NEDO「CO2を用いたコンクリート等製造技術開発プロジェクト」の現状
セミナー趣旨
2050年カーボンニュートラルが世界共通の目標となり、グリーンカーボン・ブルーカーボンに次ぐと考えられる炭素固定量が期待されるコンクリート(ホワイトカーボン)への期待が高まっている。これまでは、CO2の排出削減を趣旨としたセメント・コンクリートに関する技術開発が盛んに進められ、実用化もなされているが、それだけではカーボンニュートラルの実現は不可能であり、昨今、国内外でCO2を吸収・固定したコンクリートに関する研究開発が進められている。その現状と、将来におけるカーボンニュートラルコンクリートのあり方について詳説する。
セミナープログラム
1.地球温暖化とセメント・コンクリートの現状・将来
(1)地球温暖化の推移
(2)コンクリートにおけるCO2排出・資源利用の現状・将来
2.カーボンニュートラル化の方策
(1)一般
(2)コンクリート
3.コンクリートにおけるCO2排出削減技術・CO2利用固定技術の現状
(1)CO2排出削減技術
(2)CO2利用固定技術
4.カーボンニュートラルコンクリートに向けた政府系事業
5.カーボンニュートラルコンクリートのあり方
6.関 連 質 疑 応 答
7.名 刺 交 換 会
■講師及び参加者間での名刺交換会を実施しますので、人脈づくりや新たなビジネス展開にお役立てください。
■オンライン受講の場合も、会場受講と変わらぬお取次ぎを致しますのでご安心くださいませ。
セミナー講師
東京大学
大学院工学系研究科 建築学専攻 教授
RRCS 代表理事
野口 貴文 氏
<略歴>
1985年3月 東京大学工学部建築学科卒業
1987年3月 東京大学大学院工学系研究科建築学専攻・修士課程修了
1988年5月 東京大学大学院工学系研究科建築学専攻・博士課程中途退学
1988年6月 東京大学工学部・助手
1997年4月 カリフォルニア大学バークレー校・客員研究員
1998年3月 東京大学大学院工学系研究科・助教授(2008年4月より准教授に名称変更)
2009~2011年 西安建築技術大学・客員教授
2010~2013年 中国科学技術大学・客員教授
2014年1月 東京大学大学院工学系研究科・教授
1995年3月 博士(工学)
<所属協会・団体・学会等>
日本建築学会・副会長
日本建築仕上学会・会長
日本コンクリート工学会・ISO/TC71対応国内委員会委員長
土木学会・会員
日本材料学会・会員
日本LCA学会・会員
エネルギー・資源学会・会員
ISO/TC71/SC8 (Environmental management for concrete and concrete structures)・議長
ACI (American Concrete Institute)・130委員会委員
Fib (Fédération Internationale du Béton)・Commission 7(Sustainability)・副委員長
RILEM (Réunion Internationale des Laboratoires et Experts des Matériaux, systèmes de construction et ouvrages)・名誉会長
ACF (Asian Concrete Federation)・副会長
セミナー受講料
▶︎【アーカイブ配信受講のみ】
1名:33,160 円 (資料代・消費税込)
受講について
- セミナー終了3営業日後から4週間何度でも、アーカイブをご視聴いただけます。
- 収録動画配信のご用意ができ次第、視聴URLと配付可能な講演資料をお送りいたします。
- 質疑応答は原則として収録録画からカットされますが、ご視聴後のご質問など、講師とのお取次ぎをさせていただきます。
※視聴URLは、お申し込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
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