〜簡便・非侵襲・精度の高い〜生体情報による感情、無意識情報の計測

顔面皮膚温、アイトラッキング、非接触心拍計測、脳波…
具体的な計測テクニック、データの評価と製品開発への活かし方!

セミナープログラム

<10:00〜11:30>
【第1部】 顔面皮膚温に基づく感性評価と留意点
青山学院大学 理工学部 電気電子工学科 教授 野澤 昭雄氏

講演趣旨
顔面皮膚温はサーモグラフィ等を利用することにより、非接触 かつ非侵襲的に生理状態を評価可能な生理指標となります。この顔面皮膚 温に基づいて感性を評価・ 推定する方法に関して、生体システムのメカニズ ムに基づく原理、計測方法、留意点な どを概説します。

講演項目
1. 生体システムとその計測
2.顔面皮膚温に基づく感性評価の原理
  2.2 自律神経系活動と皮膚温変動のメカニズム
  2.3 顔面熱画像計測の留意点
  2.4 顔面皮膚温変動の特性と感性評価法
3.鼻部皮膚温に基づく感性評価
4.顔面サーモグラフィに基づく感性評価
5.顔面皮膚温による感性評価に関する最新研究動向

【質疑応答】


<12:15〜13:45>
【第2部】アイトラッキングと脳波による感性計測の留意点
トッパン・フォームズ(株) 営業統括本部 企画本部 マーケティング部 担当部長  菅沼 満 氏

講演趣旨
請求明細書やダイレクトメールなど、企業から個々人に送付される通知物に対して、伝えたい内容を正確に伝わるデザインに改善するために、視線・脳波計測などの科学的手法を取り入れ、顧客満足度・体験価値すなわちUX(ユーザ・エクスペリエンス)の向上を目指した活動を報告します。

講演項目
1.トッパンフォームズが目指すコミュニケーションデザイン
  1.1 感性解析の重要性
  1.2 なぜ意識的な調査だけではなく無意識的な調査が重要なのか

2.アイトラッカー計測について
  2.1 アイトラッカー各種ツールの特徴
  2.2 アイトラッカーでの分析事例

3.感性脳波計測について
  3.1 感性脳波計測ツールの特徴
    1) 脳波の活用
    2) 計測箇所と取得できる脳波
    3) 脳波から感性を読み取る
  3.2 感性脳波計の分析アウトプット例
    1) 感性アルゴリズムの開発例
    2) リアルタイムでの感性が見える
    3) 客観的データの取得
    4) 言葉にしづらいものの見える化

4.アイトラッカーと感性脳波計測を用いた調査事例
  4.1 リアルタイムでの感性が見える
  4.2 客観的データの取得
  4.3 言葉にしずらいものの見える化

5.適応領域拡大の可能性について
  5.1 技能伝承やノウハウの形式知化への応用可能性

【質疑応答】


<14:00〜15:30>
【第3部】非接触心拍計測とストレス、情動の推定
千葉大学 大学院工学研究院 准教授  津村 徳道 氏

講演趣旨
心拍変動の周期から、交感神経系の活性のバランスを判断し、ストレス負荷の様子や感情をみることが可能であることから、カメラを用いた非接触の心拍変動計測システムが注目されている。この手法では非接触で行うため被験者に不快感を全く与えることなく計測が可能である。本講演ではRGBカメラからの皮膚色素成分分析法にもとづき、本情動工学を質感工学に応用うる例など実用的な視点で情動工学・肌光学について講演する。

講演項目
1.RGBカメラからの皮膚色素成分分析法とその応用
  1.1 ヘモグロビン・メラニン色素成分解析法
  1.2 ヘモグロビン・メラニン色素成分解析法と肌質感
  1.3 ヘモグロビン・メラニン色素成分解析法による顔面脈波計測
  1.4 情動計測とその応用

2.分光計測と非侵襲生体計測への応用
  2.1 逆光散乱解析法
  2.2 目のクマの解析
  2.3 肌の多層モデルによる炭酸温熱効果モニタリング
  2.4 血行と自律神経に関する計測

3.質感工学(マーケティング)と情動工学:非侵襲生体計測データの利用
  3.1 主観評価爆発
  3.2 質感工学1.0:次元の削減
    〜2次元での質感表現と評価モデル〜
  3.3 質感工学2.0;クラウドソーシング
    〜生体計測によるマルチモーダル特徴量とマーケティング活用〜
  3.4 質感工学3.0:情動計測によるビッグデータの良質化
    〜非接触心拍変動計測とストレスモニタリングへの応用〜

【質疑応答】


<15:45〜17:15>
【第4部】ウェアラブル脳波計による無意識情報の計測・評価
(国研)情報通信研究機構 脳情報通信融合研究センター 脳機能解析研究室 副室長  成瀬 康氏

講演趣旨
我々はウェアラブル脳波計の開発に成功し、脳波をいつでもどこでも測ることを 可能にした。 本講演では開発した脳波計を簡単に紹介した後に、無意識の可視化と、それを利用した商品開発につながりうる研究成果について紹介する。

【講演項目】
1. 脳波とは何か?
  1.1 非侵襲脳機能計測法
  1.2 脳波の限界

2.ウェアラブル脳波計の開発
  2.1 ウェアラブル脳波計のための電極の開発
  2.2 ウェアラブル脳波計のための小型脳波計
  2.3 ウェアラブル脳波計のためのヘッドギアの開発
  2.4 様々なウェアラブル脳波計の比較

3.ウェアラブル脳波計による無意識情報の計測・評価を目指した研究
  3.1 脳波を用いたニューロマーケティング法
  3.2 脳波を用いたニューロフィードバック外国語学習法
  3.3 脳波を用いた熱中度評価法

【質疑応答】

セミナー講師

1.青山学院大学 理工学部 電気電子工学科 教授  野澤 昭雄 氏
2.トッパン・フォームズ(株) 営業統括本部 企画本部 マーケティング部 担当部長  菅沼 満氏
3.千葉大学 大学院工学研究院 准教授  津村 徳道氏
4.(国研)情報通信研究機構 脳情報通信融合研究センター 脳機能解析研究室 副室長  成瀬 康 氏

セミナー受講料

1名につき60,000円(消費税抜き、昼食、資料付) 
〔1社2名以上同時申込の場合1名につき55,000円(税抜)〕


※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


10:00

受講料

66,000円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込、会場での支払い

開催場所

東京都

MAP

【品川区】技術情報協会セミナールーム

【JR・地下鉄】五反田駅 【東急】大崎広小路駅

主催者

キーワード

人体計測・センシング   感性工学

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