AI投資の成否を分けるデータセンター電力戦略 見えない制約と企業が取るべき意思決定
開催日時 2026年06月04日(木) 09:30 - 11:30
セミナー趣旨
生成AIの急速な普及により、企業の競争力はデータ量そのものではなく、それを安定的かつ継続的に処理できる能力へと移行している。この処理基盤であるデータセンターは、大規模かつ高品質な電力供給を前提としており、近年では電力制約がAI投資や拠点戦略に影響を与え始めている。
本講演では、こうした変化を踏まえ、電力問題を単なる供給量の不足ではなく、供給形態・品質・接続可能性・予見性といった観点から整理する。海外の具体事例を交えつつ、データセンターの立地・接続・運用に関わる構造変化を解説し、企業の意思決定に求められる視点を解説する。
受講対象・レベル
・AI/DX投資を推進する経営企画・IT戦略部門
・データセンター立地・インフラ戦略を担う事業開発部門
・電力調達・エネルギー戦略を担うサステナビリティ/調達部門
・クラウド・通信・不動産・金融など大規模電力需要を持つ企業
習得できる知識
・AI投資を左右するデータセンター電力制約の構造理解
・立地・接続・運用を分ける電力「質」と系統制約の見極め
・集中か分散かを判断するための電力起点の意思決定軸
セミナープログラム
1. 生成AIがもたらす競争構造の変化
(1) データ量から処理能力へのシフト
(2) AIインフラとしてのデータセンターの役割
2. データセンターと電力需要の実態
(1) 急拡大する電力需要の規模感
(2) 大規模需要の地域集中とその影響
3. 電力制約の本質:量から“質”へ
(1) 電力品質・信頼性の重要性
(2) 接続可能性と供給形態の制約
4. 顕在化するリスクと海外の実例
(1) データセンター立地と電力インフラの摩擦
(2) ファントム需要と接続問題
(3) 系統運用者と需要家の対応
5. 企業に求められる意思決定
(1) 集中か分散
(2) パワーファーストの中でのカーボンフリー
(3) コストとの戦い
6. まとめ:AI時代の電力戦略
(1) 電力を制約条件として捉える視点
(2) 今後の電力システムの方向性
セミナー講師
一般財団法人電力中央研究所
グリッドイノベーション研究本部研究統括室
上席
馬橋 義美津 氏
▶東京電力にて電力取引・電源計画・系統技術を歴任し、グループ会社副社長も務めた電力システムの第一人者として30年以上の実務経験
1992年 慶應義塾大学理工学研究科電気工学専攻修了
東京電力入社
2010年~2012年 本店技術部電力取引グループマネージャー
2012年~2014年 本店技術部電源計画グループマネージャー
2014年~2016年 パワーグリッドカンパニー系統エンジニアリングセンター系統技術グループマネージャー
2016年~2018年 東京電力PG系統計画室系統技術グループマネージャー
2018年~2020年 東京電力ホールディングス(株) 技術戦略ユニット 技術統括室(技術戦略担当)
兼 渉外・広報ユニット海外事業室
2020年~2024年 TNクロス株式会社代表取締役副社長
2024年〜 電力中央研究所グリッドイノベーション研究本部研究統括室
セミナー受講料
1名:37,420円(税込)
主催者
開催場所
全国
受講について
<1>配信のご用意ができ次第、視聴URLと配付可能な講演資料をお送りします。
<2>視聴期間は2週間です。視聴期間延長は一切いたしかねますので、予めご了承ください。
<3>配信動画視聴は、申込者ご本人に限らせていただきます。