<新たな規制と課題への対応>フタル酸エステル類の規制動向と実務対応~移行性・代替物質の検討・実務対応等~

41,800 円(税込)

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開催日 12:30 ~ 16:30 
締めきりました
主催者 株式会社 情報機構
キーワード 化学技術一般   安全規格   環境規格
開催エリア 東京都
開催場所 【千代田区】中央大学駿河台記念館
交通 【JR】御茶ノ水駅 【地下鉄】新御茶ノ水駅・小川町駅・淡路町駅

RoHS指令の使用規制に伴い生じた問題等をふまえ、
フタル酸エステル類規制の最新情報を提供します!

セミナー講師

(一社)東京環境経営研究所 理事長  松浦 徹也 先生
可塑剤工業会 技術部長 工学博士  柳瀬 広美 先生
日本電子(株) 科学・計測機器営業本部 SI販売促進室
MSグループ シニアスペシャリスト  田村 淳 先生

セミナー受講料

1名38,000円 + 税、(資料付)
 *1社2名以上同時申込の場合、1名につき28,000円 + 税
 ※消費税につきましては講習会開催日の税率にて課税致します。
 *学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。

セミナー趣旨

 フタル酸エステル類は、可塑剤としての用途の他、数々のプラスチック製品に使用されています。
しかし、フタル酸エステル類はヒトへの有害性の懸念から、国内外において含有制限等の様々な
規制を受けています。
 このような状況の中、2019年7月から、EUで流通する電気電子製品でフタル酸エステル4物質の
使用がRoHS指令で規制されています。
 フタル酸エステル類は、非意図的な汚染や誤検出が起こりやすい成分のため、より精度の高い
分析・評価が必要となります。また、フタル酸エステル類の代替物質への移行に伴い、
製造・輸送時等に様々な問題が生じる可能性があります。
 本セミナーでは、国内外のフタル酸エステル類に関する規制動向を中心に、新たな規制に
伴い生じる様々な課題とその対応法・考え方について講義します。

受講対象・レベル

 ・フタル酸エステル類を使用している材料メーカー・部品メーカー担当者
 ・その他、製品に含有される化学物質への対応の考え方を知りたい方など

習得できる知識

 ・改正RoHS指令及びその他各国におけるフタル酸エステル類の規制動向
 ・フタル酸エステル類の分析方法
 ・フタル酸エステル類の移行問題への対応法等

セミナープログラム

1.フタル酸エステル類の基礎知識(柳瀬先生)
 ・フタル酸エステル類とは(原料、化学構造)
 ・フタル酸エステル類の特性(物理化学的性質)
 ・フタル酸エステル類の安全性(健康影響、種差)
 ・可塑剤とは
 ・フタル酸エステル類の用途・使用状況(世界、地域の市場、用途)
 ・フタル酸エステル類の代替物質
 ・フタル酸エステル類の移行性

2.フタル酸エステル類の分析方法(田村先生)
 ・ガスクロマトグラフ-質量分析法(Gas Chromatography ? Mass Spectrometry; GC-MS)の基礎
 ・IEC 62321-8で推奨されている分析法について
  ~精密分析:溶媒抽出GC-MS法
  ~スクリーニング:Py(pyrolyzer)/TD(thermal desorption)-GC-MS法
 ・IEC 62321に含まれない新しい分析法
 ・今後のIEC 62321の動向

3. フタル酸エステル類の規制動向(松浦先生)
 (1) リスクの考え方
 (2) EUの規制動向
   ・摘発状況
   ・REACH規則の規制
   ・RoHS指令の規制
 (3) 米国の規制動向
   ・CPSCの規制
   ・Prop65の規制
 (4) 欧米以外のフタル酸エステル類の規制
   ・中国 玩具規制
   ・韓国 子供製品安全特別法等 等
 (5) 簡易測定
   ・FT-IR/Raman分光による移行測定

4. CAS(Compliance Assurance System)の考え方と遵法対応(松浦先生)
 ・NIAS(Non-Intentionally Added Substance)対応とGMP
 ・法的要求事項の自社システム(ISO9001など)への統合の考え方
 ・CASと技術文書のひな型

5.Q&A