Scope2改定を見据えた 電力分野の時刻別CO2排出評価の最新動向
セミナー趣旨
GHGプロトコルScope2改定に向けた議論が進む中、企業の再エネ調達やCO₂算定のあり方が今後変化する可能性がある。近年、再エネの導入拡大に伴い電力の供給構造は大きく変化しており、排出原単位も時間帯や地域で変動するようになっている。このため、従来の年間平均値による評価に加え、「いつ電力を使用したか」を考慮する時刻別評価への関心が高まっている。改定議論ではアワリーマッチや供給可能性バウンダリなどが焦点となっており、企業の戦略にも影響を与える可能性がある。本講演では、時刻別評価の考え方や国内外の最新動向を整理し、EV充電や蓄電池活用の分析事例を通じて、今後の制度動向や企業への影響を解説する。
受講対象・レベル
・エネルギー調達部門
・サステナビリティ/脱炭素推進部門
・経営企画・投資判断部門
・電力・インフラ関連企業
習得できる知識
・アワリーマッチ前提での再エネ調達判断の基準設計
・AEF/MEFを踏まえた時刻別CO₂算定ロジック
・EV充電・蓄電池による排出最適化の具体シナリオ
セミナープログラム
1. 時刻別CO₂排出評価の必要性と背景
(1) 世界のCO₂排出量と電力分野における評価の重要性
(2) CO₂排出原単位の考え方
(3) 年平均評価の課題と時刻別評価への関心の高まり
2. GHGプロトコルScope2改定の動向と時刻別評価
(1) GHGプロトコルの概要
(2) Scope2改定における主な論点
(3) アワリーマッチと供給可能性バウンダリ
(4) Scope2改定の最新状況と再エネ調達への影響
3. 時刻別CO₂排出原単位の考え方
・ 平均排出原単位(AEF)と限界排出原単位(MEF)
4. 国内外における時刻別CO₂排出原単位の提供事例
(1) 海外における提供事例
(2) 国内における提供事例
5. 時刻別CO₂排出評価のケーススタディ
(1) 時刻別CO₂排出原単位の一日の変化
(2) オフィスビルをモデルとした算定比較
(3) EV充電における時間帯別の評価
(4) 公開データの算定手法比較
(5) 蓄電池活用によるCO₂削減効果
6. 今後の制度動向と実務への影響
(1) 既存契約・再エネ調達への影響
(2) 今後の制度動向
7. まとめ
8. 関連質疑応答
9. 名刺交換・交流会
通常はお会いすることの難しい講師との直接対話や質疑応答に加え、業種・業界の枠を超えた受講者同士のネットワーキングから、実務に活きる情報や新たな連携のきっかけを得られる、JPIセミナーならではの貴重な機会です。
セミナー講師
一般財団法人エネルギー総合工学研究所
カーボンニュートラル技術センター 電力システムグループ
主任研究員
水谷 真隆 氏
■中部電力で送電・研究開発を経て現職、電力CO₂原単位やGHGプロトコルなど制度と実務を横断した研究に従事
東京理科大学理工学部土木工学科卒業。東京大学大学院工学系研究科社会基盤学専攻修了(生産技術研究所)。
2017年、中部電力株式会社へ入社。送電部門にて送電鉄塔の維持管理・建設業務に従事。
2021年、同社電力技術研究所にて、送配電設備の脱炭素化に向け、環境負荷低減型コンクリート柱などの研究開発に従事。
2024年より一般財団法人エネルギー総合工学研究所へ出向。
現在はカーボンニュートラル技術センターにおいて、再生可能エネルギー導入拡大に向けた電力システム全般の調査・研究に従事し、
近年は特に、電力分野におけるCO2排出原単位や時刻別排出評価手法、GHGプロトコルなどの脱炭素関連制度に注目している。
セミナー受講料
1名:37,270円(税込) 2名以降:32,270円(税込/同一法人・同時申込)
※地方公共団体所属の方は、2名まで11,000円(税込/会場・ライブ配信限定・同一受講形態)
※割引適用後の受講料は請求書にてご案内いたします。
主催者
開催場所
東京都
受講について
● 会場受講(アーカイブ配信は含まれません)
● ライブ配信受講(アーカイブ配信は含まれません)
● アーカイブ配信受講
※会場受講・ライブ配信受講の方は、特別料金 18,500円(税込)にてアーカイブ配信を追加いただけます。