セルロースナノファイバーの基礎と評価・測定の実際、開発の指針
開催日 |
12:30 ~ 16:30 締めきりました |
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主催者 | 株式会社 情報機構 |
キーワード | 繊維・炭素系素材技術 |
開催エリア | 東京都 |
開催場所 | 【大田区】大田区産業プラザ(PiO) |
交通 | 【京急】京急蒲田駅 |
「セルロースナノファイバーについて知ろう」 これから使いたい方や開発してみようと思われる方向けのセミナーです。
講師
あなりす 代表 工学博士 岡田 きよみ 先生
受講料
1名41,040円(税込(消費税8%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合 、1名につき30,240円
*学校法人割引 ;学生、教員のご参加は受講料50%割引。
セミナーポイント
■講師より
このセミナーは、セルロースナノファイバーの一般的な知識を知り、疎水性樹脂との混合に関して考えていくための講座です。木材パルプを原料としたセルロースナノファイバーについて紙の知識をベースに違いを考える、疎水性樹脂とセルロースナノファイバーの混合がなぜ難しいのか、実際にどのような評価や測定が行われているのかについて、をお伝えします。
現在注目されている天然素材であるセルロースナノファイバーの基礎的なことを知りたい方、これから使いたい方や開発してみようと思われる方向けのセミナーです。
■受講対象者は?
・セルロースナノファイバーの基礎知識を得たい方、補強したい方
・セルロースナノファイバーをこれから使ってみたい方
・セルロースナノファイバーの研究開発者、これから研究開発に着手したい方
■受講して得られる情報・知見は?
・セルロースナノファイバーの基本的な特性
・セルロースナノファイバーと疎水性樹脂の混合のためのヒント・指針
・セルロースナノファイバーの評価・測定の実際
・特許から見たセルロースナノファイバーの開発動向
セミナー内容
1 はじめに
1.1 なぜセルロースナノファバーなのか
2 セルロースナノファイバーの基礎知識
2.1 同じような意味の用語
2.2 セルロースナノファイバーとは何か
2.3 セルロースナノファイバーの原料
2.4 セルロースナノファイバーの特徴
2.5 セルロースの知識
2.6 セルロースナノファイバーの作り方
2.6.1 家庭でもできる簡易作成方法
2.6.2 代表的作成方法
2.6.3 物理化学的手法
2.6.4 物理的手法
2.6.5 化学的手法
2.7 同じパルプを使用したセルロースナノファイバーの違い
2.8 セルロースナノファイバーの用途(実際の用途と可能性)
2.9 セルロースナノファイバーの課題
3 パルプ(紙)の知識
3.1 紙のできるまで
3.2 叩解
3.3 叩解程度の測定
3.4 紙の評価
3.4.1 坪量、厚さ、密度
3.4.2 紙の力学評価
3.4.2.1 引張試験
3.4.2.2 耐折試験
3.4.2.3 叩解と力学試験
3.5 紙とセルロースナノファイバーの違いは何か
4 樹脂混合の課題克服のための考え方
4.1 樹脂との混合メリット
4.2 セルロースナノファイバーと疎水性樹脂との混合の難しさ
4.3 セルロースナノファイバーを疎水性樹脂に分散させるには
4.3.1 性質を変える(組成を変える)
4.3.2 第3物質の利用(助剤、添加剤)
4.3.3 複合体の材料分布
5 セルロースナノファイバーと樹脂との混合
5.1 セルロースナノファイバーの準備
5.2 樹脂との混練
5.3 マスターバッチのありがたさ
5.4 熱板および成形機の使用
5.5 作成時の注意(温度、手順、速度 など)
6 セルロースナノファイバーの評価と測定
6.1 セルロースの結晶性
6.2 セルロースの長さ、幅
6.3 セルロースの官能基および添加剤
7 セルロースナノファイバー / 樹脂 コンパウンドの評価と測定
7.1 力学評価
7.2 粘弾性評価
7.3 熱特性評価
7.4 セルロースナノファイバーの分散性評価
7.4.1 光学顕微鏡を使用した手順と例
7.4.2 FT-IRを使用した手順と例
7.5 透明性評価
7.6 配向評価
7.7 密着評価
7.8 評価での注意点(方向性、コンパウンドの表面と内部、作成条件による樹脂分布 など)
7.9 評価の目的(どのようなセルロースナノファイバーが理想か?)
7.10 評価の課題
8 特許から見た開発状況
8.1 特許を調べよう、特許から見えてくるもの
9 まとめ
<質疑応答・名刺交換>