化粧品業界におけるPFAS規制の国内外動向と今後の対応

REACH規制、米州法制、国内動向などPFAS規制の全体像を整理!
化粧品の製品設計・容器選定に必要な知識と対応策を解説!

 

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    習得できる知識

    第1部

    ・PFAS規制
    ・化粧品に関するPFASの海外動向

    第2部

    ・化粧品容器の材料
    ・容器包装に使用されている材料とPFAS系ポリマー
    ・PFASの国内外における規制動向

    セミナープログラム

    【13:00~15:00】

    【第1部】化粧品のPFAS規制に関する海外の動向
    MERIEUX NUTRISCIENCES JAPAN(株) 代表取締役社長 吉竹 政子 氏
     
    【講座主旨】

    近年、環境中に分解されにくく「永遠の化学物質」とも呼ばれているPFAS(有機フッ素化合物)への規制強化が世界的に進んでいます。欧州ではREACH規制をはじめとする包括的な規制案が検討されており、米国での州レベルでの化粧品中PFASの使用禁止など相次いでいます。これらの動きは、今後日本の化粧品産業にも大きな影響を及ぼすと考えられます。
    本講演では、化粧品分野におけるPFAS規制の最新動向を中心に、欧米諸国をはじめとする海外での対応状況、対象物質範囲、各国当局の方針などわかりやすく整理していきます。さらに、分析面からみた課題や、海外市場に製品を輸出・販売する際の留意点なども可能な限り解説していきます。

    【講座内容】 

    1.PFASとは何か:基本特性と環境影響
     -PFASの化学的特徴、使用実態、環境中での残留性・生体蓄積性
     -化粧品原料におけるPFAS の役割と代替のむずかしさ

    2.各国におけるPFAS規制の現状と動向
     -欧州(REACH規制、提案中の制限案)の概要
     -米国(州別法令、FDA、EPA)
     -カナダ、オーストラリア、韓国などの最新情報

    3.化粧品分野における具体的な影響
     -規制対象となる製品カテゴリーや成分
     -表示義務
     -海外輸出に関して

    4.分析とモニタリングの課題

    5.今後の見通しと企業の対応戦略

    【質疑応答】 


    ◆◆講師プロフィール◆◆◆

     専門分野:食品分析、化学分析
    学位:化学略歴・活動・著書など:
    大学卒業後、大手化学メーカーで研究職としてキャリアをスタート。外資系分析関連企業で食品・化粧品などの安全性評価及び品質保証事業に従事。2025年2月よりMxNS Japan代表取締役社長として化学分析・規制対応事業を統括。
    食品分析、食品容器包装、化粧品の海外分析など、幅広い分野で講演・執筆活動を行っている。
     
     
    【15:00~17:15】

    【第2部】容器包装に使用されるPFASと国内外規制の最新動向
    西包装専士事務所 代表 西 秀樹 氏
     
    【講座主旨】 

    化粧品容器の材料としては、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレートが主に使用されている。ポリマー状のPFASとしては、ポリテトラフルオロエチレン、ポリフッ化ビニリデン等が自動車、半導体、化学工業、航空宇宙、医療医薬等に広く使用されている。しかし、PFASの人の健康や環境への影響に関しては、未だ不明確のことが多いのが現状である。このような状況下、EUでは2025年2月公布の包装・包装廃棄物規則により食品包装にPFASを使用禁止とした。米国は、3M社やデュポン社が訴訟で莫大な保証金を支払い、マクドナルドはPFASを含む撥水紙の使用を禁止し、EPAの水道水の規制は一気に厳しくなった。国際がん研究機関は、2物質を発がん性物質としたが、日本はデータ不足として承認せず、水道水の基準値も変えていない。日本と欧米のPFASに対する対応には、大きな違いが見られる。PFAS系のポリマーは、完全な代替品は難しく、仮に代替品の開発が可能であるとしても、数年から数十年掛かると見られている。本講では、国内外におけるPFASの規制と評価状況、容器包装での規制とその影響、及び今後の見込みに関し解説する。

    【講座内容】 

    1.化粧品容器の主な材料と製品例:PE、PP、PET、AS等


    2.化粧品容器の法規制:ISO、日欧、欧州化粧品工業会


    3.PFASを含むポリマーの例と用途


    4.PFASの国内外規制の概要


    5.国際がん研究機構の報告;2物質の発がん性評価

    6.EUにおける規制動向
     ・欧州化学品庁の規制案
     ・包装・包装廃棄物規則による食品包装用使用禁止
     ・水道水の基準値改正
     ・パブコメ例(欧州各国、日本フッ素樹脂工業会等)

    7.米国における規制動向
     ・EPAのPFAS戦略的ロードマップ
     ・水道水訴訟とメーカーの和解金(3M社等)
     ・基準値改正の動き
     ・加州等の規制

    8.日本におけるPFAS問題と基準値見直し状況
     ・横田基地等の問題
     ・食品安全委員会の審議と見解
     ・環境省の審議と見解
     ・欧米と日本の対応の違い

    9.日欧米の対応の相違と考え方の違い

    10.まとめ:容器包装への影響見込みと今後の展望

     【質疑応答】 

     

    ◆◆講師プロフィール◆◆◆

    専門分野:樹脂の製品安全、環境問題
    略歴・活動・著書など:
    日本包装技術協会 包装管理士講座 講師
    (一社)日本食品包装協会 包装学校 講師
    日本包装専士会 元会長

     
     

     

     

    セミナー講師

    【第1部】 

    MERIEUX NUTRISCIENCES JAPAN(株) 代表取締役社長 吉竹 政子 氏


    【第2部】

    西包装専士事務所 代表 西 秀樹 氏



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    化粧品・医薬部外品技術   海外事業進出   医薬品・医療機器・化粧品等規制

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    化粧品・医薬部外品技術   海外事業進出   医薬品・医療機器・化粧品等規制

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