バイオマテリアルの基礎と細胞培養基材への展開~材料-細胞間の現象等の基礎から、様々な培養基材・三次元組織化技術の開発まで~<Zoomによるオンラインセミナー・見逃し配信あり>

47,300 円(税込)

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開催日 10:30 ~ 16:30 
締めきりました
主催者 株式会社 情報機構
キーワード バイオ技術   再生医療等製品技術   医療機器・医療材料技術
開催エリア 全国
開催場所 お好きな場所で受講が可能

○わかりやすいと毎回大好評の北九大 中澤教授の講座。開発のポイントや最新動向が学べます! ○タンパク質吸着・細胞接着といった現象や基材と細胞の関係性等の基礎から、種々の表面設計や細胞のパターニング技術、注目集める細胞の三次元組織化培養まで。 

セミナー講師

北九州市立大学 国際環境工学部 環境生命工学科 教授 中澤 浩二 先生

■ご略歴:1997年 九州大学大学院 工学研究科 博士後期課程 修了(博士(工学))1997年 九州大学大学院 工学研究院 化学工学部門 助手2002年 北九州市立大学 国際環境工学部 環境化学プロセス工学科 助教授2008年 同学 環境生命工学科 准教授2012年 同学 教授、現在に至る■ご専門および得意な分野・研究:生物工学、生体材料、細胞組織工学■本テーマ関連学協会でのご活動:再生医療学会、バイオマテリアル学会、化学工学会など

セミナー受講料

【オンライン:見逃し視聴なし】 1名47,300円(税込(消費税10%)、資料付) *1社2名以上同時申込の場合、1名につき36,300円

【オンライン:見逃し視聴あり】 1名52,800円(税込(消費税10%)、資料付) *1社2名以上同時申込の場合、1名につき41,800円

*学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。

受講について

  • 配布資料は、印刷物を郵送で送付致します。お申込の際はお受け取り可能な住所をご記入ください。お申込みは4営業日前までを推奨します。それ以降でもお申込みはお受けしておりますが(開催1営業日前の12:00まで)、テキスト到着がセミナー後になる可能性がございます。
  • 受講にあたってこちらをご確認の上、お申し込みください。
  • Zoomを使用したオンラインセミナーです→環境の確認についてこちらからご確認ください
  • 申込み時に(見逃し視聴有り)を選択された方は、見逃し視聴が可能です→こちらをご確認ください

セミナー趣旨

 近年、再生医療や細胞培養分野の技術発展は目覚しく、バイオマテリアルの改良や開発が活発に進めされている。しかしながら、細胞は材料特性によって異なる挙動を示すことから、バイオマテリアルの開発には材料-細胞間で起こる現象を理解することが重要である。 本講座では、バイオマテリアルの様々な応用分野のなかでも「細胞培養基材」に焦点を絞り、材料と細胞間で起こる反応や材料表面特性と細胞の関係を解説するとともに、近年みられる様々な培養基材の特徴、細胞の三次元培養技術について紹介する。

受講対象・レベル

・細胞培養基材の開発に取り組もうとしている方・材料開発をされているが、細胞のことがよくわからない方・本テーマに興味のある方

必要な予備知識

この分野に興味のある方なら特に必要は無い

習得できる知識

・バイオマテリアルの基礎知識・材料-細胞間相互作用に関する基礎知識・細胞培養基材の設計に関する知識など

セミナープログラム

1.細胞培養基材の概要 1)細胞培養の意義とアプリケーション 2)細胞特性に影響を与える環境因子 3)細胞の分類と特徴 4)細胞の培養方法 5)培養基材の種類と特徴 6)培養基材に求められる特性2.タンパク質の吸着現象 1)材料表面で起こる初期現象 2)培養培地に含まれるタンパク質 3)タンパク質の吸着現象 4)タンパク質の置換現象 5)培養基材を取り巻く水和水の役割 6)新疎水性表面とタンパク質吸着の関係 7)荷電表面とタンパク質吸着の関係3.細胞の接着現象 1)細胞接着現象の概要 2)細胞接着分子「インテグリン」の役割と意義 3)細胞外マトリクス(細胞接着タンパク質) 4)細胞認識アミノ酸シーケンス 5)細胞接着タンパク質と細胞の相互作用 6)新疎水性表面と細胞接着の関係 7)荷電表面と細胞接着の関係4.細胞非接着表面の設計 1)細胞非接着基材の意義 2)非異物(抗血栓性)表面設計の基本概念 3)親水性/疎水性表面 4)不活性タンパク質吸着表面 5)分子鎖運動性表面 6)生体膜類似構造表面5.培養基材と細胞の関係 1)細胞特性に影響を与える環境因子 2)ナノ・マイクロ微細構造表面と細胞特性の関係 3)ガス透過性基材と細胞特性の関係 4)基材硬さと細胞特性の関係6.細胞の二次元パターニング・アレイ化培養 1)パターニング・アレイ化培養の意義 2)細胞のパターニング技術  a)スポッティング法  b)フォトおよびソフトリソグラフィー  c)インテリジェントマテリアルの利用 3)パターニング培養から見えてくる生命現象  a)スポットサイズの効果  b)パターン形状の効果  c)精密共培養の効果7.細胞の三次元組織化培養 1)細胞の三次元組織化培養  a)ティッシュエンジニアリング(組織工学)の意義  b)様々な組織化技術(積層法、電気化学法、磁気法、ゲル包埋法、モールド法)  c)組織化培養の課題と近年の取り組み 2)スフェロイド培養(演者の取り組み)  a)スフェロイド培養の意義と特性  b)スフェロイド形成の原理  c)様々なスフェロイド形成技術  d)肝細胞のスフェロイド培養とその特性  e)ガン細胞のスフェロイド培養とその特性  f)幹細胞のスフェロイド培養とその特性<質疑応答>