
ペイシエントセントリシティに基づくリサーチ戦略と医薬品マーケティングへの活用
★ 患者のリクルート方法、患者調査のベネフィットと課題、データや情報の使い方
★ 医薬品マーケティング戦略に活用できるPatient Journeyの作り方
セミナープログラム
【10:30~12:30】
【第1部】 患者をターゲットとしたマーケティングリサーチ戦略と効果的なデータの活用法
~さらに患者中心の医療を実践する患者サポート活動とアプローチ 製薬企業の将来の課題と取り組み
バージニア州ジョージメイソン大学 大学院卒/薬剤師、経営学修士(MBA)、パブリックヘルス修士(MPH) 堀 玲子 氏
【講座主旨】
ペイシエントセントリシティという概念が業界に浸透してきて10年近くなりました。 その間、製薬企業のマーケティングにも患者をターゲットとしたあらゆるリサーチアプローチが取り入れられてきました。昨今は、治験や臨床試験のタイミングでも患者の意見を聴取することも推奨され、患者自身が参加・介入を希望する場面も増加し、より患者をターゲットとしたマーケティング活動に重みが増してきています。 さらに企業は、PPI(患者市民の参画)をサポートする活動、治験臨床試験の枠組みでのPRO(患者報告アウトカム)の収集、臨床試験の結果を分かりやすく伝えるレイサマリーなどの作成など多岐に渡ります。このように進化しつつありかつ複雑な環境下にある患者を中心としたマーケティング活動を少し将来の視点も含めて講義する予定です。
【講演内容】
- 【ペイシエントセントリシティの概念と捉え方】
- 【患者をターゲットとしたマーケティングリサーチ】
- 医薬品の開発段階から発売後までどのタイミングでのリサーチが行われるか
- 調査対象患者のリクルート方法(慢性疾患、癌、希少疾患など)
自社のパネル、医師の紹介、患者会、その他 - 患者調査のベネフィットと課題(リサーチ手法も含めて)
- データや情報の使い方
- 【実際に実施した患者調査】
- ケーススタディ5―6例程度(具体的な事例)
- 【現状で取り組まれている患者を中心とした活動の最新】対象:患者
- 治験や臨床試験に組み込みが推奨されているPROについて(患者報告アウトカム)
- AMEDが推奨するPPIに関しての企業側のスタンスとアプローチ
~特に患者にフォーカスした医薬品開発のこれから。 - 臨床試験に参加した患者が分かりやすい
臨床試験の結果(試験の透明性を伝える)レイサマリー作成への課題
ペイシエントセントリシティに関してはマーケティングリサーチを通じた直接のマーケティング活動に活かすべき結果取得とさらに製品マーケティングを超えたところでペイシエントセントリシティを常に意識しながら患者さんとの協働や情報提供が求められています。それら総合的視点が全て製品マーケティングにつながり融合していくこととなります。
患者をターゲットとしたマーケティング、ペイシエントセントリシティについて製薬企業のどの部署にいても課題になる点について、自分の長年の経験も踏まえて将来を見据えながらお話ができればと思います。
【質疑応答】
【13:30~16:00】
【第2部】 患者インタビューによるペイシェントジャーニーの作成と医薬品マーケティングへの活用
(株)シード・プランニング 専務執行役員 佐々木 岳 氏
【講座主旨】
Patient Centricityが医薬品・医療機器など医療関連企業の理念の根幹をなし、Patient Experienceをより良くすることによって患者と企業とのエンゲージメントを高めることが医薬品マーケティングの重要な領域になってきている。
そのために、定性的インタビュー調査により患者のアンメットニーズを掘り起こすPatient Journeyは有用なツールとなりうる。
本セミナーでは、医薬品マーケティング戦略に活用できるPatient Journeyの作り方と、戦略に活かしていくポイントについて理解を深める機会としたい。
【講演内容】
- インサイトとアンメットニーズ
- インサイトとは?
- 医薬品においてもマーケティングが重要な理由
- 顕在アンメットニーズと、潜在アンメットニーズ
- Patient Centricity, Patient Experience, Patient Journey
- なぜペイシェントセントリシティか?
- ペイシェントジャーニーの意義
- アンメットニーズを掘り起こすには
- アンメットニーズ掘り起こしにはカスタマーへの理解を深めること
- アンメットニーズは異視点からの掘起しが必要
- ペイシェントジャーニーを明らかにするマーケットリサーチの手法
- マーケットリサーチの種類、定性調査と定量調査
- ペイシェントジャーニーから見えてくるもの
- セグメンテーション~ペルソナ
- ペイシェントジャーニーを理解するための調査設計のポイント
- インタビュー聞き取りと分析のポイント
- ペイシェントジャーニーからマーケティング戦略への活用
- ペインポイント、ゲインポイント、タッチポイントの理解
- 医療提供者と患者、異視点のギャップから機会を見出す
【質疑応答】
セミナー講師
【第1部】 バージニア州ジョージメイソン大学 大学院卒/薬剤師、経営学修士(MBA)、パブリックヘルス修士(MPH) 堀 玲子 氏
【第2部】 (株)シード・プランニング 専務執行役員 佐々木 岳 氏
セミナー受講料
1名につき 55,000円(消費税込、資料付)
〔1社2名以上同時申込の場合のみ1名につき49,500円〕
受講について
- 本講座はZoomを利用したLive配信セミナーです。セミナー会場での受講はできません。
- 下記リンクから視聴環境を確認の上、お申し込みください。
→ https://zoom.us/test - 開催日が近くなりましたら、視聴用のURLとパスワードをメールにてご連絡申し上げます。
セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。 - Zoomクライアントは最新版にアップデートして使用してください。
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- セミナー資料はお申込み時にお知らせいただいた住所へお送りいたします。
お申込みが直前の場合には、開催日までに資料の到着が間に合わないことがあります。ご了承ください。 - 当日は講師への質問をすることができます。可能な範囲で個別質問にも対応いたします。
- 本講座で使用される資料や配信動画は著作物であり、
録音・録画・複写・転載・配布・上映・販売等を禁止いたします。 - 本講座はお申し込みいただいた方のみ受講いただけます。
複数端末から同時に視聴することや複数人での視聴は禁止いたします。 - Zoomのグループにパスワードを設定しています。
部外者の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
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受講料
55,000円(税込)/人