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塗料・塗膜の基礎とUV塗料の構成物・設計工程について詳解!
■本講座の注目ポイント
塗料と塗膜の役割(基礎概念)から、UV塗料の設計工程について学べる講座です
・塗膜・塗料の付着性と、付着性を向上する具体的な手段を説明します
・ラジカルタイプのUV塗料の構成物、硬化条件、屋外仕様のハードコートについて解説します
・今後の展望として、SDGSとしてバイオ原料についても紹介します
セミナー趣旨
塗膜の本来の役割は「素材の保護」、「美観の付与」であるとされているが、現実には塗料の採用市場の拡大に伴って機能付加による「付加価値の付与」が要求されてきている。塗料にはいろいろな種類があり、用途などにより使い分けているが、これらの機能を継続的に可能にするためには基材に対する付着性が良好でなければ不可能となる。したがって、素材に対する付着性が最重要機能と考える。
その付着性の一般的な認識と、付着性を向上する手段を具体的に説明する。また、各種塗料で得られた塗膜の性質はSS(Stress and Strain)曲線などにより表すことができ、バインダー樹脂と塗膜の性質を比較しながら、より理想的な性質を提案する。
次いで、UV塗料設計に関する基礎知識として、ラジカルタイプのUV塗料の構成物(樹脂、開始剤、その他添加剤)について紹介するとともに、硬化に必要な光源、塗装方法なども若干触れる。また、UV塗料の特性を生かした蒸着ベースコートと屋外仕様のハードコートを紹介し、屋外仕様のハードコートに関しては耐候性処方が重要であると考え、PC素材用の塗料設計工程を説明する。
最後に、今後の塗料設計に関しては作業環境も含めた環境対応が求められることもあり、日本塗料工業会の指針に沿った今までの環境対応を紹介するとともに、SDGsをもとに環境対策として炭酸ガスを取り上げ、その対応策の一つとしてバイオ原料について紹介する。また、今後の製品開発には人に対しても優しくなければならないとの観点から安全性に関する各国の法規を紹介する。
習得できる知識
・塗料全般の基礎知識
・UV塗料の基礎知識
・耐候性処方の注意点
・今後の塗料開発の留意点
セミナープログラム
1. 塗料の基礎知識
1-1. 塗料と塗膜の役割(塗装の目的)
1-2. 塗料の種類と成膜概念
1-3. 塗料機能の最重要項目:付着機能
1-4. 塗膜の付着性評価
1-5. 付着の基本
1-6. 塗料の表面張力と付着低下要因
1-7. 塗膜強度の概念
1-8. 塗料を含むプラスチック製品を取り巻く環境
2. UV塗料概論
2-1. UV塗料の種類と特徴
2-2. UV塗料の構成物
2-3. UV塗料の樹脂
2-4. UV塗料の添加剤
2-5. UV塗料の反応
2-6. UV塗料の開始剤
2-7. UV塗料のその他成分
2-8. UV塗料の光源
2-9. UV塗料の塗装方法
2-10. UV塗料の設計(蒸着仕様)
2-11. UV塗料の設計(屋外仕様ハードコート)
2-12. 高硬度ハードコート(ガラス代替)
2-13. 抗ウィルス機能と安全性
3. 今後の塗料設計の留意点
3-1. SDGs
3-2. 現在の環境対応設計の例
3-3. 温室効果ガス
3-4. バイオプラスチックバイオマスプラスチック
4.参考資料(おまけ)
【質疑応答】
セミナー講師
株式会社AndTech 技術顧問/(元)藤倉化成株式会社 技術部長 大原 昇 氏
略歴
1978年 藤倉化成(株) 入社
新規機能塗料(建築材料およびプラスチック材料)の開発に従事、研究プロジェクトリーダーを経て、
技術部長、開発部長、英国子会社ディレクターを歴任。
2019年 藤倉化成(株)退職
2019年4月 (株)AndTech 顧問就任。
現在に至る。
セミナー受講料
●1名様 :45,100円(税込、資料作成費用を含む)
●2名様以上:16,500円(お一人につき)
※受講料の振り込みは、開催翌月の月末までで問題ありません
受講料
45,100円(税込)/人
※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です
開催日時
13:00 ~
受講料
45,100円(税込)/人
※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます
※銀行振込
開催場所
全国
主催者
キーワード
塗装・コーティング 高分子・樹脂材料 環境負荷抑制技術一般
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