AI投資の成否を分けるデータセンター電力戦略 見えない制約と企業が取るべき意思決定
セミナー趣旨
生成AIの急速な普及により、企業の競争力はデータ量そのものではなく、それを安定的かつ継続的に処理できる能力へと移行している。この処理基盤であるデータセンターは、大規模かつ高品質な電力供給を前提としており、近年では電力制約がAI投資や拠点戦略に影響を与え始めている。
本講演では、こうした変化を踏まえ、電力問題を単なる供給量の不足ではなく、供給形態・品質・接続可能性・予見性といった観点から整理する。海外の具体事例を交えつつ、データセンターの立地・接続・運用に関わる構造変化を解説し、企業の意思決定に求められる視点を解説する。
受講対象・レベル
・AI/DX投資を推進する経営企画・IT戦略部門
・データセンター立地・インフラ戦略を担う事業開発部門
・電力調達・エネルギー戦略を担うサステナビリティ/調達部門
・クラウド・通信・不動産・金融など大規模電力需要を持つ企業
習得できる知識
・AI投資を左右するデータセンター電力制約の構造理解
・立地・接続・運用を分ける電力「質」と系統制約の見極め
・集中か分散かを判断するための電力起点の意思決定軸
セミナープログラム
1. 生成AIがもたらす競争構造の変化
(1) データ量から処理能力へのシフト
(2) AIインフラとしてのデータセンターの役割
2. データセンターと電力需要の実態
(1) 急拡大する電力需要の規模感
(2) 大規模需要の地域集中とその影響
3. 電力制約の本質:量から“質”へ
(1) 電力品質・信頼性の重要性
(2) 接続可能性と供給形態の制約
4. 顕在化するリスクと海外の実例
(1) データセンター立地と電力インフラの摩擦
(2) ファントム需要と接続問題
(3) 系統運用者と需要家の対応
5. 企業に求められる意思決定
(1) 集中か分散
(2) パワーファーストの中でのカーボンフリー
(3) コストとの戦い
6. まとめ:AI時代の電力戦略
(1) 電力を制約条件として捉える視点
(2) 今後の電力システムの方向性
7. 関連質疑応答
8. 名刺交換・交流会
通常はお会いすることの難しい講師との直接対話や質疑応答に加え、業種・業界の枠を超えた受講者同士のネットワーキングから、実務に活きる情報や新たな連携のきっかけを得られる、JPIセミナーならではの貴重な機会です。
セミナー講師
一般財団法人電力中央研究所
グリッドイノベーション研究本部研究統括室
上席
馬橋 義美津 氏
1992年 慶應義塾大学理工学研究科電気工学専攻修了
東京電力入社
2010年~2012年 本店技術部電力取引グループマネージャー
2012年~2014年 本店技術部電源計画グループマネージャー
2014年~2016年 パワーグリッドカンパニー系統エンジニアリングセンター系統技術グループマネージャー
2016年~2018年 東京電力PG系統計画室系統技術グループマネージャー
2018年~2020年 東京電力ホールディングス(株) 技術戦略ユニット 技術統括室(技術戦略担当)
兼 渉外・広報ユニット海外事業室
2020年~2024年 TNクロス株式会社代表取締役副社長
2024年〜 電力中央研究所グリッドイノベーション研究本部研究統括室
セミナー受講料
1名:37,420円(税込) 2名以降:32,420円(税込/同一法人・同時申込)
※地方公共団体所属の方は、2名まで11,000円(税込/会場・ライブ配信限定)
※割引適用後の受講料は請求書にてご案内いたします。
主催者
開催場所
東京都
受講について
● 会場受講(アーカイブ配信は含まれません)
● ライブ配信受講(アーカイブ配信は含まれません)
● アーカイブ配信受講
※会場受講・ライブ配信受講の方は、特別料金 18,500円(税込)にてアーカイブ配信を追加いただけます。