自動車における異材接合の現状・課題と将来展望

セミナーの趣旨


 自動車の軽量化に有効な素材として、超高張力鋼板やアルミニウム合金、さらにはCFRPの採用が期待されている。これらはいずれも難接合性素材であり、さらにそれらを組み合わせるとなると、異材接合は非常な重要な要素となる。既に欧米においては異材接合技術の普及期に入って日が経つが、日本はこれからである。
 主に鋼とアルミニウムの接合を対象とした、既存異材接合技術の特徴と課題、電食対策としての使いこなし術、さらには今後実用化が期待される新技術について紹介する。


学べる内容


構造用素材と各種接合技術の関係性、また長所だけでなく、短所について重点的に理解することが出来ます。


講師


鈴木 励一 氏 (株)神戸製鋼所 技術開発本部 自動車ソリューションセンター マルチマテリアル接合研究室 室長 


セミナープログラム


1. 自動車の車体に用いられる素材の動向と、溶接性に及ぼす変化
 1.1 鉄鋼材料
 1.2 アルミニウム材料
 1.3 樹脂材料
2. 接合法の分類
3. 異材接合の一般的問題
4. 異材接合法のメカニズム的分類
 4.1 異種金属接合可否
 4.2 異種金属接合のメカニズムと強度の関係
 4.3 主な異種金属接合法一覧
5. 異材接合法の種類~(1)機械的接合法
 5.1 機械接合 両側アクセスと片側アクセス
 5.2 メカニカルクリンチ
 5.3 SPR
 5.4 タックリベット
 5.5 ブラインドリベット
 5.6 FDR
 5.7 FDS
 5.8 ImpAcT
 5.9 機械的接合法と超ハイテン鋼板の関係性
6. 異材接合法の種類~(2)機械的接合+溶接法
 6.1 REW
 6.2 New REW
 6.3 FEW
 6.4 EASW
 6.5 ELW
 6.6 RSW with punching rivet
 6.7 継手形状との関係性
7. 異材接合法の種類~(3)直接接合法
 7.1 FSW
 7.2 FSSW(FSJ)
 7.3 制御式抵抗スポット溶接法
 7.4 ブレージング(ろう付け)法
 7.5 爆着
 7.6 電磁圧接
 7.7 摩擦圧接
8. 異材接合法の種類~(4)接着
 8.1 接着剤の効果と将来予想
 8.2 構造用接着材の種類
 8.3 接着剤の強度、剛性向上効果の一例
 8.4 接着剤の施工能率
 8.5 接着剤による接合点削減と設備共通化期待
 8.6 接着性能に及ぼす素材の影響
 8.7 接着剤活用の課題
9. 欧州で実用化されている異材接合法の実績
10. 電食対策
10.1 異材接合部の電食対策の基本
10.2 隔てる; 接着材併用策
10.3 覆う; シール剤
10.4 皮膜処理
10.5 各種電食対策法の実験例
11. 従来接合法の課題
12. 開発中の新異材接合法の紹介
13. 今後の展望
14. 総括
  【質疑応答】


受講料


43,200円 (Eメール案内希望価格:1名41,000円,2名43,200円,3名64,800円)
※資料付(ご希望の方は、申込みフォームの備考欄に「Eメール案内希望」と記入してください。ご記入いただくと、今回から割引受講料で受付が可能です)
※Eメール案内希望(無料)される方は、通常1名様43,200円から
 ★1名で申込の場合、41,000円
 ★2名同時申込の場合は、2名様で43,200円(2人目無料)
 ★3名同時申込の場合は、3名様で64,800円※2名、3名同時申込は同一法人内に限ります。
※2名、3名様ご参加は2名、3名様分の参加申込が必要です。
 ご連絡なく2名、3名様のご参加はできません。
※Eメール案内を希望されない方は、2名または3名同時申込価格は適用されません。「 43,200円×ご参加人数」の受講料になります。


※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


13:00

受講料

43,200円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込

開催場所

東京都

主催者

キーワード

自動車技術   金属材料

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自動車技術   金属材料

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