東北電力(株)の発電事業戦略と燃料調達から電力販売までのバリューチェーン全体最適
地政学リスク時代における電力事業の競争力構築
セミナー趣旨
ロシア・ウクライナ情勢や足元の中東情勢など地政学リスクの高まりを背景に、燃料価格・調達構造・電力市場の不確実性は一層増大している。本講義では、こうした環境変化を踏まえ、電力事業者が競争力を維持・強化するための鍵として、発電事業戦略、燃料調達、電力販売を含むバリューチェーン全体最適の考え方について解説する。特に、東北電力の発電ポートフォリオと地域特性を軸に、地政学リスク時代における実践的な事業戦略の方向性について考察する。
セミナープログラム
1.地政学リスク時代のエネルギー環境認識
1-1.地政学リスクの構造変化
ウクライナ情勢/中東不安/米中関係
1-2.電力事業への影響整理
燃料価格・調達不安定化
卸電力市場・小売競争への波及
2.電力事業における競争力の再定義
2-1.従来の競争軸と限界
コスト競争力・設備規模優位
2-2.地政学リスク下で重みを増す要素
調達安定性・柔軟性
レジリエンスと事業継続力
3.東北電力の発電事業戦略の位置付け
3-1.発電ポートフォリオの特性
火力・再エネ・水力の役割整理
3-2.地域特性と発電事業
需要構造・系統条件・自然条件
3-3.地政学リスク耐性の観点
燃料種分散・設備柔軟性
4.燃料調達戦略とリスクマネジメント
4-1.燃料調達リスクの類型
価格リスク/供給途絶リスク
4-2.調達戦略の高度化
長期契約とスポットの組合せ
調達地域・契約条件の多様化
4-3.調達戦略と発電運用の連動
5.電力販売・市場対応戦略
5-1.卸市場・小売市場の変化
5-2.発電・調達と販売の整合
市場連動型の最適化
5-3.顧客価値と事業安定性の両立
6.バリューチェーン全体最適という発想
6-1.部分最適から全体最適へ
6-2.発電・燃料・販売の一体設計
6-3.経営と現場をつなぐ戦略視点
7.まとめ・今後に向けた示唆
セミナー講師
東北電力株式会社
発電カンパニー事業戦略部
副部長
芝本 信 氏
1997年日本大学経済学部経済学科卒。
伊藤忠エネクス,伊藤忠商事,三井石油,東燃ゼネラル,ENEOS,ソフトバンク/SBパワーを経て,2025年2月より東北電力。石油製品全般の国内・海外トレーディング,新電力での電力トレーディング・先物取引,データセンター開発等まで、燃料から電力市場(新規ビジネス)に至る一貫した実務を経験。2025年2月より東北電力発電カンパニー事業戦略部副部長として需給最適化,アライアンスを担当。
セミナー受講料
1名:37,850円(税込) 2名以降:32,850円(税込/同一法人・同時申込)
※地方公共団体所属の方は、2名まで11,000円(税込/会場・ライブ配信限定)
※割引適用後の受講料は請求書にてご案内いたします。
主催者
開催場所
東京都
受講について
● 会場受講(アーカイブ配信は含まれません)
● ライブ配信受講(アーカイブ配信は含まれません)
● アーカイブ配信受講
※会場受講・ライブ配信受講の方は、特別料金 18,500円(税込)にてアーカイブ配信を追加いただけます。