XR時代の表示デバイス材料・技術の ≪最新潮流≫
マイクロLED・ペロブスカイト発光デバイス・量子ドット・LEDoS/OLEDoS
ポストOLED群の量産化課題と低消費電力・高輝度化、色純度革命、空間コンピューティングと新たなディスプレイへの展開
◆スマートフォンからXR/AR・車載・空間演出に至るまでの表示デバイスを対象に、単なる高精細化から、超高密度LEDoS/OLEDoS、さらには自由形状(フリーフォーム)へと軸足を移しつつある技術潮流を解説。
大型パネル製造技術や低コスト溶液プロセス、封止・歩留まり改善といった量産・製造課題や低消費電力・高輝度・色純度といった性能競争にも触れながら、日本の部材・装置産業が担うべき役割や将来を展望します。
【キーワード】
ディスプレイ、LED, OLED, μLED, mini LED,QLED, LCD, AR, VR, QD, PeQD
日時
【ライブ配信】 2026年7月17日(金)10:30~16:30
【アーカイブ配信】 2026年8月4日(火)まで受付[視聴期間:8月4日(火)~8月18日(火)]
受講可能な形式:【ライブ配信(アーカイブ配信付)】or【アーカイブ配信】のみ
セミナー趣旨
また、リモート環境による在宅勤務等が長くなり、加えてAI技術の急速な進展により、画面の精細度や発色性等に対する、より現実に近いバーチャルな環境再現が求められてきている。技術的には、より大画面化、高度な画像表現、高精細、高色再現性、高速応答などが求められるようになってきた。
それを実現する極めて中核的な重要な技術が、発光ダイオード(LED)や有機EL(OLED)をベースとしたディスプレイ技術である。目に優しい健康的なディスプレイへの要求が一層強くなるのは当然だが、より、現実感を得るためのディスプレイや装着を意識しないゴーグルに適したディスプレイ技術、3Dディスプレイの将来像等、検討すべき技術課題が多数ある。必然的に、有機エレクトロニクス技術や最近急発展を遂げてきているマイクロ(μ)LEDを用いたディスプレイ技術が最有力候補になってくる。
これらの観点から見ると、近年の材料・デバイス技術の進展は一般に認識されているよりはるかに進んでいる。性能向上に大きく貢献する量子ドット(QD)の開発が進み実際に搭載される機器も登場している。さらに、新機能であるフレキシブル、フォルダブル、ローラブル、透明などの新たな機能が実用化されるようになってきた。μLEDによるディスプレイも、ボトルネックであった実装技術に急速に進展が見られ、従来のLED技術の延長線上ではない新たな構造のLED技術も提案され始めた。
本講演では、成熟期を迎えた有機EL(OLED)の高度化と、本格的な商用化フェーズに突入したμLED、さらには次世代の旗手として期待されるペロブスカイト発光デバイス(PeLED)を中心に、表示デバイスの最新潮流を詳解する。
現在、市場は単なる高精細化から、XR(拡張現実)デバイス向けの超高密度LEDoS(LED on Silicon)やOLEDoS(OLED on Silicon)、車載・空間演出を支える自由形状(フリーフォーム)ディスプレイへと軸足を移しているが、QDによる色変換技術の進化や、プロセス・イノベーションがもたらす製造コスト低減の道筋についても解説を試みる。
材料・装置・パネルメーカーの垂直統合型開発が不可欠となる中、持続可能な社会に資する超低消費電力技術と、五感を刺激する没入型体験の実現に向けた技術についても展望する。
セミナープログラム
1.1 液晶・有機ELから次世代エミッシブ(自発光)デバイスへのパラダイムシフト
1.2 フォームファクターの多様化:折りたたみ、巻き取りから伸縮(ストレッチ)へ
1.3 デバイス別市場シェア予測と主要プレイヤーの戦略動向
1.4 2026年におけるポストOLED技術動向
2.有機EL(OLED)技術の深化と新たな挑戦
2.1 タンデム構造による高輝度化と長寿命化
2.2 青色燐光・TADF材料の最新実用化状況
2.3 中型パネル(IT用)への展開
2.4 インクジェットプリント技術による大型パネル製造
3.マイクロLEDの技術革新と量産化の課題
3.1 マストランスファー技術の進化:レーザー転写とスタンプ方式の比較
3.2 微細チップにおける外部量子効率(EQE)低下の克服
3.3 検査・修復(リペア)工程の自動化と歩留まり改善技術
3.4 100インチ超大画面テレビとウェアラブル端末という二極化展開へ
4.XR・メタバースを牽引するマイクロディスプレイ
4.1 LEDoS(LED on Silicon)とOLEDoS(OLED on Silicon)
4.2 超高解像度化
4.3 高輝度ARグラスを実現するフルカラー小型ディスプレイ
5.量子ドット(QD)材料による色純度革命
5.1 QD-OLEDおよびQD-μLEDにおける色変換
5.2 非カドミウム材料の性能向上と環境規制への対応
5.3 電子注入型量子ドット(QLED)の現状とLED化への展望
5.4 ペロブスカイト量子ドットによる超広色域(Rec.2020 90%超)の実現
6.次世代の旗手と目されるペロブスカイト発光デバイス(PeLED)
6.1 ペロブスカイト材料の結晶構造制御と発光特性の向上
6.2 青色PeLEDの安定性向上に向けた界面エンジニアリング
6.3 低コスト溶液プロセスによる大量生産の可能性
6.4 PeLEDの実用化のための耐久性課題と封止技術
7.空間コンピューティングと新たなディスプレイ
7.1 自動車HMI(Human-Machine-Interface)におけるピラー・トゥ・ピラー表示の進化
7.2 窓ガラスや鏡と一体化するスマートサーフェス技術
7.3 医療・産業用途における超高精細ディスプレイ
8.将来展望
8.1 日本の部材・装置産業が担うべき役割と国際競争力強化の鍵
□質疑応答□
セミナー講師
【専門】
電子工学全般、有機エレクトロニクス、ナノエレクトロニクス
兼任:大阪大学 特任教授
元パナソニック(株) 技監、IEEE終身会員、元(株)FLASK 代表取締役社長
セミナー受講料
55,000円
1名分無料適用条件
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主催者
開催場所
全国
備考
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