東北電力(株)の発電事業戦略と燃料調達から電力販売までのバリューチェーン全体最適
地政学リスク時代における電力事業の競争力構築
開催日時 2026年06月29日(月) 13:30 - 15:30
セミナー趣旨
ロシア・ウクライナ情勢や足元の中東情勢など地政学リスクの高まりを背景に、燃料価格・調達構造・電力市場の不確実性は一層増大している。本講義では、こうした環境変化を踏まえ、電力事業者が競争力を維持・強化するための鍵として、発電事業戦略、燃料調達、電力販売を含むバリューチェーン全体最適の考え方について解説する。特に、東北電力の発電ポートフォリオと地域特性を軸に、地政学リスク時代における実践的な事業戦略の方向性について考察する。
受講対象・レベル
・電力・エネルギー事業者の経営企画・事業戦略部門
・発電・燃料調達・需給管理を担う実務部門
・電力小売・市場取引に関わるトレーディング部門
・エネルギー投資・インフラ事業に関わる金融機関・商社
習得できる知識
・地政学リスク下で求められる発電ポートフォリオ設計と分散戦略
・燃料調達と発電運用を連動させたリスクマネジメントの実践指針
・発電・調達・販売を貫くバリューチェーン全体最適の設計視点
セミナープログラム
1. 地政学リスク時代のエネルギー環境認識
(1) 地政学リスクの構造変化
・ ウクライナ情勢/中東不安/米中関係
(2) 電力事業への影響整理
① 燃料価格・調達不安定化
➁ 卸電力市場・小売競争への波及
2. 電力事業における競争力の再定義
(1) 従来の競争軸と限界
・ コスト競争力・設備規模優位
(2) 地政学リスク下で重みを増す要素
① 調達安定性・柔軟性
➁ レジリエンスと事業継続力
3. 東北電力の発電事業戦略の位置付け
(1) 発電ポートフォリオの特性
・ 火力・再エネ・水力の役割整理
(2) 地域特性と発電事業
・需要構造・系統条件・自然条件
(3) 地政学リスク耐性の観点
・燃料種分散・設備柔軟性
4. 燃料調達戦略とリスクマネジメント
(1) 燃料調達リスクの類型
・価格リスク/供給途絶リスク
(2) 調達戦略の高度化
① 長期契約とスポットの組合せ
➁ 調達地域・契約条件の多様化
(3) 調達戦略と発電運用の連動
5. 電力販売・市場対応戦略
(1) 卸市場・小売市場の変化
(2) 発電・調達と販売の整合
・市場連動型の最適化
(3) 顧客価値と事業安定性の両立
6. バリューチェーン全体最適という発想
(1) 部分最適から全体最適へ
(2) 発電・燃料・販売の一体設計
(3) 経営と現場をつなぐ戦略視点
7. まとめ・今後に向けた示唆
セミナー講師
東北電力株式会社
発電カンパニー事業戦略部
副部長(需給最適化担当)
芝本 信 氏
▶石油・電力トレーディングから新電力、データセンター開発まで一貫した実務を経験し、現在は需給最適化とアライアンスを統括
1997年日本大学経済学部経済学科卒。
伊藤忠エネクス,伊藤忠商事,三井石油,東燃ゼネラル,ENEOS,ソフトバンク/SBパワーを経て,2025年2月より東北電力。石油製品全般の国内・海外トレーディング,新電力での電力トレーディング・先物取引,データセンター開発等まで、燃料から電力市場(新規ビジネス)に至る一貫した実務を経験。2025年2月より東北電力発電カンパニー事業戦略部副部長として需給最適化,アライアンスを担当。
セミナー受講料
1名:37,850円(税込)
主催者
開催場所
全国
受講について
<1>配信のご用意ができ次第、視聴URLと配付可能な講演資料をお送りします。
<2>視聴期間は2週間です。視聴期間延長は一切いたしかねますので、予めご了承ください。
<3>配信動画視聴は、申込者ご本人に限らせていただきます。