企業価値向上に向けた東京ガスグループの成長戦略 ~エネルギー・ソリューション・海外事業の展開と今後~
セミナー趣旨
エネルギー業界を取り巻く情勢は、自由化や市場化、地政学リスク、脱炭素に向けた潮流、AI・データーセンター需要の拡大等により弛まず変化をしている。一方、その様に変動する環境においても資本市場からは資本効率の継続的な改善が求められる。東京ガスグループはこうした状況を受け、2026-2028年度中期経営計画においてROEを最重要経営指標に据え、事業ポートフォリオの選択と集中、ROIC管理の導入、資本政策の更新に踏み切った。
本講演では、ROEを「経営の設計図」として活用し、エネルギー・ソリューション・海外の3事業をどのような意思決定のもとに成長ドライバーとして位置づけたか、その実行における成果と課題を、経営の舞台裏を含めて実践的に解説する。
セミナープログラム
1. なぜ今「企業価値向上」なのか ── 2つの構造的圧力
(1) エネルギー業界の構造変化(地政学リスク・脱炭素・技術発展)
(2) 資本市場からの要請(東証改革・資本コスト上昇・投資家との対話)
2. 経営の意思決定 ── ROEを「設計図」にする
(1) ROEを最重要指標に据えた決断
(2)「何をやめるか」の意思決定(ROIC-WACCスプレッド管理・キャピタルリサイクル・アセットライト)
(3) ポートフォリオマネジメントに基づく資源配分(キャッシュアロケーション・3つの成長ドライバーの選定)
3. 成長戦略の実行 ── 3つのエンジンで「どう稼ぐか」
(1) 既存基盤の収益力最大化 ── エネルギー事業(顧客基盤の再定義・LNGトレーディング拡大・電力事業の成長)
(2) 新たな収益柱の確立 ──ソリューション事業・IGNITURE(住宅設備と法人向けソリューションの全国展開)
(3) グローバル成長市場の取り込み ── 海外事業(北米シェール開発・アジアLNG事業参画)
4. 成長を支える基盤 ── DX・AI・人材と組織変革
(1) DX・AI活用(Kraken導入・AI需要予測・トレーディング自動化・DX注目企業選定の裏側)
(2) 人的資本経営と組織変革(重点領域への人材シフト200名超・バックオフィス業務改革)
(3) 安定と効率を両立するための財務・資本政策
5. 140年の変革DNAと今後の展望
(1) 歴史に見る変革力(渋沢栄一の理念から続く「社会課題解決×成長」の系譜・23-25中計の成果とやり残し)
(2) まとめ(成熟インフラ企業が成長し続けるための原則・企画部門の役割進化)
6. 関連質疑応答
7. 名刺交換・交流会
通常はお会いすることの難しい講師との直接対話や質疑応答に加え、業種・業界の枠を超えた受講者同士のネットワーキングから、実務に活きる情報や新たな連携のきっかけを得られる、JPIセミナーならではの貴重な機会です。
セミナー講師
東京ガス株式会社
執行役員
総合企画部長
堀坂 研太郎 氏
1995年 ジェームスマディソン大学 経営学部卒業
1996年 東京ガス株式会社 入社
2014年 燃料電池事業推進部 燃料電池企画グループマネージャー
2017年 燃料電池事業推進部 燃料電池企画グループマネージャー
2019年 海外事業推進部 海外事業開発第二グループマネージャー
2021年 総合企画部 経営計画グループマネージャー
2023年 エネルギートレーディングカンパニー最適化戦略部長
2025年 執行役員 総合企画部長
現在に至る
セミナー受講料
1名:37,490円(税込) 2名以降:32,490円(税込/同一法人・同時申込)
※地方公共団体所属の方は、2名まで11,000円(税込/会場・ライブ配信限定・同一受講形態)
※割引適用後の受講料は請求書にてご案内いたします。
主催者
開催場所
東京都
受講について
● 会場受講(アーカイブ配信は含まれません)
● ライブ配信受講(アーカイブ配信は含まれません)
● アーカイブ配信受講
※会場受講・ライブ配信受講の方は、特別料金 18,500円(税込)にてアーカイブ配信を追加いただけます。