MLCCの基礎と電極材料(内部電極/外部電極) ペースト・バインダー設計と製造技術【LIVE配信・WEBセミナー】

45,100 円(税込)

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込

会員ログインして申込む

よくある質問はこちら

このセミナーについて質問する
開催日 13:00 ~ 17:00 
主催者 (株)AndTech (&Tech)
キーワード 電子デバイス・部品   無機材料
開催エリア 全国
開催場所 ※会社やご自宅のパソコンで視聴可能な講座です

~MLCCの電極とそれに関わる特性を中心として~

★2024年5月28日WEBでオンライン開講第一人者の山本先生にMLCCの基礎と電極材料(内部電極/外部電極)、 ペースト・バインダー設計について、じっくりと講義いただくまたとない講座です!

■注目ポイント ★MLCCの高積層化技術と、それに伴って生じるトラブル、解決方法を歴史から始まって最新情報まで解説する。 ★積層コンデンサ (MLCC) 材料の基礎から応用、MLCCの高積層・高容量技術、MLCCの内部電極・外部電極の全てなど第一人者が解説いたします!

セミナー講師

防衛大学校   名誉教授、大阪公立大学 客員教授 工学博士  山本 孝 氏

研究・業務1. 日韓セラミックスセミナ-日本側委員(2009~)2. 強誘電体応用会議実行委員会委員顧問(2008~)3. ファインセラミックス標準化EC2委員長(1989~)4. ISO/TC206 委員(2015~)5. 加藤科学振興会評議委員(1990~)6. 電子セラミックス・プロセス研究会評議委員長(2007~)その他 所属・役職大阪府立大学 客員教授/研究員略歴 1980年京都大学大学院博士課程修了 1981年防衛大学校助手(電気工学教室) 1984年9月カルフォルニア大学・バ-クレ-校      ロ-レンツ・バ-クレ-研究所客員研究員 1987年防衛大学校講師(電気工学教室) 1988年防衛大学校助教授(電子工学科) 1994年防衛大学校教授(電気工学科) 1999年防衛大学校教授(通信工学科) 2014年防衛大学校定年退職、 2014年大阪府大客員研究員(2014年~) 2014年防衛大学校名誉教授 2014年大阪府大客員教授(2014年~) 2017年同志社大学非常勤講師(2017年~2019年) 2022年大阪公立大客員教授(2022年~)

セミナー受講料

【1名の場合】45,100円(税込、資料作成費用を含む)2名以上は一人につき、16,500円が加算されます。

セミナー趣旨

積層セラミックスコンデンサー(MLCC) は電子機器で数多く使用されている.更に,Beyond 5G(6G)においては必須の小型受動部品である。一方、自動車のEV化が急速に進み、パワートレインに使用されるMLCCには大容量・小型化に加えて高信頼性対応の需要が急増している。MLCCは誘電体と内部電極,即ち内部電極/誘電体/内部電極の積層構造から成り,外部電極で並列につながる構造を取る.誘電体材料の改善は早くから進み,特に小型化ではほぼ完成状態にある.Ni内電MLCCのNi金属のコスト化を特徴にして大容量・小型化が急激に進んだ。チップサイズは年々小型化し0201タイプ (0.2×0.1mm) の実用化も始まっている,多分,このサイズで進展は止まるであろう.当講座では1.,2.<積層セラミックコンデンサの基礎>,3.<電極材料(内部電極/外部電極)>4.<積層セラミックコンデンサの高信頼性>に大別し,特に3. <電極材料(内部電極/外部電極)>の製造技術内部と4.積層セラミックコンデンサの高信頼性を詳細に解説する.

習得できる知識

積層コンデンサ (MLCC) 材料の基礎から応用までMLCCの高積層・高容量の技術MLCCの内部電極・外部電極の全て

セミナープログラム

1. <積層セラミックスコンデンサ―(MLCC)の現状> 1.1 移動通信システムの進化 1.2 自動車用の電子機器の住み分け 1.3 MLCCのサイズの変遷(民生用,車載用) 1.4 MLCCの温度特性:車載用には 1.5 Class I vs Class II MLCC の温度特性/DC特性/温度特性 1.6 スマートホンに搭載される電子部品の個数MLCCの自動車搭載個数, MLCCの世界ランキング 1.7 MLCC内部電極作成法,チップサイズの小型化,低ESLコンデンサの構造比較2. <積層セラミックコンデンサの基礎> 2.1 積層セラミックスコンデンサの小型・大容量化,MLCCの構造 2.2 材料から見たBaTiO3+希土類+アクセプタ+固溶制御材 2.3 COG,NP0特性のCu内電MLCC 2.4 MLCCの小型化、容量密度の進化、誘電体層薄層化の進化 2.5 Ni-MLCCの製造プロセス、グリーンシートの技術動向 2.6 高信頼性MLCCに必要なこと、微小粒径、コア・シェル構造の利点 2.7 薄膜用MLCCに求められる特性、水熱BaTiO3 2.8 固相法によるBaTiO3の微細化, 微少・均一BaTiO3のためのアナターゼTiO2 2.9 固相反応によるBaTiO3 の反応メカニズム, 水蒸気固相反応法、BaTiO3の低温反応、水で加速する室温固相反応 (BaTiO3) 2.10 粉砕と分散とは、メデイアのサイズ、メデイアの材質3. <電極材料(内部電極/外部電極):電極ペースト・バインダー設計と製造方法> 3.1積層デバイスに用いられる電極,Ni内部電極とCu内部電極 3.2 Ni内部電極向上のために, 3.3高積層・高容量MLCCのためのNi内部電極用Ni微粒子、供材 3.42段焼成法のNi内部電極の効果,カバーレッジの向上 3.5 Ni内部電極の成形メカニズム (膜断面の観察), Ni内部電極の連続性 (カバーレッジ) 向上のメカニズム 3.6 Ni電極向上のために (Ni微粒子径、粒度分布、供材添加), Ni微粒子への添加効果 (Ni-Cr, Ni-Sn) 3.7 MLCC内部電極のプラズマ法によるNi微粒子作製 3.8 Ni内部電極の連続性の向上 3.9 MLCCのNi-Sn 内部電極 3.10 Ni電極印刷法 (グラビア印刷), グラビア印刷用Niペーストの現状 3.11 MLCC外部電極 (高温対応) 3.12 MLCC 内部/外部電極の進歩,取り組み 3.13 導電性高分子コンデンサ・フィルムコンデンサの特徴 3.14薄膜コンデンサー,シリコンキャパシター 3.15 高温対応MLCC (Yageo)4.<積層セラミックコンデンサの高信頼性> 4.1 BaTiO3の絶縁性 絶縁劣化メカニズム 4.2 MLCCの信頼性評価 4.3 導電体の導電メカニズム 4.4 リーク電流―時間依存性 4.5 ショットキー電流とプールフランケル電流 4.6 Cu-MLCCとNi-MLCCの特性の違い 4.7劣化時の電流の変化について 4.8 熱刺激電流/酸素欠陥の評価法 4.9 交流インピーダンス・等価回路法による評価 4.10 圧電応答顕微鏡による表面電位測定(KFM) 4.11 MLCC素子断面のKFM評価(抵抗値の可視化,電位分布,酸素欠陥の移動) 4.12 Effect of La doping on the suppression of insulation resistance degradation in MLCC 4.13 高信頼性MLCCの材料設計に向けて(電極界面,粒内,粒界) 4.14 まとめ5. <マトメ> 5.1 付記1) 最新のMLCC研究, 5.2 付記2)現象論的熱力学を用いたBaTiO3の特性シミユレーション

【質疑応答】