○CO2フリーの観点から再注目のアンモニア利用技術について徹底解説!
○製造・輸送・分解反応・水素生成など燃料や水素キャリアとしてのアンモニア活用の基礎と最新動向から、アンモニア供給システムや定置用・自動車用燃料電池への応用まで。
セミナー趣旨
水素キャリアあるいは代替燃料としてのアンモニアのアイデアは80年以上も前から議論されてきましたが、毒性と悪臭のために炭化水素系燃料の改質に比べて注目されてきませんでした。最近、カーボンフリーの観点から水素キャリアとしてのアンモニアが注目され始めています。
2017年には科学技術振興機構 (JST) が「グリーンアンモニアコンソーシアム」を設立し、CO2フリー燃料としてのアンモニアの供給から利用までのアンモニア・バリューチェーン形成に向けて、研究開発ならびに社会実装に向けた取り組みを検討し始めました。地球温暖化防止への関心が高まるにつれ、現実的な解決方法として、CO2フリーの水素キャリア燃料としての可能性が見えてきました。本セミナーでは、持続可能な燃料としてのアンモニアの可能性についてこれまでの研究成果を基に解説します。
受講対象・レベル
・燃料としてのアンモニアの可能性と課題について知見を得たいと考えている方
・アンモニア分解による水素生成方法の知見を得たいと考えている方
・水素供給システムの構成と課題について知見を得たいと考えている方
必要な予備知識
この分野に興味のある方なら、特に予備知識は必要ありません。
習得できる知識
・アンモニアの基礎知識
・再生可能エネルギーとしてのアンモニアの最新動向
・燃料としてのアンモニアの課題や展望
など
セミナープログラム
1.持続可能な燃料としてのアンモニア
1)カーボンフリーのアンモニアの製造と輸送
2)再生可能エネルギー由来の液体アンモニアを輸送するための可能な経路
3)燃料としてのアンモニアの導入
4)エクセルギー解析を用いた燃料の比較
2.水素キャリアとしてのアンモニア
1)アンモニアの分解反応
2)高純度の水素生成
3)ルテニウム触媒によるアンモニア分解
3.アンモニア供給システム
1)アンモニア燃焼の利用技術
2)タービンおよび内燃機関でのアンモニア燃焼
3)アンモニア分解・水素生成システム
4)燃料電池を介した定置用途のアンモニア利用
5)燃料電池自動車用アンモニア分解・水素供給システムの開発
<質疑応答>
*途中、小休憩を挟みます。
セミナー講師
工学院大学 教育支援機構 特任教授 雑賀 高 氏
■ご略歴
1978年 東京都立大学工学部機械工学科卒業
1981年 東京都立大学大学院工学研究科機械工学専攻修士課程修了
1981年 工学院大学工学部機械工学科助手
1990年 工学博士(東京大学)
1990年 工学院大学工学部機械工学科講師
1996年 工学院大学工学部機械工学科助教授
2001年 工学院大学工学部国際基礎工学科教授
2006年 技術士(機械部門)
2022年 工学院大学教育支援機構特任教授
現在、(公益社団法人)日本工学教育協会理事、(公益社団法人)自動車技術会理事・フェロー、
(一般社団法人)日本技術者教育認定機構(JABEE)理事・フェロー
■主な著書・単著
「自動車のエクセルギー解析 ―エネルギーの有効活用をはかる―」(コロナ社)、
共著:「機械技術者のための熱力学」「技術者の倫理」「初めて学ぶエンジン技術と機械工学」「エンジン―熱と流れの工学―」など。
セミナー受講料
【オンライン受講:見逃し視聴なし】 1名36,300円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき25,300円
【オンライン受講:見逃し視聴あり】 1名41,800円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき30,800円
*学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。
主催者
開催場所
全国
受講について
- 配布資料はPDF等のデータで送付予定です。受取方法はメールでご案内致します。
(開催1週前~前日までには送付致します)
※準備の都合上、開催1営業日前の12:00までにお申し込みをお願い致します。
(土、日、祝日は営業日としてカウント致しません。) - 受講にあたってこちらをご確認の上、お申し込みください。
- Zoomを使用したオンラインセミナーです
→環境の確認についてこちらからご確認ください - 申込み時に(見逃し視聴有り)を選択された方は、見逃し視聴が可能です
→こちらをご確認ください
※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です
開催日時
13:00 ~
受講料
36,300円(税込)/人
※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます
※銀行振込、コンビニ払い
※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です
開催日時
13:00 ~
受講料
36,300円(税込)/人
※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます
※銀行振込、コンビニ払い
関連教材
もっと見る関連記事
もっと見る-
【真空不要】大気圧プラズマ(AP)とは?接着不良を解決しコストを激減させる「魔法の風」の仕組み
【目次】 製造業の現場では、製品の品質と耐久性を決定づける「表面処理」が極めて重要な工程です。これまで、高機能な表面処理を行うために... -
【メタネーションとは】CO₂を都市ガスに変える?仕組み・メリット・実用化への課題を解説
【目次】 地球温暖化対策は、人類共通の喫緊の課題です。主要な温室効果ガスである二酸化炭素、すなわちCO₂の排出削減は待ったなしの状況... -
【液体を一瞬で粉末に】スプレードライ(噴霧乾燥)とは?原理・メリットから「粉ミルク」等の応用例まで
【目次】 現代の製造業、特に食品、医薬、化学の分野において、「乾燥」工程は最終製品の品質を決定する極めて重要なプロセスです。原料に含... -
EVバスが街の電力基地に!EVバスのバッテリー活用術、V2Xが拓くスマートグリッドを解説
EVバス(いすゞエルガEV:東京都交通局):都庁総合ホームページより引用 【目次】 地球温暖化対策が待ったなしとされる現代において...





