廃プラスチックのリサイクル最新動向
液化・ガス化や化学品の合成など 最新のケミカルリサイクル技術動向を中心に解説
■廃プラスチックを熱分解し、分解油として石油化学のナフサクラッカーに投入するプラントが稼働し始めている。
このリサイクル技術は、既存のナフサクラッカーやポリマーの製造装置がそのまま使えるため実際的である。
本セミナーでは、こうしたケミカルリサイクルの最新技術と最新動向を中心に、廃プラスチックのリサイクル技術動向について解説する。
日時
【会場受講】 2026年6月15日(月)13:00~16:30
【ライブ配信】 2026年6月15日(月)13:00~16:30
受講可能な形式:【会場受講】or【ライブ配信】
セミナー趣旨
世界有数のプラスチック消費国である日本にとって、使用済みプラスチックの再資源化は重要な課題である。欧州では再生プラスチックの一定割合使用が義務化されており、自動車分野では廃車由来プラスチックの再利用も求められている。そのため、日本で高度なリサイクル体制を構築できなければ、欧州市場への自動車輸出にも影響が及ぶ可能性がある。
日本では、PETボトルのボトルtoボトルリサイクル率は30%を超え、着色PETボトルやPET繊維の再利用も進みつつある。しかし、PET以外のPE、PP、PS、ポリアミド、ポリ乳酸、ポリウレタンなどの回収・再利用はまだ十分とは言えない。これらに対しては、解重合などのケミカルリサイクル技術の開発が進められている。
欧米では、廃プラスチックを熱分解して得られる分解油を石油化学プラントのナフサクラッカー原料として利用する取り組みが拡大しており、商業プラントの稼働も相次いでいる。日本でも一部で実用化が始まっている。一方で、液化やガス化プロセスでは、原料中の塩素や硫黄などの不純物除去が依然として技術課題となっている。これら廃プラスチックリサイクルに関する最新技術と国内外の最新技術とビジネス動向について解説する。
セミナープログラム
1.1 世界の廃プラ規制動向
・欧州廃自動車リサイクル規制
1.2 日本の廃プラ規制
1.3 容リ法
2.廃プラのメカニカルリサイクル
2.1 廃プラの選別技術
・EREMA, TOMURA, プラニックetc.
2.2 廃ポリスチレンのメカニカルリサイクル
2.3 廃プラスチックの化学的マテリアルリサイクル
・ポリオレフィンボトル
2.4 溶媒によるリサイクル
・PP, PS, PE, etc.
2.5 フィルムの脱インキ技術
2.6 添加剤による廃プラのアップグレーディング
3.廃プラのケミカルリサイクル技術
3.1 PETのリサイクル
・溶融重合, 解重合
3.2 廃ポリスチレンのケミカルリサイクル
3.3 廃PMMAのケミカルリサイクル
3.4 ポリ乳酸のリサイクル
3.5 ポリカーボネート, ナイロン他 (解重合)
4.廃タイヤのリサイクル
5. 廃プラの熱分解
5.1 熱分解の方法
・パイロライザー
5.2 Cl, Sの除去
5.3 熱分解試験方法
6.廃プラの液化
6.1 廃プラから燃料油の合成
・熱分解炉
・マイクロ波による熱分解
6.2 廃プラからナフサ原料の製造
・Quanta Fuel, Mura Technology, etc.
6.3 世界の廃プラリサイクル会社の動向
・BASF, Dow, NESTE, Shell, ExxonMobil, SK,インドラマ, etc.
6.4 マスバランス方式
6.5 日本のケミカルリサイクル会社の動向
・三菱ケミカル, 三井化学, 出光興産, 住友化学, etc.
7.廃プラから化学品の合成
7.1 廃プラから軽質オレフィンの製造(モノマー化)
7.2 廃プラから芳香族の製造
7.3 廃プラからアスファルト改質材の製造
7.4 廃プラから界面活性剤の合成
8.廃プラのガス化
8.1 廃プラガス化による合成ガスの製造
・廃プラから水素の製造
・廃プラ合成ガスの精製
・サワーシフト反応
8.2 廃プラガス化合成ガスから燃料油の合成
・FT合成による燃料油の合成
・TIGASプロセスによる燃料油の合成
8.3 廃プラガス化による合成ガスから化学品の合成
・アンモニアの合成
8.4 廃プラスチック含有都市ゴミの利用
・メタンの合成
・メタノールの合成
・航空燃料の製造
・Furclum (現状), LanzaJet, Shell
9.Q & A
セミナー講師
元エヌイー・ケムキャット執行役員。元BASF首席顧問。元NEDOイノベーションセンター フェロー。
1968年
福島工業高等専門学校 工業化学科 卒業
住友金属鉱山株式会社 入社
住友金属鉱山中央研究所配属
1969年
日本エンゲルハルド株式会社(現エヌ・イーケムキャット(株))
市川研究所 出向
1970年
日本エンゲルハルド株式会社 本社営業第一部
化学触媒の販売、自動車触媒の販売に従事
1972年
日本エンゲルハルド株式会社 大阪支店
カスタム触媒の開発に従事
公害防止VOC除去触媒の開発
1982年
日本エンゲルハルド株式会社 本社営業第一部
カスタム触媒の開発
Engelhard社(現BASF Catalysts )のProcessの ライセンシング
カスタム触媒開発グループリーダー
1998年
エヌ・イーケムキャット株式会社(旧日本エンゲルハルド株式会社)
化学触媒事業部 事業部長
2000年
理事・化学触媒事業部 事業部長
2002年
事業開発部 燃料電池触媒&新規事業担当部長
Engelhard社(現BASF Catalysts) ポリオレフィン触媒担当
2003年
執行役員 化学触媒事業部
2005年
触媒学会功績賞
2006年
触媒学会副会長
早稲田大学客員研究員
2007年
エヌ・イーケムキャット株式会社 常勤顧問
神奈川大学非常勤講師
2008年
エヌ・イーケムキャット株式会社退社
アイシーラボ (工業触媒コンサルタント) 設立
BASFジャパン主席顧問
2009年
日本ガス合成執行役員
2012年
フロンティアラボ顧問
2014年
NEDO 戦略センター 客員フェロー
主な著作
2003年「工業貴金属触媒」JITE社
2008年「工業触媒の劣化対策と再生、活用ノウハウ」S&T社
2010年「エネルギー触媒技術」監修 S&T社
2013年「新しいプロピレン製造プロセス」監修 S&T出版
2013年「工業触媒の最新動向」CMC出版
2013年「シェールガス・オイル革命の石油化学への影響」S&T出版
2014年「シェールガス革命 “第二の衝撃”」日刊工業新聞社
2017年「触媒からみるメタン戦略・二酸化炭素戦略」シーエムシー・リサーチ
2019年「触媒からみる二酸化炭素削減対策2020」シーエムシー・リサーチ
2020年「触媒からみる二酸化炭素削減対策2020」シーエムシー・リサーチ
2021年4月「触媒からみる炭素循環(カーボンリサイクル)技術2021」シーエムシー・リサーチ
2022年8月「カーボンニュートラルのためのグリーン燃料と化学品」シーエムシー・リサーチ
2023年2月「グリーン燃料とグリーン化学品製造 」 サイエンス&テクノロジー
2025年1月「廃プラスチックのケミカルリサイクル」 サイエンス&テクノロジー
専門
工業触媒の開発がライフワーク、二酸化炭素削減触媒技術
セミナー受講料
49,500円
1名分無料適用条件
2名様以降の受講者は、申込み前にE-Mail案内登録をお済ませください。
※同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。
※3名様以上のお申込みの場合、1名あたり定価半額で追加受講できます。
※受講券・請求書(クレジットカード決済の場合は領収書))は、PDFデータを代表者にE-mailで送信いたします。
※請求書および領収証は1名様ごとに発行可能です。
(申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。)
※他の割引は併用できません。
2名で49,500円 (2名ともE-Mail案内登録必須/1名あたり定価半額の24,750円)
| テレワーク応援キャンペーン(1名受講)【オンライン配信セミナー受講限定】 |
受講料 39,600円(E-Mail案内登録価格 37,840円 )
定価:本体36,000円+税3,600円
E-Mail案内登録価格:本体34,400円+税3,440円
※1名様でオンライン配信セミナーを受講する場合、上記特別価格になります。
※他の割引は併用できません。
主催者
開催場所
東京都
備考
配布資料
・会場受講:製本テキスト(セミナー当日に会場にて配布)
・ライブ配信受講:PDFテキスト(印刷不可・編集不可)
※開催2日前を目安に、弊社HPのマイページよりダウンロード可となります。
オンライン配信
ZoomによるLive配信 ►受講方法・接続確認(申込み前に必ずご確認ください)
アーカイブ配信 ►受講方法・視聴環境確認(申込み前に必ずご確認ください)