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リチウムイオン2次電池、次世代電池について、
現状やそれぞれが抱える課題・今後の展望を解説
セミナー趣旨
昨今、自動車分野においては、2019年中国NEV(ニューエネジーヴィークル)規制に伴いEVの本格的普及が予測されており、EV用電池の動向が注目されている。
本セミナーでは、EV用電池として実用化されているリチウムイオン2次電池及び次世代電池について、現状やそれぞれが抱える課題・今後の展望を解説する。
また、様々な課題を解決し、更なる高性能化が期待できる新規な電池理論「片持ち論」(従来と異なり、負極カーボン中のリチウムイオンがカーボン壁のマイナスと引き合って安定に吸蔵される理論)及び「篩膜理論」(リチウムイオンは通過させるが、電解液分子は通過させない篩(ふるい)膜を用いる理論)について、その原理・考え方から可能性などについて解説する。
受講対象・レベル
・電池研究者・技術者 ・自動車・自動車用部品技術者
・EV化で影響を受ける技術者
・次世代電池に関心のある研究者
習得できる知識
・現行リチウムイオン2次電池の抱える課題についての理解
・EV用次世代電池の開発動向および抱える課題についての理解
・新規な電池理論の基礎知識習得と理解
セミナープログラム
1. 背景
1) 講演内容
2) 国内電池販売・生産実績
2. リチウムイオン2次電池が抱える課題
1) SEI(固体電解質界面)と電池劣化
2) 発火事故例と原因
3) デンドライトショート
4) 電気化学的考察
5) 突然死
3. 次世代電池の現状及び抱える課題
1) EV用リチウムイオン電池の見通し
2) EV用電池の各社開発状況
3) 改良型リチウムイオン電池の見通し
4) 次世代電池の紹介と課題
5)全固体電池について
6)定置用としての各種電池の適性比較
4. 新規な電池理論「片持ち論+篩(ふるい)膜」
1) 現行理論の矛盾/両持ち論・クラスター論
2) 新規な電池理論
3) 計算化学による片持ち論の立証(国プロ成果)
4) 先端孔・篩膜の存在の立証
5) 新規な電池理論「片持ち論・篩膜」の考察
5.総括
セミナー講師
佐野 茂 氏 バッテリーコンシェルジュ
【講師経歴】
1972年 東工大電気化学科卒。
1973年 湯浅電池㈱(現GSユアサ)入社。蓄電池研究。
1993年 リチウムイオン2次電池研究・開発・量試。
2005年 JFCCにて「新規な電池理論」考案・出願。
2007年 国プロ受託・計算化学による実証。
2009年 東洋システム㈱ 電池評価担当。
2016年 JFCC客員研究員・バッテリーコンシェルジュ。 電気化学>速度論>電池>鉛蓄電池・LIB・LIP 電気化学会東海支部所属 新リチウムイオン二次電池 共著 2008年2月㈱情報機構発行
セミナー受講料
45,000円 + 税※ 資料付
* メルマガ登録者は 40,000円 + 税
* アカデミック価格は 24,000円 + 税
★ アカデミック価格
学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を
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所属大学・大学院を記入のうえ、備考欄に「アカデミック価格希望」と
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受講料
49,500円(税込)/人
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