CCS事業化に不可欠なLCO₂大規模船舶輸送インフラの事業機会と制度・技術課題
海運会社の視点からみるCO₂輸送インフラ構築、標準化、制度・技術課題の最前線
セミナー趣旨
我が国では、2026年5月に二酸化炭素の貯留事業に関する法律が施行され、苫小牧や九十九里沖では貯留層確認のための試掘が始まりつつありCCSの社会実装がいよいよ具体化していきている。大規模なCCSの社会実装に不可欠なLCO₂輸送について、船舶輸送の最新動向を整理するとともに、海運会社の視点からインフラ構築における課題と将来像を論じる。特に、船型開発の状況や輸送方式の標準化、実証事業の進展、バリューチェーン全体最適の重要性を軸に、今後のLCO₂大規模輸送時代に向けたビジネス機会と制度・技術課題・導入課題も含めて、船舶輸送が果たす役割と戦略的意義を俯瞰的に詳説する。
受講対象・レベル
・エネルギー事業会社/脱炭素・新規事業開発部門
・海運・造船・プラントエンジニアリング企業の企画部門
・商社・インフラ投資部門(CCS・カーボンマネジメント領域)
・製造業(排出削減・CCS導入検討部門)
習得できる知識
・LCO₂大規模輸送における参入判断を左右する制度・技術・供給制約の整理
・NEDO実証と標準化動向から読む量産化・コスト低減の現実ライン
・CCSバリューチェーン全体最適を前提とした輸送ビジネスの収益モデル設計
セミナープログラム
1. はじめに
(1) 会社紹介
(2) 全体概要
① 背景:脱炭素、CCS市場の急拡大
➁ 課題:輸送インフラ未整備
③ 本講義の目的:輸送の役割と事業機会提示
2. CCS市場の現状
・ CCS市場の現状
① CCSは急拡大フェーズに突入
➁ プロジェクト数は急増(年+30%超)
③ 各国政策支援が本格化(米・EU・日本)
④ Hard to abate産業で不可欠技術
⑤ 結論:輸送需要は確実に立ち上がる
3. インフラ構築の課題
・ 様々な課題
① 船舶:船員、造船所、タンクメーカー
➁ 輸送技術
③ 規格の不統一
④ 越境法制度
4. 船舶輸送技術開発動向
(1) 技術開発の背景
① なぜ船舶輸送が必要なのか
➁ 柔軟性や冗長性
③ 海外はどうなっている?
④ 既存の国内CO₂輸送はどうなっている?
(2) 船舶輸送の特徴
① 大型化の課題
➁ 低温低圧
③ 技術課題
④ オペレーション課題
(3) NEDO実証
① 技術的成立性は確認フェーズへ
➁ -50℃域輸送実証成功
③ 荷役一貫システム検証
5. 社会実装およびビジネスモデルの動向
(1) JOGMEC先進的CCSについて
① 事業概要
➁ 現在の動向
③ バリューチェーン全体最適
(2) LCO₂バリューチェーン共通化協議会
① 船陸標準化
➁ 船舶標準化AiP、量産体制
(3) ビジネスモデル
① LNG初期
➁ 支援策
6. 今後の展望と戦略論
(1) 今後の展望
① 2030年代に本格市場化
➁ APACが最大市場(船依存)
(2) 戦略論
① 日本の技術(もの、オペレーション)が世界に売れる
➁ 大型船での長距離輸送、小型船でのハブ構想
③ コスト低減が鍵
④ LCO₂輸送は“インフラ産業”になる
7. 関連質疑応答
8. 名刺交換・交流会
通常はお会いすることの難しい講師との直接対話や質疑応答に加え、業種・業界の枠を超えた受講者同士のネットワーキングから、実務に活きる情報や新たな連携のきっかけを得られる、JPIセミナーならではの貴重な機会です。
セミナー講師
日本ガスライン株式会社
企画部
部長
勝田 悦功 氏
■NEDO実証を含むLCO₂輸送プロジェクトに関与し、船舶輸送を軸としたインフラ構築と事業検討を主導してきた実務責任者
2006年3月 日本ガスライン(株)入社
2021年4月 同 企画部長(現職)
セミナー受講料
1名:37,200円(税込) 2名以降:32,200円(税込/同一法人・同時申込)
※地方公共団体所属の方は、2名まで11,000円(税込/会場・ライブ配信限定・同一受講形態)
※割引適用後の受講料は請求書にてご案内いたします。
主催者
開催場所
東京都
受講について
● 会場受講(アーカイブ配信は含まれません)
● ライブ配信受講(アーカイブ配信は含まれません)
● アーカイブ配信受講
※会場受講・ライブ配信受講の方は、特別料金 18,500円(税込)にてアーカイブ配信を追加いただけます。