化学品・医薬原薬の生産時スケールアップトラブルの原因とその解決方法
開催日 | 10:30 ~ 16:30 |
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主催者 | シーエムシー・リサーチ |
キーワード | 医薬品技術 化学反応・プロセス 生産工学 |
開催エリア | 全国 |
開催場所 | お好きな場所で受講が可能 |
~ バッチプロセスと連続プロセスそれぞれについて ~
セミナー講師
森川 安理 氏 アンリ・コンサルティング 代表
【講師経歴】 1975年3月 東京大学 理学化学科(向山研究室)卒業 1977年3月 東京大学大学院 理学系研究科(向山研究室)卒業 1977年4月 旭化成 入社、スクリーニング化合物の合成、プロセス化学研究に従事。 この間、エリルの構造活性相関の研究で薬学博士号取得。その後 医薬原薬の工場長を10年経験。 2013年2月 旭化成 退社 2013年3月 個人事業主として技術コンサルタント業開始 バッチプロセスのスケールアップ、連続プロセス、結晶多型、プロセスバリデーション等の各種セミナー講師をしている。
セミナー受講料
55,000円(税込)* 資料付*メルマガ登録者 49,500円(税込)*アカデミック価格 26,400円(税込)
★メルマガ会員特典2名以上同時申込で申込者全員メルマガ会員登録をしていただいた場合、1名あたりの参加費がメルマガ会員価格の半額となります。
★ アカデミック価格学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院の教員、学生に限ります。申込みフォームに所属大学・大学院を記入のうえ、備考欄に「アカデミック価格希望」と記入してください。
受講について
- 本セミナーはビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。お申し込み前に、下記リンクから視聴環境をご確認ください。 → https://zoom.us/test
- 当日はリアルタイムで講師へのご質問も可能です。
- タブレットやスマートフォンでも視聴できます。
- お手元のPC等にカメラ、マイク等がなくてもご視聴いただけます。この場合、音声での質問はできませんが、チャット機能、Q&A機能はご利用いただけます。
- ただし、セミナー中の質問形式や講師との個別のやり取りは講師の判断によります。ご了承ください。
- 「Zoom」についてはこちらをご参照ください。
■ お申し込み後の流れ
- 開催前日までに、ウェビナー事前登録用のメールをお送りいたします。お手数ですがお名前とメールアドレスのご登録をお願いいたします。
- 事前登録完了後、ウェビナー参加用URLをお送りいたします。
- セミナー開催日時に、参加用URLよりログインいただき、ご視聴ください。
- 講師に了解を得た場合には資料をPDFで配布いたしますが、参加者のみのご利用に限定いたします。他の方への転送、WEBへの掲載などは固く禁じます。
- 資料を冊子で配布する場合は、事前にご登録のご住所に発送いたします。開催日時に間に合わない場合には、後日お送りするなどの方法で対応いたします。
セミナー趣旨
5L程度までのラボの化学合成を、100Lや5000L等のバッチプラントの反応釜までスケールアップする場合、私たちは様々なトラブルに見舞われます。本来化学反応自身は、スケールアップをしても本質的に変わるところはありません。しかし温度変化や結晶化、結晶のろ過や乾燥など化学反応を伴わない物理プロセスについては、生産スケールが大きく変化すると様子が全く変わってきます。このスケールによる違いは、化学工学理論で説明されます。このセミナーでは、初歩の化学工学知識を習得することで、ラボでどのようなデータを取ってスケールアップに備えるべきかを学んでいただきます。具体的には、反応や再結晶の温度制御・結晶化・結晶ろ過・結晶乾燥のスケールアップトラブル発生原因とその防止方法について理解していただきます。また、スケールアップを行う際は、溶媒の回収が必須になってくることが多いので、溶媒回収の原理と実際についても解説します。またスケールアップトラブルの解決方法として最近連続プロセスの導入が流行りになっていますが、連続プロセスによるスケールアップトラブル回避と、連続プロセス独自のトラブルについても解説いたします。
受講対象・レベル
スケールアップによりバッチもしくは連続プロセスによって化学品・原薬のパイロット製造、本製造を開始しようとしている技術者を対象とします。プロセス化学者、化学工学技術者、品質保証技術者、製造技術者いずれでも可。
習得できる知識
• スケールアップ理論と実際のスケールアップ〔熱伝導(除熱と加熱)、ろ過(加圧ろ過と遠心ろ過)再結晶(温度制御プログラムと連続再結晶)、撹拌 抽出(抽出撹拌と分液)、乾燥〕• 溶媒回収を考慮した溶媒の選択方法• 溶媒回収プロセス• 連続プロセスによるスケールアップトラブル回避• 連続プロセス独自の問題点• スケールアップトラブル例
セミナープログラム
※ 適宜休憩が入ります。
1 スケールアップの基礎理論 1.1 徐熱の問題 1.2 ろ過の問題 2 バッチプロセスと連続プロセスの違い 2.1 バッチプロセスの生産性向上努力と連続生産 2.2 連続プロセスの装置が小さくなる理由 3 反応プロセスのスケールアップ(滴下反応を主に) 3.1 反応熱が分かっている場合のスケールアップ 3.2 反応熱が分からない場合のスケールアップ 3.3 連続プロセスの場合 3.3.1 CSTRの場合 3.3.2 Flow chemistryの場合 4 撹拌のスケールアップの基本 4.1 バッチプロセスの場合 4.2 連続プロセスの場合 5 抽出のスケールアップ 5.1 抽出の撹拌設定とエマルジョンの考察。 5.2 連続プロセスの場合 6 冷却再結晶のスケールアップ 6.1 再結晶の理論 6.1.1 バッチ再結晶 6.1.2 セミバッチ再結晶 6.1.3 連続再結晶 6.2 再結晶スケールアップ問題点 6.2.1 バッチの場合 6.2.2 連続の場合 7 ろ過のスケールアップ 7.1 加圧ろ過、遠心ろ過のスケールアップ 7.2 連続ろ過の紹介 8 乾燥のスケールアップ 8.1 乾燥の基礎理論 8.2 コニカル乾燥。ろ過乾燥機 8.3 連続乾燥の基礎 9 溶媒回収と溶媒選択 9.1 溶媒回収の必要性 9.2 溶媒回収の方法のいろいろ(物性の違いによる回収方法の違い) 10 スケールアップトラブルの例