レーザ溶接・接合の基礎と欠陥防止策・高品質化および異材接合への展開
開催日 | 10:00 ~ 16:30 |
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主催者 | (株)R&D支援センター |
キーワード | 機械加工・生産 金属材料 高分子・樹脂加工/成形 |
開催エリア | 全国 |
開催場所 | 【WEB限定セミナー】※会社やご自宅でご受講下さい。 |
☆レーザ溶接現象の基本原理や欠陥発生機構および防止策から異種材料に応じた溶接・接合技術※本セミナーはZOOMを使ったLIVE配信セミナーです。会場での参加はございません。【アーカイブ配信:7/30~8/9】での受講もお選びいただけます。
日程が変更になりました。3/27⇒7/29
セミナー講師
大阪大学 名誉教授・工学博士 片山 聖二 氏【(株)ナ・デックス 技術統括フェロー/ (株)ナ・デックスプロダクツ ナ・デックスレーザR&Dセンター長 】<関連学協会での活動>(一社) レーザ加工学会 監事、査読委員会 委員長(一社) 日本溶接協会 レーザ加工技術研究委員会 顧問(一社) 日本溶接協会 規格委員会 委員(一社) 溶接学会 溶接法・軽構造接合加工・高エネルギービーム加工研究委員会 委嘱委員IIW(国際溶接会議)Commission VI 委員会 日本代表ISO SC10委員会 委員
セミナー受講料
55,000円(税込、資料付)■ セミナー主催者からの会員登録をしていただいた場合、1名で申込の場合46,200円、 2名同時申込の場合計55,000円(2人目無料:1名あたり27,500円)で受講できます。(セミナーのお申し込みと同時に会員登録をさせていただきますので、 今回の受講料から会員価格を適用いたします。)※ 会員登録とは ご登録いただきますと、セミナーや書籍などの商品をご案内させていただきます。 すべて無料で年会費・更新料・登録費は一切かかりません。 メールまたは郵送でのご案内となります。 郵送での案内をご希望の方は、備考欄に【郵送案内希望】とご記入ください。
受講について
Zoomを使ったWEB配信セミナー受講の手順
- Zoomを使用されたことがない方は、こちらからミーティング用Zoomクライアントをダウンロードしてください。ダウンロードできない方はブラウザ版でも受講可能です。
- セミナー前日までに必ず動作確認をお願いします。
- 開催日直前にWEBセミナーへの招待メールをお送りいたします。当日のセミナー開始10分前までに招待メールに記載されている視聴用URLよりWEB配信セミナーにご参加ください。
- セミナー資料は開催前日までにPDFにてお送りいたします。
- アーカイブの場合は、配信開始日以降に、セミナー資料と動画のURLをメールでお送りします。
- 無断転載、二次利用や講義の録音、録画などの行為を固く禁じます。
セミナー趣旨
レーザ溶接について、溶込み深さとそれに及ぼすレーザパワーおよびパワー密度の影響、レーザとレーザ誘起プルームとの相互作用、レーザの吸収率と吸収機構およびキーホール口径の影響、キーホール挙動と気泡(ポロシティ)またはスパッタの発生および溶融池内湯流れとそれらに及ぼす蒸発現象、溶接欠陥の発生機構などについて、高速度ビデオ観察結果、X線透視観察結果などを用いて詳細に説明し、理解できるようにします。また、最近注目のリモート溶接、スパッタ低減のためのレーザビームモードの効果、銅(Cu)やアルミニウム合金の溶接、ダイキャスト材のレーザ溶接、異材(Cu-Alなど)溶接・接合法やモニタリング法について、その注意点も含めて紹介します。レーザ溶接に関するあらゆる質問に回答し、その回答を通じて、さらに理解を深めるようにします。最終的には、レーザ溶接法の完全な理解と今後の展開が見えるようにします。 まず各種レーザの特徴と今後の展開、レーザ溶接現象、スパッタの低減・防止に及ぼすレーザビームモードの効果などについて紹介し、その後、鉄鋼材料やアルミニウム合金の硬さおよび引張強さの特徴、レーザ溶接時のセンシング、インプロセスモニタリング、OCTによるキーホール深さ計測法、適応制御法の現状と展開、異種金属、金属とプラスチックまたはCFRPとのレーザ接合法、実用化例、最新のレーザ溶接技術とそのトレンドなどについて解説します。
受講対象・レベル
・レーザ溶接・接合を深く勉強・理解したい方。・レーザ溶接・接合法を利用・応用展開したい方。・レーザ溶接・接合において問題点・不明な点・わからない疑問点を持っておられる方。・レーザ溶接・接合をものづくりや設計に生かしたい方。
習得できる知識
1) 溶接用レーザの種類と動向2) レーザ溶接現象の基本原理3) レーザ溶接欠陥の発生機構と防止策4) センシング、モニタリングおよび適応制御の基本的な考え方5) レーザ異材(異種金属、金属‐プラスチック/CFRP)接合のポイント6) レーザ溶接法の実際と応用例7) 各種材料の特徴とレーザ溶接における注意点8) レーザ溶接部の硬さや強度の見方
セミナープログラム
1.レーザの種類・特徴とその溶接性 1-1. 溶接用レーザの種類と特徴 1-2. 各種レーザによる溶接の特徴 1-3. ブルー半導体レーザとグリーンディスクレーザの開発状況と溶接結果
2.レーザ溶接現象 2-1. レーザスポット溶接現象 2-1-1. 溶込みおよびポロシティの生成に及ぼす溶接条件の影響 2-1-2. スポット溶接性に及ぼすパルス波形の影響 2-1-3. 割れ発生機構と防止策 2-2. レーザビード溶接現象 2-2-1. レーザ誘起プルーム挙動と特徴 2-2-2. レーザビームとプルームとの相互作用 2-2-3. 金属材料のレーザ吸収特性とキーホール口径の影響 2-2-4. レーザビード溶接現象(溶込み形状と湯流れ) 2-2-5. 溶接時のスパッタ低減・防止に及ぼすレーザビームモードの効果
3.レーザ溶接欠陥の発生機構と防止技術 3-1. 各種溶接欠陥の特徴 3-2. ポロシティの発生機構と防止策 3-3. 割れの発生機構と防止策 3-4. アンダフィルの発生機構と防止策
4.金属材料のレーザ溶接性および溶接継手部の硬さと強さ 4-1. 鉄鋼材料とそのレーザ溶接性 4-1-1. レーザ溶接部の硬さ分布 (急冷硬化、HAZ軟化) 4-1-2. レーザ溶接時の問題点と解決策 4-2. アルミニウム合金のレーザ溶接部の機械的特性 4-2-1. レーザ溶接部の硬さ分布 4-2-2. レーザ溶接部の継手強度・延性に及ぼすポロシティの影響 4-2-3. 時効材料レーザ溶接部の強度特性 4-3. 銅のレーザ溶接性 4-3-1. 各種レーザによる銅の溶融特性 4-3-2. 溶融特性に及ぼす波長および異波長重畳の影響
5.レーザ溶接時のセンシング、モニタリングおよび適応制御 5-1. レーザ溶接のためのセンシング 5-2. レーザ溶接時のインプロセスモニタリング 5-3. レーザ溶接時のモニタリングと適応制御 5-4. OCTによるレーザ溶接時のキーホール深さ計測法
6.異種材料に応じた溶接・接合技術とその動向 6-1.異種金属材料におけるレーザ溶接・接合法 6-1-1.異種鉄鋼材料のレーザ溶接 6-1-2.鉄鋼材料と軽金属とのレーザ異材溶接・接合 6-1-3.CuとAlなどのレーザ溶接 6-2.金属とプラスチックのレーザ直接接合 6-2-1.各種金属と各種プラスチックのレーザ直接接合法 6-2-2.各種金属とCFRP(炭素繊維強化プラスチック)のレーザ直接接合 6-3.異種材料でのレーザ接合部の接合機構 6-4.実用化に向けての溶接・接合の評価結果
7.実用化例およびレーザ溶接技術の今後のトレンド 7-1. 各種産業界におけるレーザ溶接の実用化例 7-2. 最新のレーザ溶接技術とそのトレンド
スケジュール:昼食の休憩時間12:00~12:45を予定しております。※進行によって、多少前後する可能性がございます。※質問は随時チャット形式で受け付けます。また音声でも可能です。
キーワード:レーザ,異種材料,溶接,金属,プラスチック,溶着,レーザー,防止,CFRP,評価,セミナー