脳波の基本的特徴・測定方法と応用~IoH(InternetofHuman)、BMIなど次世代技術に向けて~

47,300 円(税込)

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開催日 10:30 ~ 16:30 
主催者 株式会社 情報機構
キーワード 人体計測・センシング   計測工学   感性工学
開催エリア 全国
開催場所 お好きな場所で受講が可能

・そもそも【脳】【脳波】とは何か? 脳波の種類やその意味から解説。 ・脳波の測定方法も具体的に:「必要な物品は?」「電極をどこに、どのように置くのか?」「取得データの処理方法は?」 

セミナー講師

 九州工業大学 大学院生命体工学研究科 教授 薬学博士    夏目 季代久 先生

■ご略歴1986年 東京大学薬学部卒業1988年 東京大学大学院薬学系研究科博士前期課程修了1989年 同大学院博士後期課程 中途退学1989年 九州工業大学情報工学部助手1997年6月より1998年6月まで カナダ カルガリ大学 心理学部に訪問研究員として出張2001年4月より 九州工業大学大学院生命体工学研究科助教授2006年4月より 九州工業大学大学院生命体工学研究科教授 現在に至る

セミナー受講料

【オンラインセミナー(見逃し視聴なし)】:1名47,300円(税込(消費税10%)、資料付)*1社2名以上同時申込の場合、1名につき36,300円

【オンラインセミナー(見逃し視聴あり)】:1名52,800円(税込(消費税10%)、資料付)*1社2名以上同時申込の場合、1名につき41,800円

*学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。

受講について

  • 配布資料はPDF等のデータで送付予定です。受取方法はメールでご案内致します。(開催1週前~前日までには送付致します)※準備の都合上、開催1営業日前の12:00までにお申し込みをお願い致します。(土、日、祝日は営業日としてカウント致しません。)
  • 受講にあたってこちらをご確認の上、お申し込みください。
  • Zoomを使用したオンラインセミナーです→環境の確認についてこちらからご確認ください
  • 申込み時に(見逃し視聴有り)を選択された方は、見逃し視聴が可能です→こちらをご確認ください

【デモ実演について】

  • 実際に脳波測定のために電極を装着し、脳波測定を実施する模様を、オンラインカメラでお届けします。  実際の手順や所作・操作感についてその目でお確かめください。

セミナー趣旨

  現在、話題になっているブレインマシンインターフェース、ブレインコンピューターインターフェース、ニューロマーケティングに使用されている脳波について、その基礎知識・測定方法を講義すると共に、脳波を用いた応用事例に関してご紹介致します。現在、IoT(Internet of Things; もののインターネット)が主流ですが、次世代は生体信号とネットを繋げるIoH(Internet of Human; 人のインターネット)とも呼ばれています。また工学系の方だけでなく、医療・看護系の方も受講できる内容になっています。是非とも、この機会に次世代技術の基となる脳波について学んでみては如何でしょうか?

受講対象・レベル

・脳の計測・測定技術について調査・研究している方・生体計測デバイス・センサの研究開発に従事している方・生体情報に関わる新規研究テーマや新事業を模索している担当者・医療や看護業界の方 など

習得できる知識

・脳波についての基礎知識・脳波の計測・測定方法・脳波をめぐる各種応用技術と今後の課題・可能性 など

セミナープログラム

1 はじめに ~脳波を知るための脳の基礎知識~ 1.1 脳とは?  1.1.1 神経細胞  1.1.2 電気現象としての活動電位、シナプス電位  1.1.3 脳機能地図2 脳波の種類と脳波から分かること 2.1 脳波の種類  2.1.1 脳波は何によって分類されるのか?  2.1.2 自発脳波 ~特徴といつ起こるか~   2.1.2.1 δ波   2.1.2.2 θ波   2.1.2.3 α波   2.1.2.4 β波   2.1.2.5 γ波   2.1.2.6 μ波  2.1.3 誘発脳波(誘発電位) ~それぞれの意味・特徴~   2.1.3.1 視覚誘発電位(VEP)   2.1.3.2 定常性視覚誘発電位(SSVEP)   2.1.3.3 聴覚誘発電位   2.1.3.4 体性感覚誘発電位   2.1.3.5 P300波   2.1.3.6 随伴陰性変動(CNV)   2.1.3.7 エラー誘発電位   2.1.3.8 ミスマッチ陰性電位(MMN)   2.1.3.9 N400   2.1.3.10 運動関連電位   2.1.3.11 事象関連脱同期(ERD)・事象関連同期(ERS) 2.2 脳波は何を測っているのか?  2.2.1 神経細胞内・細胞外記録  2.2.2 脳波には神経細胞の配置が大事  2.2.3 脳波には神経細胞の同期活動が大事  2.2.4 体積伝導に注意3 脳波測定の原理と必要な物品 3.1 脳波の測定原理  3.1.1 導出法 ~単純導出法、双極導出法~  3.1.2 脳波モンタージュとは何か? 3.2 脳波測定に必要な物  3.2.1 脳波計  3.2.2 脳波電極  3.2.3 アース電極、ボディアース  3.2.4 参照電極  3.2.5 導電性ゲル  3.2.6 皮脂研磨剤  3.2.7 脳波測定用ソフト  3.2.8 その他あったら便利なもの4 実際の脳波測定手順 ~適宜、動画を使って説明します~ 4.1 どこに電極を置いたら良いか? 4.2 どのように電極を置いたら良いか? 4.3 脳波測定の実際の手順とは? 4.4 アーチファクト、ノイズとは何か? 4.5 脳波実験課題のデザイン 4.6 脳波測定の注意点 ~パソコンへの取り込み~  4.6.1 アナログ・デジタル変換とは何か?  4.6.2 サンプリング定理とは何か?  4.6.3 アンチエリアシングフィルターとは何か?  4.6.4 量子化とは何か? 4.7 脳波測定を実生活で利用するにあたっての問題点 4.8 最近の脳波計   ~ドライ電極、モバイル脳波計等をご紹介します~5 脳波を用いたブレインマシンインターフェース(BMI) 5.1 脳波を用いたBMIの原理  5.1.1 脳波の特徴を抽出する ~時間、周波数ドメイン~  5.1.2 脳波を分類するにはどうするか?  5.1.3 脳波を用いて、機械やロボットを制御する 5.2 脳波をBMIへ応用した事例   ~いくつかの応用事例を紹介します~  5.2.1 脳波で文字をタイプする脳波タイプライター  5.2.2 脳波を用いた自動運転車制御  5.2.3 脳波を用いたゲーム6 脳波を用いたBMIの今後 ~脳波を用いたIoHへの展開~ 6.1 嗜好性検出 ~音楽嗜好性脳波~ 6.2 感性評価 6.3 自学教育システム 6.4 ロボット操縦システム 6.5 車酔い予防システム 6.6 脳波を用いたロボット制御 6.7 脳波・BMI・IoHの未来 ~講師の私見も含め~7 脳波測定の実演デモ<質疑応答>

■受講者の声「脳波測定方法の詳しいノウハウをご教示くださりありがとうございます」(研究開発)「脳波について基本知識を得るために受講しました。大変興味深かったです」(企画)「基本をおさえたくて参加しました。満足です」(感性科学)「脳波の基礎知識の修得のために受講しました。有益でした」(看護教員)「脳波センサに関連するテーマに携わっており、脳波の詳細を知りたくて参加。本日はありがとうございました」(FPC新商品企画・開発)「運動を起こす前にも脳波の活動が見られるというお話など、面白い話が満載でした」(半導体・基礎研究)