テラヘルツ波の基礎・技術動向と産業応用指針<東京会場セミナー>

47,300 円(税込)

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開催日 10:30 ~ 16:30 
締めきりました
主催者 株式会社 情報機構
キーワード 光学技術   通信工学   計測工学
開催エリア 東京都
開催場所 【品川区】きゅりあん
交通 【JR・東急・りんかい線】大井町駅

・【テラヘルツ波】を体系的に解説! 応用の現実性は? 今後の可能性は?・「説明が分かりやすい」「質問への回答も丁寧」と評判の講師による対面講座です。

セミナー講師

 徳島大学 ポストLEDフォトニクス研究所(pLED) 最高研究責任者(CRO)教授 博士(工学・医学)  安井 武史 先生

■ご略歴1997年徳島大学大学院工学研究科(博士後期課程)修了、博士(工学)。通産省工業技術院計量研究所・博士研究員、 大阪大学大学院基礎工学研究科・助手(助教)を経て、2010年徳島大学大学院ソシオテクノサイエンス研究部教授、2019年より現職。大阪大学、仏ボルドー第1大学、仏リトラル・コート・ド・パール大学の各招聘教授。2013年、奈良県立医科大学・論文博士(医学)。専門は、テラヘルツ計測、光コム、非線形光学顕微鏡、レーザー制御。・研究室WEB研究室YouTube

セミナー受講料

1名47,300円(税込(消費税10%)、資料付)*1社2名以上同時申込の場合、1名につき36,300円*学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。

受講について

  • 感染拡大防止対策にご協力下さい。
  • セミナー会場での現金支払いを休止しております。
  • 新型コロナウイルスの感染防止の一環として当面の間、昼食の提供サービスは中止させて頂きます。
  • 配布資料は、当日セミナー会場でのお渡しとなります。
  • 希望者は講師との名刺交換が可能です。
  • 録音・録画行為は固くお断り致します。
  • 講義中の携帯電話の使用はご遠慮下さい。
  • 講義中のパソコン使用は、講義の支障や他の方の迷惑となる場合がありますので、極力お控え下さい。場合により、使用をお断りすることがございますので、予めご了承下さい。(*PC実習講座を除きます。)

セミナー趣旨

  光波と電波の境界に位置し、両者の特性を併せ持つテラヘルツ波は、これまで利用されてきた電磁波と異なるユニークな特徴を多く有しています。近年、様々なテラヘルツ装置が市販され、各種ユーザーの応用展開や企業の新事業展開への環境が整備されつつあります。本講演では、テラヘルツ計測を、基礎と応用の両側面から取り上げ、その可能性について説明します。今後の展開が期待されるBeyond 5G/6G(次世代情報通信)も含め様々な応用についても詳しく述べます。  今回も会場でのみのセミナーとしています。 名刺交換や個別的な質問・相談にも時間の許す限り応じたいと思います。

習得できる知識

・テラヘルツ波の基礎知識、基本的特性・テラヘルツ波計測装置の原理、構造・テラヘルツ波の各種応用事例

セミナープログラム

1 テラヘルツ波の基礎 1-1 テラヘルツ波とは  波長と周波数  歴史  3つの技術的課題と解決への方策  物質との相互作用  テラヘルツ・テクノロジー:10大戦略/市場規模  テラヘルツ波で何が出来るのか? ―4つの応用分野―  非科学的テラヘルツグッズ 1-2 テラヘルツ光源  テラヘルツパルス波とCWテラヘルツ波  光伝導アンテナの原理と特徴  非線形光学結晶(光整流)の原理と特徴  周波数逓器の原理と特徴  フォトミキシング(光混合)の原理と特徴  量子カスケードレーザーの原理と特徴 1-3 テラヘルツ検出技術  光伝導アンテナ検出の原理と特徴  自由空間電気光学サンプリング(電気光学結晶)の原理と特徴  ゴーレイセルの原理と特徴  焦電型検出器の原理と特徴  テラヘルツ・カメラの原理と特徴と計測例 1-4 テラヘルツ光学素子  ミラー  レンズ  アッテネーター  フィルター  ビームスプリッター  ファイバー  偏光子  時間遅延ステージ 1-5 テラヘルツ分光装置  ポンプ・プローブ法の原理と特徴  テラヘルツ時間領域分光法の原理と特徴  テラヘルツ周波数領域分光法の原理と特徴  市販装置の特徴・比較 1-6 テラヘルツイメージング装置 ―各装置の特徴・メリット・デメリット―  点走査型イメージング  リアルタイム2次元イメージング  透過イメージング  断層イメージング  分光イメージング  3次元イメージング2 テラヘルツ波の応用・可能性 2-1 Beyond 5G/6Gを含む情報通信分野での応用研究事例と今後の可能性  移動通信における技術とサービスの進化:1Gから5G、6Gまでの流れ  第5世代移動通信システム(5G)の主要性能・特徴  Beyond 5G/6Gに求められる機能等  2030年代に期待される社会像:Society 5.0へ  大容量無線通信:クラウドサーバー等、近接無線で瞬時に転送  中距離無線通信:ビル間無線通信、遠隔医療、災害復旧、放送利用等  近距離/近接無線通信:音楽、映画、アプリ等  中距離無線通信における実際の装置概要  Beyond 5G/6Gに向けたオール光型テラヘルツ通信技術の開発と応用:エレクトロニクスの限界を超えたパラダイムシフト 2-2 バイオメディカル分野での応用事例と今後の可能性  水と分子の水素結合相互作用(水とタンパク質の相互作用)  植物(葉脈の微量水分測定)  ガン診断(ブドウ糖代謝の違いを利用する方法、ガン組織の分光イメージによる判別)  皮膚(角質層の水分量、皮膚ガンの透過イメージ)  歯牙(透過および断層イメージング)  髪の毛(乾燥過程の分光イメージ、含水量の推定)  医薬品(医薬錠剤の結晶フォノン振動)  ビタミン、タンパク質、DNA(ラベルフリー診断、DNAおよびRNA塩基の分析) 2-3 非破壊検査分野での応用事例と今後の可能性  半導体(半導体パッケージの非破壊検査、基板のキャリア濃度分布)  スペースシャトル(外壁パネル、燃料タンク、錠薬のコーティング)  ソフトマテリアル(ゴム、ポリマーの評価:重合化、吸湿、劣化など)  塗装膜(自動車、膜厚測定、膜厚ムラ計測、剥離、乾燥状態モニタリング)  食品(乾燥食品の検査、インスタントコーヒーの含水状態)  文化財(木工接着剤の乾燥・硬化状態) 2-4 セキュリティ分野での応用事例と今後の可能性  違法薬物(テラヘルツ指紋スペクトル、封筒中の違法薬物の非開封検査)  ボディスキャナー(空港ゲート等にてテロ対策として、凶器の確認・発見)  爆薬(テラヘルツ指紋スペクトル) 2-5 リモートセンシングでの応用事例と今後の可能性  ガス分析(エアロゾル混在ガスのセンシング、災害現場での状況把握・レスキュー、テラヘルツガス分光の特徴)  レーダー(次世代車載レーダー:THzパルスの活用、戦闘機での先行研究事例) 2-6 まとめ  テラヘルツ技術の課題:主に4点  テラヘルツ技術の今後:10年後を見据えて<質疑応答・名刺交換・個別相談>

※セミナー終了後のみならず、開始前や休憩時間等、可能な範囲で応じたいと思います。

※途中、お昼休みと小休憩を挟みます。

■受講者の声(同講師の過去セミナー受講者、受講後のアンケートより)「テラヘルツ領域に関する総合的な理解を深めるため参加しました。大変有益で、分量もちょうどよかったです」(開発)「テラヘルツの課題についての解説が分かりやすかったです」(デバイス応用)「テラヘルツ光源の仕組みのお話が大変興味深かったです。非常にわかりやすいご説明でした」(技術開発)「今後伸びる分野・市場・応用の情報を知りたくて受講。有益でした」(営業)「丁寧な説明で分かりやすかったです」(研究開発)「セミナーの時間配分も丁度良かったです。テラヘルツの応用可能性の部分が大変面白かったです。   また個別の相談にも応じて頂きありがとうございます」(開発・設計/新技術の自社製品への取り込み)