壊れない機械の開発・設計に必要になる力学計算のしかた(入門~基礎)
開催日 |
10:30 ~ 16:30 締めきりました |
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主催者 | 有限会社 アイトップ |
キーワード | 機械技術 |
開催エリア | 神奈川県 |
開催場所 | おだわら市民交流センター(UMECO)1階セミナー室〒250-0011神奈川県小田原市栄町一丁目1番27号 |
・壊れない機械を設計するために材料力学から疲労
・破壊そして振動技術まで連携して解説させて頂くセミナーは日本ではこのセミナーだけです。
壊れない機械を開発・設計するための技術を多岐にまたがる技術分野を相互に関連・連携させわかりやすく解説致します。壊れない機械を開発・設計するための技術には下記があります。(1) 材料力学・弾性力学・塑性力学などの静力学(2) 疲労解析・破壊力学(3) 振動工学(機械力学)による動力学 これらの技術を相互に関連・連携させなければ、壊れない機械を開発・設計する技術にはなりませんが、これはハードルがかなり高いため、今までにこの内容のセミナーは開催されてきませんでした。
本セミナーでは、これらの内容を分かり易く解説し、今までのセミナーには無かった技術を提供させて頂きます。
当日は四則演算の出来る電卓をご持参頂くようお願い致します。
【講師】
(社)日本騒音制御工学会認定技士 (社)日本音響学会技術開発賞受賞 有限会社アイトップ 技術コンサルタント 通訳・翻訳 工学博士 小林英男 先生
【講師紹介】
東京電機大学工学部卒業後、リオン㈱に入社し、騒音・振動の測定・分析・対策、および海外事業部でセールスエンジニアとして従事。学生時代にカリフォルニア大学バークレイ校に語学研修、および毎日新聞社後援英語弁論大会で3位入賞。企業からの派遣で東京農工大学大学院工学研究科にて5年間特別研究員(産学協同研究、文部省認定)。 ㈱アマダに勤務し、工場で組立・製造・検査、海外事業部で技術サービスおよび技術コンサルタント、システム事業部で板金加工自動化ライン(FMS)の開発・設計、技術研究所でアマダ製品の低騒音・低振動化および快適音化などの研究開発に携わり大ヒット商品を世に送り出した。上記のように、製造、サービス、設計、開発、研究の実務経験を積んだ。 その後、技術コンサルタントとして独立して20年が経過した。リオン㈱、㈱小野測器、サイバネットシステム㈱等をはじめとして1部上場企業の研究、開発、設計部署を中心に、200社以上の企業に対し技術指導およびコンサルティングを実施。この間に先進国を中心に25ヶ国以上に出張し、エンジニアとして英語で仕事をするだけでなく、通訳・翻訳なども行う。
【プログラム】
1.機械の開発・設計のための材料力学・弾性力学による計算練習
1-1 ボルト径の設計計算
(1)軸方向のみの荷重を受ける場合の設計計算
(2)軸方向の荷重とねじりを同時に受ける場合の設計 計算
(3)剪断力を受ける場合の設計計算
1-2 ねじりモーメントのみが作用する場合の設計計算
(1)丸軸の場合
(2)中空軸の場合
1-3 曲げモーメントのみが作用する場合の設計計算
(1)中実軸の場合
(2)中空軸の場合
1-4 ねじりモーメントと曲げモーメントが同時に作用する場合の設計計算
1-5 軸継手のはたらきと種類
1-6 軸継手の設計計算
1-7 軸継ぎ手を使用する場合の伝動軸の軸径の設計計算
1-8 摩擦クラッチの種類
1-9 乾式摩擦クラッチの構造
1-10 乾式摩擦クラッチの特徴
1-11 単板式乾式摩擦クラッチの伝達トルクの計算式
1-12 単板式乾式摩擦クラッチの最大押し付け力の設計計算
1-13 単板式乾式摩擦クラッチの伝達トルクの設計計算
1-14 ブレーキ
1-15 単ブロックブレーキ
1-16 ばねの種類
1-17 ばねの設計計算
2.機械の開発・設計のための疲労解析・破壊力学による計算練習
2-1 S-N曲線(片対数グラフ)の斜線の傾きを計算し修正マイナー則により、破壊するまでの疲労寿命を計算する練習問題
2-2 パリス則により、疲労寿命を計算する練習問題
3.機械の開発・設計のための振動工学による計算練習
3-1 エンジンの弁ばねをサージングを起こさないように設計するための計算練習問題
4.質疑応答
<受講料>
場所は小田原駅周辺、セミナー受講者に対して最大3時間実施いたします。日時は相談の上決定。