかにうまく割り振るかが重要です。ロボット同士の作業エリアが重なったり、遊んでいるロボットがいないように各ロボットの作業エリアと動作タイミングを均等に割り振ることを考えて下さい。
 

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