
全固体電池の全体像として、その概要、課題、研究開発動向、製造プロセス等、網羅的に解説!
習得できる知識
・全固体電池の全体像
・全固体電池・固体電池の各部材
・材料の研究開発の現状と将来像
・次世代電池の将来展望と今後の開発のための指針
・全固体電池の実用化へ向けて解決すべき課題 など
セミナープログラム
1.序論
1.1 背景
1.2 固体電解質開発史
1.3 完成形の全固体電池
2.固体電池の分類と定義
3.全固体電池の課題
4.全固体電池の研究開発
4.1 硫黄系固体電解質
4.1.1 正極材料開発
4.1.2 正極材料被覆技術開発
4.1.3 次世代高容量材料開発現況
4.2 酸化物系固体電解質
4.3 ハロゲン化物系固体電解質
4.4 有機固体電解質
5.全固体電池の製造プロセス
6.半固体電池の研究開発
7.今後の課題と展望
【質疑応答】
セミナー講師
株式会社NKエナジーフロンティア 代表取締役 小林 直哉 氏
【経歴】
1985年4月 新神戸電気株式会社 入社
1992年8月 キヤノン株式会社 入社
2004年4月 株式会社日本研究所入社 主席研究員(Team長)
2015年4月 TOCキャパシタ株式会社 入社
2017年6月 TOCキャパシタ株式会社 取締役に就任
2019年7月 ㈱NKエナジーフロンティア創業 代表取締役社長
企業にて40年間蓄電技術(ニカド電池、ニッケル水素電池、リチウムイオン電池、金属リチウム二次電池、合金系二次電池、全固体電池、キャパシタ、デュアルイオンバッテリー等)の研究開発に従事してきました。また、多くの大学との共同研究経験があり、ネットワークを有しています。その他、56件の登録特許(102件の公開特許)、18件の論文実績があります。
【専門内容】
私は大学卒業後、40年以上電池技術に携わってきました。4つの企業にて様々な蓄電デバイスの研究開発や製品化に携わりました。最初の会社は新神戸電機㈱で、ニッケルカドミウム二次電池の研究、開発、設計。研究開発した技術を、電池設計及び工場での製品化まで実施した(3つの製品)。その間に装置技術を含む製造工程技術も習得しました。二つ目はキヤノン㈱で、ポストリチウムイオン電池の研究開発に携わり、特に合金系負極材(Sn、Si、Al)の研究開発を行ない、その間に開発したSn合金材料はソニーエナジーデバイス(現在の村田製作所)にて商品化されているが、その基本技術を開発し、基本特許も取得した。三つ目は㈱サムスン日本研究所で、サムスンSDIのリチウムイオン電池の性能向上に貢献した。また、全固体電池やSi系負極材料、新規EDLC材料の研究開発を行ない、論文発表4件、学会発表6件の実績あり。四つ目はTOCキャパシタ㈱で、取締役開発部長としてEDLCの事業化、新規蓄電デバイス(ハイブリッドキャパシタ、Dual-ion電池)を研究開発した。現在は2019年に創業した現職にて、内外の企業や大学にて蓄電技術のコンサルティング活動を行って。その他、これまでに12の大学との共同研究実績、学会発表実績は31件、特許出願103件(登録特許56件)、論文16件、いるセミナー講演66件、著書執筆11冊(単著で『全固体電池のすべて~各種材料技術と研究開発動向~』を2024年7月に発刊)等があります。
【ご専門】
電池/電気化学/無機材料/分析化学
【講演実績】
次世代電池技術開発~全固体電池~、最先端電池技術2011(電気化学会)2011年1月25日
高容量リチウムイオン電池用負極材料開発及び次世代電池開発状況(炭素材料学会 先端科学技術講習会 2023)2023年6月9日
セミナー受講料
【1名の場合】49,500円(税込、テキスト費用を含む)
2名以上は一人につき、16,500円が加算されます。
受講料
49,500円(税込)/人
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