プラスチックの難燃化技術 ~各難燃剤の特徴・メカニズムから処方配合事例まで~

47,300 円(税込)

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開催日 10:30 ~ 16:30 
締めきりました
主催者 株式会社 情報機構
キーワード 高分子・樹脂材料   安全工学一般   安全規格
開催エリア 全国
開催場所 お好きな場所で受講が可能

国内のほぼ全ての難燃剤情報を網羅的に把握できる! 難燃化の基礎知識から、ノンハロゲン化もふまえた各種難燃剤の具体的な配合処方設計まで解説!はじめて難燃剤を取り扱う初級レベルの方・要求性能に向け適切な難燃剤を検討・選定する必要のある方まで、様々な立場の方に幅広く役立つ内容です! 

セミナー講師

 特定非営利活動法人NPOテクノサポート 会員 工学博士   林 日出夫 先生

■ご略歴1985年 出光興産(株)エンジニアプラスチックの重合開発に11年間従事。1996年 出光ファインコンポジット(株)へ転勤、ポリオレフィン難燃材料の開発25年間従事。2021年 出光興産㈱出光興産(株)定年退職後、特定非営利活動法人NPOテクノサポート入会、現在に至る。

セミナー受講料

1名47,300円(税込(消費税10%)、資料付)*1社2名以上同時申込の場合、1名につき36,300円*学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。

受講について

  • 配布資料はPDF等のデータで送付予定です。受取方法はメールでご案内致します。(開催1週前~前日までには送付致します)※準備の都合上、開催1営業日前の12:00までにお申し込みをお願い致します。(土、日、祝日は営業日としてカウント致しません。)
  • 受講にあたってこちらをご確認の上、お申し込みください。
  • Zoomを使用したオンラインセミナーです→環境の確認についてこちらからご確認ください
  • 申込み時に(見逃し視聴有り)を選択された方は、見逃し視聴が可能です→こちらをご確認ください

セミナー趣旨

  昨今、火災による財産・人命が失われる等の被害が多く、社会的に大きな問題となっている。プラスチックは日用品や電子機器・建築・包装資材等、様々な分野で利用されているが、燃えやすく火災の原因の一つであり、メーカーには大きな責任が伴う。  この為、プラスチックの難燃化の要求が高まっており、プラスチックの難燃化技術の開発が進められている。また、最も多く使用されているハロゲン系難燃剤/酸化アンチモンの難燃剤システムは、環境への懸念がある為世界的に環境規制が検討され、難燃剤のノンハロゲン化が進められている。  このような背景から、プラスチック難燃化技術の開発担当者の難燃化処方設計の為に、国内で購入可能なほぼ全てのノンハロ難燃剤ついて、特徴、難燃メカニズム、及び活用事例等の検討を行った。  本セミナーでは、これら難燃剤の難燃化メカニズム・特徴を示し、ノンハロゲン化も念頭に、要求される目的や性能に応じた難燃剤の選定・配合処方設計の方法などを解説する。  プラスチックの燃焼メカニズムや難燃性試験法等の基礎的事項から、市販のほぼ全ての難燃剤に関する網羅的な情報、ノンハロゲン化に対応した数々の配合処方設計の具体例等、初級者から上級者まで幅広く役立つ内容となっている。

受講対象・レベル

・はじめて難燃剤を取り扱う初級レベル・要求される難燃性能に適切な難燃剤を選定する検討を行っている中級レベル・新しい難燃システム(難燃剤組成・分子設計)を開発する上級レベル

習得できる知識

・主要な各難燃剤の難燃メカニズム・国内で購入可能な市販のほぼ全ての難燃剤の特徴、難燃化配合処方、難燃剤メーカーのお問合せ先・難燃剤配合処方のスキル・全難燃剤を総合的に学ぶことができる為、新しい難燃剤の開発設計のヒントが得られる

セミナープログラム

1.プラスチックはなぜ燃える? 1) 燃えるメカニズム  a) ロウソクの例  b) プラスチックの例 2) 分解ガスの燃焼反応2.プラスチックを燃えにくくするには 1) 難燃性試験方法  a) UL94V試験  b) 酸素指数試験  c) コーンカロリー試験 2) 各難燃剤の難燃メカニズム  a) リン系難燃剤(固相リン炭化断熱層形成-難燃効果の例)  b) 臭素系難燃剤(気相ラジカル補足-難燃効果の例)  c) 金属水酸化物系難燃剤(固相吸熱-難燃効果の例)  d) スルホン酸塩/シリコーン系難燃剤(固相樹脂架橋炭化断熱層形成-難燃効果の例)  e) ラジカル発生剤・捕捉剤(ドリップ促進+気相ラジカル補足難燃効果の例) 3) 各難燃剤の特徴まとめ 4) 各プラスチックへの難燃剤適応例と課題3.市販の難燃剤の特徴および配合処方の具体例 1) リン酸アミン塩系難燃剤 7社15グレード  a) リン酸アミン塩  b) リン酸アミン・金属複合塩 2) リン酸アミン塩系複合難燃剤 7社12グレード 3) リン酸エステル系難燃剤 2社10グレード  a) エンプラ向けリン酸エステル  b) ポリオレフィン向けリン酸エステル 4) その他リン系難燃剤 9社17グレード  a) ホスファゼン誘導体  b) ホスフィン酸(ホスフィネート)誘導体  c) ホスフォン酸(ホスフォネート)誘導体  d) 赤燐  e) その他 有機リン系、リン・窒素系 5) ポリマー型リン系難燃剤 1社3グレード  a) ポリホスホネート、ポリホスホネート/カーボネート 6) 窒素系難燃剤 7社15グレード  a) メラミンシアヌレート、イソシアヌール酸誘導体  b) トリアジン/ピペラジン ポリマー型  c) NOR型、その他 7) 金属水酸化物系難燃剤 9社87グレード  a) 水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム 8) 金属酸化物系難燃剤 5社16グレード  a) ホウ酸亜鉛  b) 水酸化スズ酸亜鉛、スズ酸亜鉛  c) 無機コア材(例タルク)/モリブデン酸塩被覆 9) ナノクレイ系難燃剤 2社7グレード 10) セピオライト系難燃助剤 1社(※メーカー技術資料なし) 11) シリコーン系、有機スルホン酸塩系難燃剤 4社8グレード  a) シリコーン系難燃剤  b) 有機スルホン酸塩系難燃剤 12) その他難燃剤 2社2グレード  a) 膨張黒鉛  b) リン酸アミドエステル4.各難燃剤のお問合せ先<質疑応答>