磁石/永久磁石材料の上手な活用に向けた実用特性理解と材料技術の最新動向

55,000 円(税込)

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込 または、当日現金でのお支払い

会員ログインして申込む

よくある質問はこちら

このセミナーについて質問する
開催日 10:30 ~ 16:30 
主催者 サイエンス&テクノロジー株式会社
キーワード 磁性体   金属材料
開催エリア 全国
開催場所 オンライン配信セミナー

~ 着磁・減磁などの磁気変化と磁石実装時のトラブル対策 ~ 

■各種永久磁石の磁気特性・製造プロセスや特徴から、磁石を実装する際の熱膨張トラブル、  磁気的性質を利用する上での注意点や磁気回路設計について、  更には希土類資源問題、新規磁石材料開発の動向まで、磁石応用に向けて実践に役立つ知識を体系的に学べます。 

 受講可能な形式:【Live配信(アーカイブ配信付)】のみ ※アーカイブ(見逃し)配信付き視聴期間:終了翌営業日から7日間[5/29~6/4]を予定

セミナー講師

(公財)応用科学研究所 特別研究員 工学博士 松浦 裕 氏【専門】磁石材料、磁性物理

セミナー受講料

※お申込みと同時にS&T会員登録をさせていただきます(E-mail案内登録とは異なります)。

55,000円( E-mail案内登録価格52,250円 )E-Mail案内登録なら、2名同時申込みで1名分無料2名で 55,000円 (2名ともE-mail案内登録必須/1名あたり定価半額27,500円)

【1名分無料適用条件】※2名様ともE-mail案内登録が必須です。※同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。※3名様以上のお申込みの場合、1名あたり定価半額で追加受講できます。※請求書(PDFデータ)は、代表者にE-mailで送信いたします。※請求書および領収証は1名様ごとに発行可能です。 (申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。)※他の割引は併用できません。

 テレワーク応援キャンペーン(1名受講)【オンライン配信セミナー受講限定】

1名申込みの場合:受講料41,800円 ( E-Mail案内登録価格 39,820円 )※1名様でオンライン配信セミナーを受講する場合、上記特別価格になります。※他の割引は併用できません。

受講、配布資料などについて

Zoom配信の受講方法・接続確認

  • 本セミナーはビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信となります。PCやスマホ・タブレッドなどからご視聴・学習することができます。
  • 申込み受理の連絡メールに、視聴用URLに関する連絡事項を記載しております。
  • 事前に「Zoom」のインストール(または、ブラウザから参加)可能か、接続可能か等をご確認ください。
  • セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
  • セミナー中、講師へのご質問が可能です。
  • 以下のテストミーティングより接続とマイク/スピーカーの出力・入力を事前にご確認いただいたうえで、お申込みください。≫ テストミーティングはこちら 

配布資料製本テキスト(開催日の4、5日前に発送予定)※開催まで4営業日~前日にお申込みの場合、セミナー資料の到着が、開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。Zoom上ではスライド資料は表示されますので、セミナー視聴には差し支えございません。その他注意事項※講義中の録音・撮影はご遠慮ください。※開催日の概ね1週間前を目安に、最少催行人数に達していない場合、セミナーを中止することがございます。

セミナー趣旨

永久磁石は自動車用モータや家庭用電子機器用モータの高効率化の要となる材料として注目されています。特に電気自動車やハイブリッド自動車の駆動モータや自動車用補機モータおよびエアコン用小プレッサーモータには多くの磁石が使われており、今後もこれら磁石材料の重要性が増していくと考えられています。本講座では、これら多くの用途に使われている磁石材料の種類と特徴およびその製造プロセスや磁石特性について詳しく説明します。また、これら磁石材料の使用する上での注意点およびトラブル対策について詳しく説明します。

セミナープログラム

1.はじめに 1.1 世界の電力事情と磁石の役割 1.2 永久磁石の市場動向   ・Eco-Car(HEV,PHEV,EV、電動パワーステアリング(EPS),   ・コンプレッサーモーター   ・その他の永久磁石の応用事例 1.3 磁石基本特性 1.4 磁石特性の見方と動作点について 1.5 永久磁石に使われる元素(希土類と遷移金属)の物性   ・希土類、遷移金属の磁化および異方性磁界 1.6 良い磁石とは2.各種永久磁石の磁気特性とその特徴について 2.1  Nd-Fe-B焼結磁石   1) Nd-Fe-B焼結磁石の製造プロセス   2) Nd-Fe-B磁石の磁石特性   3) 希土類資源の現状と今後の展望   4) Nd-Fe-B焼結磁石の保磁力について    ・Nd-Fe-B焼結磁石の微細組織と磁石特性    ・結晶配向度と残留磁束密度および配向度と保磁力の関係について    ・Nd-Fe-B磁石の高保磁力化の方法(従来と最近の方法)    ・Nd-Fe-B焼結磁石のBr、HcJ、異方性磁界のDy量依存性    ・R2Fe14B 化合物の飽和磁化と異方性    ・Nd-Fe-B磁石の保磁力メカニズム    ・重希土類拡散材の概念と方法   5) 重希土類(Dy, Tb)拡散技術と保磁力傾斜磁石    ・Nd-Fe-B焼結磁石の製造プロセスについて    ・重希土類拡散工程の概要    ・重希土類拡散による高保磁力化    ・重希土類拡散材の磁石特性    ・重希土類拡散による傾斜保磁力磁石    ・重希土類拡散磁石の保磁力分布    ・重希土類拡散による傾斜磁石の減磁特性    ・重希土類拡散磁石を使ったモータ減磁解析   6) Nd-Fe-B焼結磁石の各種表面処理と寿命推定方法    ・表面処理とその特徴    ・表面処理の特性 2.2 フェライト磁石   1) フェライト磁石の結晶構造と磁気モーメント   2) フェライト磁石の特長   3) フェライト磁石の製造プロセスについて    ・フェライトの磁気特性    ・フェライト磁石高性能化のポイント    ・フェライト磁石の従来材料および新規材料の磁気特性    ・従来フェライト磁石のミクロ構造の改質による磁気特性改良    ・新規組成によるフェライト磁気特性の向上    ・フェライトの残留磁束密度およびの磁力の温度特性    ・フェライト磁石を用いたDCモータ設計比較 2.3 鋳造磁石(アルニコ磁石、Fe-Cr-Co磁石)   1) 鋳造磁石製造プロセス   2) アルニコ磁石の特徴(長所・短所・用途)   3) アルニコ磁石の微細組織(スピノーダル分解)、組織写真   4) Fe-Cr-Co磁石の特徴(長所・短所・用途)   5) Fe-Cr-Co系磁石の組織(状態図と熱処理条件) 2.4 新規磁石材料研究開発の動向    ・ポストNd-Fe-B焼結磁石の開発の動向 2.5 Nd-Fe-B焼結磁石,フェライト磁石の保磁力のメカニズム   1) これまでの保磁力のメカニズム(磁化の一斉回転と磁壁移動)   2) Nd-Fe-B焼結磁石、フェライト磁石の保磁力の配向依存性   3) 保磁力の配向度依存性から考えられる保磁力メカニズム   4) Nd-Fe-B焼結磁石の保磁力の配向度依存性と保磁力の角度依存性   5) マイクロマグネティクス解析 2.6 その他の磁石   1) 各種軟磁性材料の特性概要3.永久磁石の物理特性および磁気的性質を利用する上での注意点 3.1 Nd-Fe-B焼結磁石の熱膨張と応力について   1) 接着材使用上の注意   2) Nd-Fe-B焼結磁石とフェライト磁石の熱膨張の違いと応力     ラジアルリングについて 3.2 設計する上での着目すべき磁気的性質と注意点   1) ヒステリシス曲線と減磁曲線の見方   2) 磁石単体の動作点(パーミアンス)の考え方3) パーミアンス係数と反磁界係数の関係   4) 磁気回路の動作点(パーミアンス)の考え方   5)パーミアンス係数と反磁界係数について   6) アンペールの法則、ガウスの法則から得られる情報   7) 磁石動作点(パーミアンス係数)決定因子は何か   8) 最大エネルギー積はなぜ重要か   9) 永久磁石の安定性について   10) 磁気回路設計上の注意点 3.3 減磁への対応方法・注意点   1) 自己減磁界と外部(コイル)からの減磁界(電機子反作用)   2) フェライト磁石、Nd-Fe-B焼結磁石使用上の注意点     フェライト磁石の低温減磁とNd-Fe-B磁石の高温減磁について   3) 経時変化(可逆減磁、不可逆減磁)について   4) 錆による減磁  3.4 各種磁石の磁石特性測定方法および着磁方法に関する注意点   1) 磁石特性測定方法と着磁の具体的方法   2) 着磁に必要な磁界の目安   3) 各種磁石の着磁特性   4) 着磁パターンと着磁ヨークについて □質疑応答□