自動車用ウィンドウ・窓部材の最新開発動向と周辺部材・課題克服

自動車用高機能性ガラス・調光ミラー・スマートガラスの市場、技術動向


★ 自動車用ガラスの基礎的情報から高機能性ガラスの種類と特性まで解説!
★ 今後、自動車用の窓ガラスに必要とされるであろう機能や特性を予測!
★ 調光ミラーの原理及び開発の現状、課題を詳しく紹介!
★ スマートガラスのコネクティッドカーへ搭載する際の技術ポイント、現状課題とは?


講師


第1部 セントラル硝子(株) 硝子研究所 副所長 高松 敦 氏
【受賞】
2005年 日本セラミックス協会学術論文誌優秀賞


第2部 (国研)産業技術総合研究所
 イノベーションコーディネーター 工学博士 吉村 和記 氏
【著作】

“Electrochromic Materials and Devices” (共著)、Wiley
【受賞】
電気化学会技術賞・棚橋賞
【経歴】
産総研でスマートウィンドウ用薄膜材料の開発と評価に従事。
クロモジェニック研究会主査。


第3部 MirasoLab 代表 工学博士 竹田 諭司 氏
【著作・受賞・経歴】

‘92年旭硝子㈱入社.中央研究所にて複数の新商品・新技術開発に従事.
‘07年よりエレクトロニクス事業本部にて複数の新事業プロジェクトを推進.
‘17. 9月旭硝子退職. 10月MirasoLab代表就任.
技術の専門は,有機EL, LED, 太陽電池, 電子部材, 素材表面研究
(薄膜&表面改質技術, 撥水・親水) およびレーザー接着技術.
ビジネスの専門は,新規事業創出, イノベーションマネージメント
◆ 関連著書
・ガラス接着・接合技術による電子・エネルギー関連デバイス&部材の高信頼性化,
 月刊ディスプレイ3月号, 2013.
・有機EL関連技術・ガラスシール技術/光取出し技術, 工業材料, 59, 39, 2011.
・ガラスの百科事典, 朝倉書店, 第20章, p.596, 2007年, 分担執筆
・コネクティッド社会へ向けたディスプレイおよび高信頼性化技術の最新動向,
 シーエムシーリサーチ, 2018年
◆ 国際ガラス委員会技術委員 & 日本セラミックス協会ガラス部会役員(2004-2007).


受講料


【1名の場合】43,200円(税込、テキスト費用を含む)
【2名の場合】54,000円(税込、テキスト費用を含む)
【3名以上の場合は一名につき、10,800円加算】(税込、テキスト費用を含む)

※ AndTechの講座では、同一部署に限り申込者のご紹介があれば、何名でもお1人10,800円で追加申し込みいただけます。(申込者は正規料金、お二人目以降は10,800円となります)。追加の際は、申し込まれる方が追加の方を取り纏いただくか、申込時期が異なる場合は紹介者のお名前を備考欄にお書きくださいますよう、お願いいたします。
 
※ AndTechの講座は、特別割引とポイント割引など、2種類以上の割引は、同時には適用されません。誤って、2種類以上の割引を同時にご利用された方には、後程、事務局より割引選択のための確認連絡をいたします。


対象


自動車用ウィンドウに関心・課題のある事業企画担当者、研究者、マーケッターなど


プログラム


第1部 自動車用ウィンドウに求められる特性と高機能化
【12:30-13:45】 
講師:セントラル硝子(株) 硝子研究所 副所長 高松 敦 氏 
 
【講演主旨】
 自動車技術は今、大きな曲がり角を迎えている。これをけん引しているのは自動運転化とパワートレインの変化であることは言うまでもない。自動車用の窓ガラスも単なる透明部材としてのみならず、さまざまな機能を併せ持つ高機能性部材として進化している。ドライビングの安全性を高める HUD や撥水ガラス、快適性に寄与する遮熱ガラスや遮音ガラスや調光ガラス、人体に有害な紫外線を遮蔽する UV カットガラスなどが車載されるようになっているが、その実態はあまり詳細に解説されていない。
 本発表では自動車用ガラスの組成、製造方法、自動車用窓として必要とされる特性といった基礎的情報から、HUD 用ガラス、撥水ガラス、遮熱ガラス、遮音ガラス、調光ガラス、UV カットガラス、軽量化動向といった各種の高機能性ガラスの種類と特性を解説する。また、今後、自動車用の窓ガラスに必要とされるであろう機能や特性を予測する。

【プログラム】
1.ガラスの基礎
 1-1 ソーダライムガラスの基本組成
 1-2 自動車に用いる板ガラスの生産方法(フロート法)

2.自動車用窓ガラス(安全ガラス)
 2-1 自動車用ガラスの種類(合わせガラス、強化ガラス)
 2-2 自動車用ガラスの製造方法
 2-3 自動車用ガラスの変遷(色)
 2-4 自動車用ガラスの変遷(厚さ、軽量化)

3.自動車用窓ガラスに求められる特性
 3-1 各国の法規制 
 3-2 合わせガラスに求められる特性
 3-2 強化ガラスに求められる特性
 3-3 実用上のハードル

4.自動車用の高機能性ガラス
 4-1 HUD(ヘッドアップディスプレイ)
 4-2 撥水ガラス
 4-3 遮熱ガラス
 4-4 紫外線遮蔽ガラス
 4-5 遮音ガラス
 4-6 調光ガラス
 4-7 その他の機能性ガラス

5.今後の高機能性ガラス
 5-1 社会環境の変化と求められるニーズ
 5-2 各機能ガラスの進化・新しい機能性ガラス

【質疑応答 名刺交換】


 
第2部 調光ミラーの原理・開発動向および自動車窓ガラスへの応用と課題
【13:55-15:10】

講師:(国研)産業技術総合研究所 イノベーションコーディネーター 工学博士 吉村 和記 氏 
 
【キーワード】
1. スマートウィンドウ
2. 調光ミラー
3. 省エネルギー

【講演主旨】
 光や熱を制御する調光材料を窓ガラスに用いることで、自動車における冷暖房負荷を大きく低減する効果を持つスマートウインドウが実現できる。様々な種類のスマートウインドウについて概説すると共に、透明から鏡に変化することでより大きな省エネルギー効果を持つ調光ミラーについて、その原理及び開発の現状、課題を詳しく紹介する。

【プログラム】
1.スマートウインドウ技術とは
 1-1 窓におけるエネルギーの出入り
 1-2 窓の省エネルギー性能
 1-3 省エネルギー性能の評価
 1-4 様々な調光ガラス

2.調光材料の種類と特徴
 2-1 エレクトロクロミック
 2-2 サーモクロミック
 2-3 サーモトロピック
 2-4 ガスクロミック

3.調光ミラーの特徴と開発動向
 3-1 調光ミラーとは
 3-2 調光ミラー薄膜の作製と評価
 3-3 ガスクロミック調光ミラー
 3-4 エレクトロクロミック調光ミラー
 3-5 耐久性の向上
 3-6 新しいガスクロミック方式

4.自動車および車両・移動体分野への応用可能性
 4-1 自動車ガラスへの応用
 4-2 鉄道,航空機ガラスへの応用
 4-3 水素センサへの応用

【質疑応答 名刺交換】


 
第3部 スマートガラスと自動車への応用動向
【15:20-16:35】 
講師:MirasoLab 代表 工学博士 竹田 諭司 氏 
 
【キーワード】
1. スマートガラス
2. 調光ガラス
3. エレクトロクロミック

【講演主旨】
 あらゆるモノがインターネットに繋がるIoT時代に突入し、少しずつではあるが、IoT化が社会に浸透しはじめている。そして、更なる快適性・利便性向上を目的に、様々な製品のスマート化も進展している。スマートガラスもその一つである。光の透過性をコントロールする調光ガラスやIoT社会を支える5G高速通信を支援するガラスアンテナ、自動車の安全性を更に高めるWindshield型ヘッドアップディスプレイなど、様々な提案がなされている。コンセプト自体はどれも古くから存在するものが殆どであるが、IoT社会においてあらためて再注目されており、長年の技術開発努力によりその実用性も高まってきていることから、今後の本格普及が期待されている。
 本セミナーでは、まず、スマートガラスの市場および技術動向について述べ、次に、調光ガラスに焦点をあて、その特徴・構成・材料について解説する。更に、これらスマートガラスをコネクティッドカーへ搭載する際の技術ポイント、現状課題と今後について述べる。

【プログラム】
1.スマートガラス
 1-1 市場および技術動向
 1-2 代表的スマートガラスとその特徴

2.調光ガラス
 2-1 調光ガラスの分類 (電気・熱・光・ガスクロミック, 液晶, 微粒子)
 2-2 代表的調光ガラス(ECW, LCW, SPD)の特徴・構成・材料
 2-3 現状課題とコネクティッドカーへの応用

【質疑応答 名刺交換】


※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


12:30

受講料

43,200円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

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開催場所

神奈川県

MAP

【川崎市川崎区】カルッツかわさき

【京急】京急川崎駅 【JR】川崎駅

主催者

キーワード

自動車技術   無機材料   省エネルギー

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