バイオマス、生分解材料におけるLCAの算出、算定

60,500 円(税込)

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開催日 10:30 ~ 16:15 
締めきりました
主催者 株式会社 技術情報協会
キーワード 高分子・樹脂材料   LCA   汚染物質排出抑制技術
開催エリア 全国
開催場所 Zoomを利用したLive配信※会場での講義は行いません。

★ 企業事例を通して、具体的な運用方法を詳解! ★ 工程別のCFP算出のコツは?

セミナー講師

1.TCO2(株) シニアコンサルタント 八坂 慶仁 氏2. 佐川印刷(株) 軟包材事業部 日野軟包材工場 製造技術開発課 川端 伸彦 氏 3.東京大学 先端科学技術研究センター 特任准教授 博士(サステイナビリティ学)天沢 逸里 氏

セミナー受講料

1名につき60,500円(消費税込、資料付)

セミナープログラム

【10:30-12:00】 LCA 概論とインベントリ分析の実践

●講師 TCO2(株) シニアコンサルタント 八坂 慶仁 氏

【講座の趣旨】LCAの基本モデルを確実に理解したうえで、その基礎に基づいてLCAを実施することは、国際規格への順守や第三者による審査、EPD(製品環境宣言)の獲得など、厳格な規制への適合において極めて重要な要素となります。本講座では、LCAの基本モデルとデータの種類に重点を置きながら、深い理解を築いた上で、積み上げ法や原単位法などの算定手法の差異や、具体的な原単位法の算定事例を通じて、LCAの実務手順について学びを深めていきます。

【習得できる知識】・LCA(ライフサイクルアセスメント)の概要・原単位法、積み上げ法の概要・単位プロセス型と積算プロセス型データセットの違い・原単位法で学ぶLCA計算

プログラム1.LCA概要 1.1 LCAとは 1.2 LCAの種類と出口 1.3 ISO-LCAと4つの段階

2.LCAの基本モデル 2.1 積み上げ法と原単位法の違い 2.2 単位プロセス型データセット 2.3 積算プロセス型データセット 2.4 環境影響評価結果原単位

3.LCAとCFPの関係性

4.原単位法で学ぶLCA計算入門 4.1 目的と調査範囲 4.2 ライフサイクルフロー図 4.3 データ収集 4.4 算定 4.5 精査 4.6 報告 4.7 重要ポイント

【質疑応答】

【13:00-14:30】 環境負荷算出ツールを用いた環境包材の評価

●講師 佐川印刷(株) 軟包材事業部 日野軟包材工場 製造技術開発課 川端 伸彦 氏

【講座の趣旨】世の中にはさまざまな環境対応技術が出てきています。バイオマス素材もその中の一つです。バイオマス素材が本当に環境にいいのかわからないまま使用しているケースが多く見受けられます。ある一面での評価には過ぎませんが、CFP値での比較を行うことによってさまざまな環境対応素材の比較を行い、より環境負荷低減の選択のお手伝いになればいいと考えています。

【習得できる知識】さまざまな環境包材の具体的なCFP値(Carbon Footprint of Product)を工程別の内訳も含め知ることができる。バイオマス素材である紙やポリ乳酸といったものが、化石原料素材と比較した場合どのようになっているかを知ることができる。バイオマス素材だけでなく、環境対応のコンバーティング技術との環境負荷比較結果も知ることができる。それに加え、CFP算出にあたり、具体的にどういったものを算入しているかも講義の中で説明していく。

プログラム1.開発目的 ・さまざまな環境包材のCFP値の比較を行えるようにしています。

2.運用方法 ・ツールの運用方法

3.仕様の説明4.算出の前提条件

5.算入項目の説明 ・基材・版・印刷・ラミネート ・加工・輸送・廃棄・CO2吸収

6.実例比較 ・油性グラビア,水性フレキソ比較 ・ドライラミ,ノンソルラミ比較 ・石油系樹脂,バイオマス素材比較 ・バイオマスインキ比較    等、市販の商品も交えて比較を行います。

7.比較結果8.結果についてのお断り9.環境マークについて10.環境包材の選び方

【質疑応答】

【14:45-16:15】3.植物資源由来かつ海洋生分解性プラスチックのLCA

●講師 東京大学 先端科学技術研究センター 特任准教授 博士(サステイナビリティ学)天沢 逸里 氏

【講座の趣旨】ライフサイクルアセスメント(LCA)の基本を学び、植物資源由来かつ生分解性の特性を持つプラスチックのLCA事例を通して、新規技術のLCAを実施する難しさや結果の不確実性について理解することを目的とします。

【プログラム】1.ライフサイクルアセスメント(LCA)入門 1.1 環境問題の構造 1.2 LCAの流れ 1.3 LCAが直面する課題

2.植物資源由来かつ海洋生分解性プラスチックのLCA 2.1 プラスチックの環境問題 2.2 植物資源とカーボンニュートラル 2.3 目的と調査範囲の設定 2.4 結果と解釈 2.5 不確実性 2.6 海洋プラスチック指標の検討

【質疑応答】