超音波エレクトロニクスの最新技術〜超音波の基礎から応用まで、計測技術・圧電アクチュエータ・スマホ用超薄型レンズの実用化に向けて〜

41,040 円(税込)

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開催日 12:30 ~ 16:30 
締めきりました
主催者 株式会社 情報機構
キーワード 電子デバイス・部品   メカトロ・ロボティクス   光学技術
開催エリア 東京都
開催場所 【新宿区】新宿文化センター
交通 【地下鉄】東新宿駅

 教科書レベルの超音波の基礎から始まり、
 各種波動・圧電デバイスの動作原理・設計評価手法について
 ご紹介致します
 また、圧電材料を使ったセンシングシステムや
 医療応用デバイスについても解説します

講師

同志社大学 理工学部 電気工学科 教授 博士(工学) 小山 大介 先生

講師略歴
 2005年同志社大学大学院博士課程後期修了、博士(工学)
 同年東京工業大学精密工学研究所助手、2011年同准教授
 2012年同志社大学理工学部准教授、2018年より現職。
 これまで超音波を用いた各種デバイス、計測技術の研究に従事。

専門
 超音波応用デバイス、圧電アクチュエータ・センサ、医用超音波デバイス

本テーマ関連学協会での活動
 ・日本音響学会、編集委員(2011-2017)
 ・超音波エレクトロニクスの基礎と応用に関するシンポジウム、運営委員(2010-)
 ・Scientific Reports (Nature Publishing Group)、 Editorial board (2016-)
 ・電子情報通信学会、 超音波研究専門委員会委員(2018-)
 ・日本学術振興会弾性波素子技術第150委員会委員(2018-)

受講料

1名41、040円(税込(消費税8%)、資料付)  
*1社2名以上同時申込の場合 、1名につき30、240円      
*学校法人割引 ;学生、教員のご参加は受講料50%割引。

セミナーポイント

■はじめに
 本講座では超音波計測および圧電デバイス・アクチュエータの初学者の方でも
参加できるよう、教科書レベルの超音波の基礎に始まり、各種波動・圧電デバイスの
動作原理・設計評価手法についてご紹介致します。
 実際に製品を設計・開発する際に、まずどの様に考え、どの様な材料を用い、
どの様な形状にすべきか等具体的な流れについてご説明します。
 さらに近年産業界で注目を集める小型、薄型、単純構造で実現可能な
各種アクチュエータ(超音波モータ、可変焦点レンズ、ポンプなど)についても
その開発事例をご紹介します。また圧電材料を使ったセンシングシステム、
医療応用デバイスについても解説します。

■受講対象
企業や大学の研究者・技術者・実務担当者など

■本セミナーに参加して修得できること
・超音波に関する基礎知識
・超音波(圧電)アクチュエータ、圧電センサなどの設計・評価手法
・医用超音波技術および関連デバイスの開発アイデア

セミナー内容

1.超音波の基礎
  1)超音波とは(周波数、波長、音速)
  2)超音波の物理(波の種類、反射、屈折、回折、散乱)
  3)強力超音波の作用(音響放射力、音響流、キャビテーション、非線形ひずみ)

2.超音波(圧電)モータ・アクチュエータ
  1)超音波振動子の基礎
  2)超音波(圧電)モータの動作原理(振動モードの組合せ)
  3)設計手法(理論的設計、有限要素解析)
  4)多自由度モータ、小型アクチュエータの開発事例
  5)非接触型モータ・アクチュエータ、薄型ポンプへの展開

3.超音波式可変焦点レンズ
  1)動作原理
  2)設計・評価手法
  3)ゲルレンズとレンズアレイ
  4)液晶材料を使った薄型レンズ

4.圧電材料によるセンシングデバイス・振動発電装置
  1)振動発電装置の構成
  2)等価回路による変換効率の評価
  3)非鉛系材料を用いた装置
  4)バッテリーレスセンサとしての応用

5.超音波による物体の非接触搬送・操作技術
  1)デバイスの設計手法
  2)音場・放射力分布の計算および制御手法
  3)動作特性評価
  4)ラブ・オン・チップ技術への展開

6.超音波による医用応用デバイス
  1)血液フィルタの開発事例
  2)細胞培養チップへの展開

7.マイクロバブルによる超音波イメージング技術
  1)超音波照射下における気泡のふるまい
  2)気泡振動の観測・評価手法
  3)医用診断技術への応用(DDS、遺伝子導入)