【Live配信セミナー】PFOA・PFOS等を含めた「PFAS」(有機フッ素化合物)の規制動向,その企業対応【2024年版】
開催日 | 10:00 ~ 17:00 |
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主催者 | 株式会社 技術情報協会 |
キーワード | 化学技術一般 安全規格 環境規格 |
開催エリア | 全国 |
開催場所 | Zoomを利用したLive配信※会場での講義は行いませんLive配信セミナーの接続確認・受講手順は「こちら」をご確認下さい。 |
★欧州・米国・中国での規制スケジュールの違い ★「含有していない」ことの証明法 プラズマ分解などの無害化技術や,代替製品の採用に関する研究開発の動き
セミナー講師
【第1部】エンバイロメント・ジャパン(株) 代表取締役 Ph.D. 玉虫 完次 氏 【第2部】(株)アジアンエクスプレス 化学品情報管理部 部長 清本 珠音 氏【第3部】(株)クレハ環境 ウェステック事業部 副事業部長 大岡 幸裕 氏【第4部】東京工業大学 工学院 電気電子系 准教授 博士(工学) 竹内 希 氏 【第5部】(株)産業分析センター RoHS(材料)分析部 副部長 技術士(環境部門/環境測定) 吉田 貴則 氏
セミナー受講料
1名につき66,000円(消費税込み,資料付)〔1社2名以上同時申込の場合のみ1名につ60,500円〕
セミナープログラム
【10:00〜11:30】 第1部 PFASに関する米国規制動向および企業の対応について ●講師 エンバイロメント・ジャパン(株) 代表取締役 Ph.D. 玉虫 完次 氏【講座の趣旨】 本講座は,米国へ化学品や成形品を輸出するときに知っておくべき連邦法と州法の解説をすることを目的とする。特に,関心度の高いPFASについて,なぜ規制を行うか? 連邦政府の対応,州政府の対応,企業の対応についての説明を行う。 最後に化学品や成形品に含有するPFASやその他の化学物質の規制のコンプライアンスを確実にするためのグローバル化学物質法規制管理システムの構築方法を説明する。事例として, 電気電子・医療機器・機械対応の米国IPC1752A(規格サプライヤー化学物質情報伝達規格)に準拠したBOMcheckとスフェラ社のマルチ言語対応自動SDS作成ツールを利用したコンセプトを示す。 【セミナープログラム】1.米国で何が起きているか?2.米国法規制の概要と体系 2.1 連邦法(EPAなど)および州法(カリフォルニア州など)の概要 2.2 化学品関連規制 2.3 成形品(アーティクル)関連規制3.米国PFAS関連規制および政府の対応 3.1 連邦法(EPAなど)と州法(カリフォルニア州など)におけるPFAS規制の動向 3.2 連邦法TSCA§8(a)(7) PFASデータ報告の対応 3.2.1 化学品およびPFAS添加成形品の輸出企業の対応について 3.2.2 R&Dなどのサンプルを輸出した企業の対応について4.スーパーファンド法と訴訟リスクおよび企業への影響 4.1 スーパーファンド法とは 4.2 有機フッ素化合物(PFAS)問題:訴訟と賠償金について 4.2.1 PFAS地下水汚染浄化 4.2.2 PFAS添加成形品の留意点 4.2.3 企業訴訟リスク5.法令遵守のための化学物質管理システム 5.1 サプライチェーンマネジメントの必要性 5.2 グローバル化学物質管理システムとは 5.3 プラットホームの構築・運用およびデータの扱い方のコンセプト 5.4 米国IPC1752A規格対応BOMcheck(ボムチェック)やスフェラ社マルチ言語対応SDS自動作成ツールを使用する グローバル化学物質規制対応管理システムの事例
【質疑応答】
【11:45〜12:45】第2部 中国や台湾におけるPFAS(PFOA・PFOS等)規制の動きについて ●講師 (株)アジアンエクスプレス 化学品情報管理部 部長 清本 珠音 氏【講座の趣旨】 中国では,関連当局が公布する幾つかのリストにPFASが含まれており, 物質ごとに生産,加工・使用,輸出入の禁止・制限や,排出削減措置などが規定され ています。 台湾では,PFASを毒性化学物質に指定して規制する動きがあります。 本講座では,現在有効なリストに含まれるPFASの具体的な種類や各規定について解説 し, 中国や台湾におけるPFAS規制の大枠を把握することを目的とします。【セミナープログラム】1.中国ではどのようにPFASを規制しているのか? 1.1 中国におけるPFAS規制の動き 1.2 中国厳格制限有毒化学品名録 1.3 重点管理新汚染物リスト 1.4 輸入禁止貨物目録,輸出禁止貨物目録 1.5 企業の対応について2.台湾ではどのようにPFASを規制しているのか? 2.1 台湾におけるPFAS規制の動き 2.2 毒性及び懸念化学物質管理法 2.3 企業の対応について【質疑応答】
【13:40〜14:40】第3部 PFOS含有廃棄物の処理とPOPs系難処理物に関する取り組み ●講師 (株)クレハ環境 ウェステック事業部 副事業部長 大岡 幸裕 氏【講座の趣旨】 当社では産業廃棄物の焼却処理を行っており,以前からPOPs含有物の 無害化試験および処理に取り組んできた。今回は,PFOS,PFOA含有廃棄物について,実処理時におけるノウハウや維持管理状況などを中心に紹介する。 【セミナープログラム】1.PFOSの焼却処理までの経緯 1.1 1100℃での無害化実証試験 1.2 850℃での無害化実証試験 1.3 PFOS含有廃棄物のガイドライン2.PFOS含有廃棄物の処理状況 2.1 受入・保管方法 2.2 処理方法(ロータリーキルン炉) 2.3 処理方法(キルンストーカ炉) 2.3 処理期間中の維持管理 2.4 処理実績3.他のPOPs廃棄物への取り組み 3.1 PFOA含有廃棄物の無害化実証試験 3.2 低濃度PCB廃棄物の処理 3.3 POPs廃農薬の処理 3.4 その他POPs含有廃棄物について【質疑応答】
【14:50〜15:50】第4部 プラズマによるPFOS,PFAS物質の高速分解技術とその可能性について ●講師 東京工業大学 工学院 電気電子系 准教授 博士(工学) 竹内 希 氏【講座の趣旨】 水溶液中に含有されるPFOSをはじめとするPFASを,高速・高効率に分解する技術として, 気液界面プラズマが注目されている。本講演では,気液界面プラズマの基礎と, PFOSなどのPFAS分解特性,および,今後の展望について解説する。【セミナープログラム】1.有機フッ素化合物PFAS 1.1 PFASの特性 1.2 PFOSの用途および規制状況 1.3 PFOSの従来の分解手法2.水中気泡内プラズマによるPFOS分解システム 2.1 PFOS分解特性 2.2 分解効率の比較 2.3 界面活性と分解速度の関係 2.4 分解過程3.様々な気液界面プラズマ技術 3.1 プラズマ駆動条件やプラズマ方式の影響 3.2 気液界面へのPFOS分子の吸着 3.3 短鎖のPFASの分解に向けて【質疑応答】
【16:00〜17:00】第5部 制限物質管理における化学分析の役割とPFAS分析手法について ●講師 (株)産業分析センター RoHS(材料)分析部 副部長 技術士(環境部門/環境測定) 吉田 貴則 氏【講座概要】 工業製品中の制限物質管理において,化学分析からは有益な情報を得ることができるが,その情報を有効に活用するためには化学分析に関する知識が重要となる。本講演では,制限物質管理における化学分析の役割とPFAS分析手法について解説する。 【セミナープログラム】1.工業製品を対象とした化学分析 1.1 RoHS指令における化学分析 1.2 REACH規則における化学分析 1.3 化学分析の課題2.EUにおけるPFAS規制 2.1 現状のPFAS規制 2.2 PFAS規制案について3.PFASの分析手法について 3.1 PFAS分析方法の概要 3.2 ターゲット分析方法の比較4.制限物質管理における化学分析の役割
【質疑応答】