高分子材料の劣化 ―そのメカニズム解析方法と対策事例および環境問題―

55,000 円(税込)

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開催日 10:00 ~ 17:00 
主催者 サイエンス&テクノロジー株式会社
キーワード 高分子・樹脂材料   分析・環境化学   機械材料
開催エリア 全国
開催場所 オンライン配信セミナー

劣化挙動を正しく解析するために 様々な解析手法を紹介高分子の熱劣化・熱酸化劣化・光劣化メカニズムと酸化防止剤、紫外線吸収剤、光安定剤の使い方を解説

  受講可能な形式:【Live配信】のみ 

■高分子劣化のメカニズム、解析手法、対策例についてじっくり学べる !■本セミナーでは、高分子の多彩な劣化メカニズムならびにその解析手法について要領よく解説するとともに、高分子安定化対策として酸化防止剤、紫外線吸収剤と光安定剤の種類、特徴、作用等も紹介する。 さらに環境問題に高分子の劣化がどのように関係しているかについても概説する。

セミナー講師

群馬大学 大学院 理工学府 特任教授 黒田 真一 氏[その他 活動など]・マテリアルライフ学会 会長(2015年~)・高分子学会 グリーンケミストリー研究会 運営委員(2010年~)・ISO/ TC61、WG4 国内委員(2018年~)、SC6 国内代表委員(2015年~)、SC14/WG4 国内委員(2019年~)・繊維学会堅ろう度標準化研究委員会 委員(2022年5月~)

セミナー受講料

※お申込みと同時にS&T会員登録をさせていただきます(E-mail案内登録とは異なります)。

55,000円( E-mail案内登録価格52,250円 )E-Mail案内登録なら、2名同時申込みで1名分無料2名で 55,000円 (2名ともE-mail案内登録必須/1名あたり定価半額27,500円)

【1名分無料適用条件】※2名様ともE-mail案内登録が必須です。※同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。※3名様以上のお申込みの場合、1名あたり定価半額で追加受講できます。※請求書(PDFデータ)は、代表者にE-mailで送信いたします。※請求書および領収証は1名様ごとに発行可能です。 (申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。)※他の割引は併用できません。

 テレワーク応援キャンペーン(1名受講)【オンライン配信セミナー受講限定】 1名申込みの場合:受講料( 定価:41,800円/E-mail案内登録価格 39,820円 )※1名様でオンライン配信セミナーを受講する場合、上記特別価格になります。※他の割引は併用できません。

受講、配布資料などについて

Zoom配信の受講方法・接続確認

  • 本セミナーはビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信となります。PCやスマホ・タブレッドなどからご視聴・学習することができます。
  • 申込み受理の連絡メールに、視聴用URLに関する連絡事項を記載しております。
  • 事前に「Zoom」のインストール(または、ブラウザから参加)可能か、接続可能か等をご確認ください。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー中、講師へのご質問が可能です。
  • 以下のテストミーティングより接続とマイク/スピーカーの出力・入力を事前にご確認いただいたうえで、お申込みください。≫ テストミーティングはこちら 

配布資料・製本テキスト(開催前日着までを目安に発送) ※セミナー資料は開催日の4~5日前にお申し込み時のご住所へ発送致します。 ※間近でのお申込みの場合、セミナー資料の到着が開催日に間に合わないことがございます。その他注意事項 ※講義中の録音・撮影はご遠慮ください。 ※開催日の概ね1週間前を目安に、最少催行人数に達していない場合、セミナーを中止することがございます。

セミナー趣旨

高分子材料は、自然環境に曝されているうちに物理的・化学的作用を受け、徐々に本来の特性を失い実用に耐えなくなる。これは、高分子材料の特性が発現するもととなる分子の化学構造と集合状態が変化するためである。このような高分子の劣化を防止し、安定性・耐久性を向上させるために多くの努力が払われている。しかし、この努力が効率的に結実するためには、劣化メカニズムの基本を理解し、また劣化挙動を正しく解析することが重要である。本講演では、高分子の多彩な劣化メカニズムならびにその解析手法について要領よく解説する。また、酸化防止剤、紫外線吸収剤と光安定剤の種類、特徴、作用および海洋プラスチックごみやマイクロプラスチックなどの環境問題に高分子の劣化がどのように関係しているかを概説する。

受講対象・レベル

初歩的な物理化学、有機化学、自分が扱う材料の物性に関する基本事項を修得していることが望ましい。

習得できる知識

・高分子の劣化メカニズムの基本を理解する・多彩な劣化解析手法の概要を習得する・高分子の安定化対策(酸化防止剤、紫外線吸収剤と光安定剤の種類、特徴、作用)を知る

セミナープログラム

1.はじめに 1.1 劣化とは? 1.2 劣化の要因と発現挙動 2.高分子の熱・熱酸化劣化機構 2.1 ポリオレフィンの劣化過程 2.2 高分子の自動酸化 2.3 芳香族高分子の劣化過程 3.高分子の光劣化機構 3.1 光化学の基礎 3.2 光劣化の素過程 3.3 光劣化の支配因子 4.高分子劣化挙動の解析 4.1 促進劣化試験 4.2 分子量変化(SECによる解析) 4.3 化学構造変化-1(IR分光測定による解析) 4.4 化学構造変化-2(ケイ光、リン光測定による解析) 4.5 モデル化合物を用いた解析 4.6 高次構造変化(顕微鏡観察、X線回折、熱測定、動的粘弾性測定による解析) 4.7 力学物性変化(引張試験、曲げ試験、衝撃試験) 4.8 化学構造変化-高次構造変化-物性変化の相関 4.9 寿命予測 5.高分子の安定化対策 5.1 酸化防止剤 5.2 紫外線吸収材(UVA) 5.3 ヒンダードアミン系光安定剤(HALS) 5.4 安定剤の相乗効果 5.5 高次構造制御による安定化 6.高分子の環境問題 6.1 マイクロプラスチック 6.2 海洋プラスチックごみ □ 質疑応答 □