ナノ構造化による熱伝導制御技術と熱電変換デバイス〜フォノンエンジニアリングの基礎と応用〜

41,800 円(税込)

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開催日 12:30 ~ 16:30 
締めきりました
主催者 株式会社 情報機構
キーワード 応用物理一般   ナノ構造化学   電子デバイス・部品
開催エリア 東京都
開催場所 【江東区】江東区産業会館
交通 【地下鉄】東陽町駅

熱をいかに取り扱うか? フォノンエンジニアリングを活かす!
熱電変換デバイス・エネルギーハーべスティングへの応用

セミナー講師

東京大学 生産技術研究所
  マイクロナノ学際研究センター 准教授 博士(工学) 野村 政宏 先生

2010年 東京大学生産技術研究所 准教授
2007年 東京大学ナノ量子情報エレクトロニクス研究機構 特任助教
2005年 東京大学ナノエレクトロニクス連携研究センター 特任助手
2005年 東京大学大学院 工学系研究科 物理工学専攻 博士課程修了
    *専門:フォノンエンジニアリング、熱電変換

セミナー受講料

1名38,000円 + 税、(資料付)
 *1社2名以上同時申込の場合、1名につき28,000円 + 税
 ※消費税につきましては講習会開催日の税率にて課税致します。
 *学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。

受講対象・レベル

・フォノンエンジニアリングに興味・関心をお持ちの方
・各種熱電変換ナノ材料の先行調査・研究者・開発者
・エネルギーハーベスティング関連分野に従事している方、着手したい方
・ナノ構造における熱伝導の物理と制御に興味・関心をお持ちの方など
 ※業種・業界は不問とします。

習得できる知識

・ナノスケールフォノン輸送と熱伝導の基礎
・フォノンエンジニアリング・フォノニクスの基礎、原理
・フォノニック結晶の特徴、作製方法
・熱電変換ナノ材料の設計指針
・ウェハ型シリコン熱電変換デバイスの設計指針
・熱電変換デバイスの応用研究事例、課題
・エネルギーハーベスティング応用への展望、可能性 など

セミナープログラム

1 ナノスケールフォノン輸送と熱伝導
 1.1 なぜ「熱」が重要なのか?
 1.2 熱伝導とフォノン輸送の関係
 1.3 ナノスケールでは何が違うのか?
  1.3.1 スケールに依存したフォノン伝導
  1.3.2 フォノンの粒子的描像と波動的描像
  1.3.3 熱伝導を決定する物理的要因
  1.3.4 ナノ構造を利用した熱伝導制御の研究紹介
 1.4 高効率熱伝導制御のための基礎知識
 1.5 フォノンエンジニアリングは何に使えるのか?

2 フォノンエンジニアリングの基礎
 2.1 フォノンの粒子的描像に基づく熱伝導制御
  2.1.1 フォノニック結晶の作製法
  2.1.2 ナノ・マイクロ構造の熱伝導測定法
  2.1.3 ナノ構造Siにおける熱伝導の物理
  2.1.4 ナノ構造SiGeにおける熱伝導の物理
  2.1.5 指向性をもった熱伝導と集熱
 2.2 フォノンの波動的描像に基づく熱伝導制御
  2.2.1 フォノニクスと研究の歴史
  2.2.2 フォノンとフォトンの類似性と相違性
  2.2.3 熱を光のように操れるのか?
  2.2.4 フォノニック結晶とバンドエンジニアリングの基礎
  2.2.5 フォノニック結晶中の熱伝導計算のしかた
  2.2.6 熱の波動性を用いた直観に反する物理
  2.2.7 フォノニクスに基づく熱伝導制御

3 フォノンエンジニアリングの応用と展望
 3.1 さまざまな場面に登場するフォノン
 3.2 熱電変換材料開発への応用
  3.2.1 熱電変換の基礎
  3.2.2 熱電変換材料の利点と課題
  3.2.3 熱電変換ナノ材料開発の歴史と現状
  3.2.4 高効率化に重要なポイント
  3.2.5 最適設計による高効率化の実証
 3.3 ウェハ型Si熱電変換デバイスの開発
  3.3.1 熱設計の観点から
  3.3.2 電気的観点から: 内部抵抗とパワーマネジメント回路
 3.4 熱電エネルギーハーベスティングで留意すべき点
 3.5 熱電変換デバイス搭載製品と課題
 3.6 高熱伝導放熱材料
 3.7 エネルギーハーベスティングへの展望

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