【演習付】化学プロセスの評価と熱エネルギー効率の最適化プロセスシミュレーションとピンチテクノロジーの活用

~COCO/ChemSepの使い方やピンチテクノロジーの基礎・活用方法・実践例を速習 ~
 受講可能な形式:【Live配信】or【アーカイブ配信】のみ 

工業プロセスにおいて、いかにエネルギーを最適化するかが重要視されるなか、
化学産業では特にエネルギー集約型のプロセスが多く、熱エネルギーの効率化や省エネ化が喫緊の課題となっています。

◎当セミナーでは、プロセスシミュレーションとピンチテクノロジーの2つを用いて、
 プロセス評価、更なる省エネ化・最適化を実現するために必要な考えが習得できます!
 「理解を助ける 演習も随所に!」

フリーソフトの化学プロセスシミュレータ「COCO/ChemSep」を用いて、
​ プロセス内での物質と熱の挙動をシミュレーションし、効率的なプロセス設計や改善のためのデータを
 研究者・技術者個人で得られるように、手順や活用方法を、例を挙げながら解説。

ピンチテクノロジーでは、演習を交えながらその理論と活用どころを解説。
 ヒートインテグレーション、最小必要加熱量・冷却量の算出、エネルギー効率化目標の決め方に始まり、
 ストリームデータの解析、ピンチポイントの発見と活用、熱交換ネットワークの設計等を解説する、
 「理論と実践をバランスよく組み合わせた」内容です。
 最後にエチレンプラントのピンチ解析事例を通じて、実プロセスでの応用を学べます。


日時

【Live配信受講】 2025年9月17日(水)  10:30~16:30
【アーカイブ受講】 2025年10月1日(水)  まで受付 (視聴期間:10/1~10/14)

【項目】※クリックするとその項目に飛ぶことができます

    セミナー趣旨

     2050年に向けたカーボンニュートラル対応、原油やLNGをはじめとしたエネルギーコスト高騰への対応が、化学工業をはじめプロセス工業に重くのしかかっています。なかでも、省エネルギーによるコストダウンは最も着実な普遍的対応策です。その為には省エネルギーアイディアの提案だけでなく創出が不可欠です。

     ピンチテクノロジーは、エネルギーの質的利用最大の視点から、省エネルギーアイディアを創出する技術です。我が国では1990年代に既存プロセスへ適用されましたが、昨今の生産プロセスの改変、周囲環境からの顕著な要請に鑑み、技術者自らがエネルギー効率改善のアイデアを創出する技術を身に着けることは、省エネルギー推進・促進への必達事項です。

     本講習では、プラント・工場における生産プロセスに対して、プロセスシミュレーションからピンチテクノロジー適用に亘り、技術を身に着けていただくべく、オリジナル冊子(テキスト)を使用し分かり易く解説することを主眼としています。

    受講対象・レベル

    〇化学プロセスの工業化・合理化にお困りの技術者・研究者
    〇石油、半導体、紙パルプ、鉄鋼等プロセス工業の省エネルギーにお困りの技術者・研究者
    〇プロセス工業において省エネルギー技術を獲得されようとしている技術者・研究者
    〇化学工業・プロセス工業において合理化や省エネルギー手法を身に着けたい若手技術者・研究者
    〇機械、エレクトロニクス系企業の工業化・合理化及び省エネルギーにお困りの技術者・研究者

    習得できる知識

    ●プロセスシミュレーション知識:
     プロセス概念設計、化学工学物性推算法の選定、
     塔計算法選定、フリーソフトプロセスシミュレータ使用法、
     プロセス評価法(カーボンリサイクルのプロセス評価)

    ●エネルギー最適化技術 ピンチテクノロジー:
     ヒートインテグレーション、最小必要エネルギー評価法、
     作表法によるエネルギー回収箇所の特定、ストリームデータ抽出法、
     熱回収最大達成のための熱交換ネットワークデザイン、プロジェクト取進め手順

    セミナープログラム

    Ⅰ.プロセスシミュレーション 

     1. 物質・熱収支の設定
      ・気液平衡/物性データ
      ・蒸留計算法

     2. 化学プロセスシミュレータCOCO/ChemSep
      ・使用法マニュアル 手順
      ・例題 フラッシュ蒸留、多成分系蒸留

     3.プロセス評価法:カーボンリサイクルのプロセス評価事例
      ・再生可能エネルギーと電力化率
      ・可採埋蔵量からの炭酸ガス排出量
      ・カーボンリサイクル反応の評価 
      3.1 一酸化炭素合成  
      3.2 メタノール合成

    Ⅱ.ピンチテクノロジー 

     1.プロセス設計におけるヒートインテグレーション

     2.エネルギー消費ターゲットの評価法
      ・Composite Curve(熱利用線図)と最小必要熱量
       演習1
     
     3.作表法(Problem Table Algorithm)・ Grand Composite Curveと熱交換機会 
       演習2
     
     4.熱回収問題におけるピンチポイントの役割
     
     5.まとめ― プロジェクト取り進め手順
     
     6.熱回収最大達成のための熱交換ネットワークデザイン
      ・ネットワークデザイン
      ・CPルールに基づくマッチング

     7.ストリームデータ抽出法
      ・単一ストリーム化
      ・線形化
      ・ストリーム混合
      ・用役
      ・熱媒冷却時の有効温度
       演習3
       演習4
     
     8.省資、省エネ6つの視点

     9.ピンチテクノロジー適用手順

     10.実績事例 エチレンプラントのピンチ解析

    □ 質疑応答 □

    セミナー講師

    平田技術士・労働安全コンサルタント事務所 代表/技術士(化学部門)、労働安全コンサルタント 平田 賢太郎 先生
    (※元・三菱化学(株))

    <ご経歴>
    1973年 東京工業大学大学院 理工学研究科 化学工学専攻修了 三菱油化㈱ 入社
    2003年 技術士 化学(化学装置及び設備)登録
    2011年 三菱化学㈱ 退職 平田技術士・労働安全コンサルタント事務所 設立 代表就任 

    現在、プロセス工業の最適化を業容とする英国法人 Process Integration Limited, Senior Consultantとして、国内営業開発中。 英国マンチェスター大学プロセスインテグレーションセンターと共同研究(プロセス工業のピンチ解析及び最適化)、香港科技大学化学工学科と共同研究(用役系最適化モデル開発)を行う。
     又、公益社団法人 日本技術士会 中部本部 本部長、一般社団法人 日本労働安全衛生コンサルタント会三重支部理事、一般財団法人 省エネルギーセンター エネルギー使用合理化専門員を務める。

    <ご専門>
    化学工学(反応工学、分離工学、プロセスシステム工学)、安全工学、省エネルギー

    <主なご研究・ご業務>
    ・反応器・蒸留塔・抽出塔・各種単位操作のプログラム開発・適用
    ・擬似移動層クロマト分離工業化技術開発
    ・エチレンプラントのピンチ解析及び合理化
    ・リスクアセスメント・事故原因解析・特定及び再発防止対策提言
    ・化学物質取扱の法規制対応(SDS作成・整備)

    <著書・論文>
    「新版化学工学(解説と演習)」化学工学会編 槇書店
    「実用化学装置設計ガイド」化学工学会編 工業調査会
    「分離プロセスの開発とスケールアップの進め方」技術情報協会

    <その他 所属・役職>
    日本技術士会、化学工学会、日本労働安全衛生コンサルタント会

    セミナー受講料

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    ≪配布資料≫
     製本テキスト(開催日の4、5日前に発送予定)
      ※開催日の4~5日前にお申込みの場合、セミナー資料の到着が開催日に間に合わないことがございます。


    (備考)※講義中の録音・撮影はご遠慮ください。
        ※開催日の概ね1週間前を目安に、最少催行人数に達していない場合、セミナーを中止することがございます。


     

    受講料

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    開催場所

    全国

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    化学反応・プロセス   デジタル情報管理   技術マネジメント総合

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