製品含有化学物質管理とchemSHERPA活用【2日間講座】
開催日 |
10:30 ~ 16:30 締めきりました |
---|---|
主催者 | 株式会社 情報機構 |
キーワード | 化学技術一般 情報マネジメント一般 安全規格 |
開催エリア | 東京都 |
開催場所 | 【品川区】きゅりあん |
交通 | 【JR・東急・りんかい線】大井町駅 |
製品含有化学物質管理の基礎知識から実務のコツ、chemSHERPAの説明・演習、効率的な活用方法まで!
※ 2日目はchemSHERPAの動作確認がされたPCをお持ちください。
★ このページは、
6月6日『~実務担当者に向けた~製品含有化学物質管理へのアプローチ』と、
6月7日『~実際に操作して学ぶ~chemSHERPA操作・演習と化学物質管理への活用』
2日間セットのセミナーです。
1日目『~実務担当者に向けた~製品含有化学物質管理へのアプローチ』のみの
お申込みはこちら
https://www.monodukuri.com/seminars/detail/8661
2日目『~実際に操作して学ぶ~chemSHERPA操作・演習と化学物質管理への活用』のみの
お申込みはこちら
https://www.monodukuri.com/seminars/detail/8662
日時
2019年6月6日(木) 10:30-16:30
2019年6月7日(金) 10:30-16:30 【2日間コース】
講師
元 アーティクルマネジメント推進協議会(JAMP)
AIS作成技術委員会委員長 地頭園 茂 先生
【講師紹介】
経歴:製造企業にて製品の開発、設計、技術管理などを担当し、1990年頃より製品含有化学物質の調査回答や管理に従事。退職後は産業界における効率的な情報伝達や管理などの普及を進めている。
活動歴:グリーン調達調査共通化協議会(JGPSSI)委員、アーティクルマネジメント推進協議会(JAMP)AIS作成技術委員・普及委員・事業企画委員・管理ガイドライン作成技術委員・ツール委員、日本電線工業会環境専門委員、経済産業省貿易投資円滑化支援事業専門家、国際標準 IEC/TC111委員、VT62474委員、JAMP AIS作成技術委員会委員長、chemSHERPA成形品ツールワーキング主査などを歴任。
主な著書・共著:製品含有化学物質管理の仕組み構築とその実務。世界の化学品規制・ルールの解釈とその違反回避のための実務。中国化学物質規制対応マニュアル。製品含有化学物質のリスク管理、情報伝達の効率化。
受講料
1名71,280円(税込(消費税8%)、資料・昼食付)
(両日で同じ会社の違う方でも可。※参加される方のお名前を備考欄に記載下さい。)
*1社2名以上同時申込の場合 、1名につき60,480円
⇒ 割引は全ての受講者が両日参加の場合に限ります
*学校法人割引 ;学生、教員のご参加は受講料50%割引
セミナーポイント
【1日目】
~実務担当者に向けた~製品含有化学物質管理へのアプローチ
規制物質の使用制限や高懸念物質の情報提供などを求める法規制が、世界中に広がっています。事業者は法規制に抵触しないように、遵法能力を備えている供給者との取引を望んでいます。取引を増やしたい供給者は、調査や遵法判断などを担当する人材能力を高め、新商品開発や販売戦略などを加速しています。
本講座では担当者が仕事を効率良くこなせるように、関連法規制の最新動向、簡便な情報検索のコツ、管理の仕組み、供給者や供給品の調査、含有物質の情報整備や情報提供の実務などについて、初級者にも理解できるようわかりやすく解説します。また、受講者から頂戴した事前質問を活用して、受講者と講師が双方向のコミュニケーションを図るなど、より活発で有益なセミナーを目指します。さらに受講者には情報収集や自己啓発などに活用できる参考ホームページ集(2019年6月版)も提供します。
■ 参加して得られる知識:
・ 関連法規制の最新動向や簡便な情報検索のヒント
・ 製品含有化学物質管理の仕組み
・ 供給者の調査や管理のコツ
・ 含有物質の情報整備と情報提供の実務
【2日目】
~実際に操作して学ぶ~
chemSHERPA操作・演習と化学物質管理への活用
★★ 演習に使用するパソコンの準備のお願い ★★
本講座では、データ作成支援ツールが動作確認されたPCを受講者にご持参いただき、PCを使ったデータ作成の操作演習を行います。
◆ データ作成支援ツールの動作環境
データ作成支援ツールの動作環境は以下の通りです。詳細は、最新のデータ作成支援ツールの操作マニュアルでご確認ください
・OS:Microsoft Windows 7、8、8.1 (32bit)、8.1(64bit)、10.0 (32bit)、10.0 (64bit)
・画面解像度:WGA(1024 x 768 ドット)以上 (推奨環境:1280 x 800以上)
・Windowsフォントサイズ:小、中(推奨環境:小)
・Microsoft.Net Framework Full版:4.5以上
・Microsoft Excel:2007、2010、2013、2016 (帳票を利用する場合)
PCの貸し出し等は行っておりません。ご持参のPCでツールが動かない場合は、操作演習できませんのでご注意ください。講習中に、インターネットに接続する必要はありません。PCのための電源は用意します。
◆事前準備のお願い
chemSHERPA-CIおよびchemSHERPA-AIデータ作成支援ツールの両方を演習します。
chemSHERPAのウェブサイト(https://chemsherpa.net/chemSHERPA/)から、最新のデータ作成支援ツール一式をダウンロードして、持参されるPCにて動作確認をしておいてください。また、演習に用いるサンプルデータを事前にお送りしますので、同様にコピーしておいてください。受講申し込みをされた方には、開催1週間前くらいに事前準備についてご案内します。
■ セミナーポイント:
製品廃棄物などに含まれていた有害物質が土壌や水域等を汚染し、人の健康や環境に影響を及ぼしていることがわかってきました。その対策として有害物質を含む製品の販売や輸入の禁止、高懸念物質(SVHC)の情報提供義務などの規制が施行されました。
事業者は規制に対応するため、サプライチェーン情報伝達の標準スキームであるchemSHERPA情報を提供できる供給者と取引するようになりました。供給者は取引してもらえるように、chemSHERPAの遵法判断や情報提供ができる担当者を育成するなど対応に努めています。
本講座では、chemSHERPAスキームの基本的な考え方、利用ルール、化学品や成形品データ作成支援ツールの概要、chemSHERPAを使いこなすコツなどについて、初級者にも理解できるようわかりやすく解説します。また、データ作成支援ツールの動作が確認されたPCを受講者にご持参いただき、PCを使ったデータ作成の演習も行います。より活発で有益な演習にするため、受講者から頂戴した事前質問を活用するなど、受講者と講師による双方向のコミュニケーションを目指します。さらに、受講者には情報収集や自己啓発などに活用できる参考ホームページ集(2019年6月版)も提供します。
■ 参加して得られる知識:
・chemSHERPAスキームの基本的な考え方、利用ルール
・chemSHERPA-CIデータ(基本情報、成分情報)の作成方法
・chemSHERPA-AIデータ(基本情報、成分情報、遵法判断情報)の作成方法
・作成済みデータの活用、ツールの便利な機能
・chemSHERPAを使いこなすコツ
セミナー内容
【1日目】
~実務担当者に向けた~製品含有化学物質管理へのアプローチ
1.担当者の基礎知識(その1)~なぜ急速に規制が進んでいるのか~
1-1 環境汚染は予防するのが原則
1-2 大量化学物質による長期ばく露は初めての経験
1-3 子どもの健康障害が増加
1-4 がんの研究が進むにつれ、少しずつ明らかになる化学物質の影響
2.担当者の基礎知識(その2)~環境と健康を守る世界の化学物質規制~
2-1 WSSD2020年目標、国際化学物質管理会議とSAICM、持続可能な開発目標(SDGs)
2-2 RoHS指令の背景、2019年規制物質追加の影響、Official Journal、製品検査報告例
2-3 REACH規則の仕組み、制限物質・SVHC・認可物質、物質評価計画(CoRAP)、罰則例
2-4 RoHS指令違反/REACH規則違反の情報公開ウェブサイト
2-5 アジアの化学物質規制拡大
3.担当者の基礎知識(その3)~規制に対応する輸出企業やそのサプライチェーン企業~
3-1 輸出先の法規制遵守に向けた供給者の選択と集中
3-2 商談の格差、規制に対応した製品しか売れない新しい取引市場
4.担当者の基礎知識(その4)~規制に対応する企業を支援する活動~
4-1 管理のJIS規格(JIS Z 7201)制定
4-2 日本型管理手法のアジア展開、日ASEAN化学物質データベース
5.規制に対応する企業活動(その1)~企業に求められる新たな対応~
5-1 規制に対応した製品しか売れない~市場で取引・シェアを増やすための化学物質規制対応
5-2 環境経営の広まり~会社の収益につながる人材教育
5-3 担当者の倫理指針の例、CSR経営、ISO26000
5-4 リスクマネージメントとリスクの低減
6.規制に対応する企業活動(その2)~新しい製品含有化学物質管理の仕組み~
6-1 管理の業務イメージ、管理組織の例、方針管理、委員会管理、日常管理、標準化
6-2 全員参加による管理活動、製品含有化学物質管理はコストではなく事業への投資
6-3 仕組みの改善、内部監査、マネージメントレビューによるトップへのアプローチ
6-4 RoHS指令フタル酸対応、化学品から成形品への変換工程
7.管理基準と調査依頼、供給者管理状況調査、情報整備と調査回答の実務
7-1 法令遵守の徹底、適合保証書・合意書・不使用証明書・材料構成表の例、調査のコツ
7-2 供給者の調査項目例、管理状況確認/リスク判断/処置の例、各社の取り組み事例
7-3 製品含有化学物質データベースの整備、情報提供の例、情報整備や情報提供の標準化
8.リスクとコストの最小化を目指す企業間の活動
8-1 上司と部下は委託と受託の関係、委託と受託のサプライチェーン
8-2 実務者の業務/平均レベルの変動、情報提供イメージ、情報提供におけるお客様満足
8-3 皆は一人のために一人は皆のために、大切な中小企業の支援、取引の円滑化
9.担当者の情報収集のヒント集
9-1 サイバー空間から特定サイト情報・ファイルを検索する
9-2 類似サイトを探し出す、JIS規格を参照する
10.その他最新情報の提供
【質疑応答】
【2日目】
~実際に操作して学ぶ~
chemSHERPA操作・演習と化学物質管理への活用
1.情報伝達スキーム(chemSHERPA)
1-1 情報伝達スキームの課題、検討経緯、
成形品ツール・コンバータWG主査の3つのビジョン
1-2 基本要件、成形品の“エリア”規定、責任ある情報伝達
1-3 管理対象基準の選定、物質リストの維持管理、成分情報伝達の閾値、4つの構成要素
1-4 ツールの特徴、成形品ツール/化学品ツール、画面構成と入力項目、ツールの動作環境
1-5 chemSHERPA利用ルール、管理体制の構築、参考資料
1-6 想定される移行のための作業、2001〜2020年の経緯
2.実際の操作を見てわかる!chemSHERPAツール(その1)
〜chemSHERPA-CI操作説明〜
2-1 ツールの入手と起動、新データ(基本情報、成分情報)の作成
2-2 作成済みchemSHERPA-CIの活用、MSDSplusのchemSHERPAへの変換
2-3 依頼データの作成〜依頼確認・回答作成〜承認データの作成、データのチェック例
2-4 帳票出力、表示言語の切り替え、バージョン/システム情報/出力状況の確認
3.実際の操作を見てわかる!chemSHERPAツール(その2)
〜chemSHERPA-AI操作説明〜
3-1 ツールの入手と起動、新データ(基本情報、成分情報、遵法判断情報)の作成
3-2 作成済みchemSHERPA-AIの活用、JAMP AIS/JGPSSIのchemSHERPAへの変換
3-3 複合化対象ファイルの選択、使用量や員数の入力、複合化の実行
3-4 依頼データの作成〜依頼確認・回答作成〜承認データの作成、データのチェック例
3-5 帳票出力、表示言語の切り替え、バージョン/システム情報/出力状況の確認
4.chemSHERPAの効率的な活用
4-1 管理や情報伝達の標準化、書式の使い分け
4-2 支援体制、担当者の負荷の軽減
5.その他最新情報の提供
【質疑応答】
※ chemSHERPAの動作確認がされたPCをお持ちください。動作環境などは「セミナーポイント」をご確認下さい。ご不明な点はお問合せください。