メタボローム解析をこれから始める方、または、既に始めたものの結果の解釈等に困っていらっしゃる方向け豊富な研究事例から習熟度を高める!メタボローム解析の実践対応~マウス操作だけでできるフリーソフトを用いたデータ解析のデモ付き~

本セミナーでは、以下のようなポイントを軸に解説いたします!  
1.メタボローム測定技術(装置の原理や使い分け等。)  
2.研究例の紹介(各種バイオマーカー探索。)  
3.メタボロームデータの詳細(データの構造や処理の基礎知識。)  
4.フリーソフト(MetaboAnalyst)を用いたデータ解析実演  
5.設計時に気を付けるべきこと 
大変貴重な内容となっております。是非ご検討ください。 

【項目】※クリックするとその項目に飛ぶことができます

    セミナー趣旨

      メタボローム解析によって「多数の代謝物を生体試料から一度に測定することができる」と言われてはいる。既に代謝機能の理解や、バイオマーカー探索などの成果は多数あるが、実際には相当注意しなければ再現性が得られない。メタボローム特融のクセを理解した上で、定量性や再現性を高めるためには様々な工夫が必要となる。
      本講座では質量分析装置を用いたメタボローム解析に関して、実験デザインやデータの解釈などの実践的な内容を解説する。また、Web上のフリーツールを用いて多変量解析やPathway解析等、メタボローム解析の論文によく掲載されている解析を自ら実施できるようStep by Stepで紹介する。

    習得できる知識

    ・メタボローム解析の基礎的な技術が理解でき、実験計画の設計ができるようになる
    ・メタボロームを利用した論文の信頼性を読み取れるようになる
    ・メタボローム分野で利用される標準的なデータ解析
     (Clustering、Heatmap、Volcano plot、PCA、PLS-DA、FDRによる擬陽性対策、ROC解析、Pathway解析、
        Enrichment解析、データのノーマライズ処理等)等をマウス数クリックだけで実施できるようにする。

    セミナープログラム

    1. メタボロームの測定技術
     1.1 分離装置+質量分析装置の原理は?
     1.2 各装置をどのように使い分ければよいか?
    2. メタボロームの研究例の紹介
     2.1 NASHなど肝疾患のマーカー探索(疾患部の代謝変化を血液中の代謝の変化でとらえる)
     2.2 がんのマーカー探索(がんの組織部の代謝異常を尿中で検出する)
    3. メタボロームのデータに関する詳細
     3.1 データの構造(データをどのように見ればよいのか?)
     3.2 データ処理の基礎(質量分析装置から定量値を得るまでの一連の処理)
    4. MetaboAnalyst(Web上のフリーツール)を用いたデータ解析のデモ
     4.1 論文でよく見る解析の図の意味を紹介
     4.2 マウス数クリックでできる簡単データ解析
     4.3 実は最も重要なデータのノーマライズ+クラスタリング+ヒートマップ
     4.4 オミックスで当たり前に求められるP値の補正(FDR)
     4.5 奥が深い主成分分析(PCA)
     4.6 部分的最小二乗回帰(PLS-DA)(パワフルだけど慎重に使うべき多変量解析)
     4.7 Pathway解析/Enrichment解析(Pathway単位でのデータ解析)
     4.8 ROC解析
    5. 何を具体的に気を付けた設計が必要か?
     5.1 論文の実例から、どのようにデータ解析を設計したか(オプションによって解析結果は変わる)
     5.2 メタボローム独自の研究デザイン設計(2群間の差は2群だけでは証明できない)
     5.3 同定の問題点(どのような課題があり、どのような視点でデータを評価すべきか?)
     5.4 多変量解析の誤用(一般化が全て。それだけなのに多くの論文が間違う)
     5.5 長期的な測定での品質担保(メタボローム独自のサンプル劣化等の問題)
     5.6 ノンターゲット解析(未知物質は使えるのか?)
     5.7 機械学習を使った解析のノウハウ(楽観的な結果に陥らないノウハウは?)
    6. おわりに
    7. 質疑応答


    ■講演中のキーワード
    ・メタボローム
    ・メタボロミクス
    ・バイオマーカー
    ・MetaboAnalyst
    ・多変量解析

    セミナー講師

     慶應義塾大学 先端生命科学研究所 政策・メディア研究科 教授 博士(学術、歯学)    杉本 昌弘 先生

    ■ご経歴
    【学歴】
    2000年 早稲田大学大学院 理工学研究科 機械工学専攻 工学修士取得
    2005年 慶應義塾大学大学院 政策・メディア研究科 博士(学術)取得
    2013年 神奈川歯科大学大学院 博士(歯学)取得
    【職歴】
    2000年~2010年 三菱スペース・ソフトウェア株式会社
    2010年 慶應義塾大学 政策・メディア研究科 特別研究講師
    2011年4月~2013年3月 京都大学大学院 医学研究科 メディカルイノベーションセンター悪性制御研究所 特定講師
    2017年 慶應義塾大学 政策・メディア研究科 特任教授
    2017年~2022年 東京医科大学 医学総合研究所 教授
    2023年 慶應義塾大学 政策・メディア研究科 教授
    ■ご専門および得意な分野・ご研究
    ・メタボロミクス
    ・バイオインフォマティクス
    ・システムズ・バイオロジー
    ■本テーマ関連学協会でのご活動
    ・日本オミックス医学会
    ・Metabolomics Society
    ・日本バイオインフォマティクス学会
    ・日本分子生物学会
    ・歯科基礎医学会
    ・日本膵癌学会
    ・日本癌学会
    ・日本乳癌学会

    セミナー受講料

    【オンラインセミナー(見逃し視聴なし)】:1名41,800円(税込(消費税10%)、資料付)
    *1社2名以上同時申込の場合、1名につき30,800円

    【オンラインセミナー(見逃し視聴あり)】:1名47,300円(税込(消費税10%)、資料付)
    *1社2名以上同時申込の場合、1名につき36,300円

    *学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。

    受講について

    • 配布資料はPDF等のデータで送付予定です。受取方法はメールでご案内致します。
      (開催1週前~前日までには送付致します)
      ※準備の都合上、開催1営業日前の12:00までにお申し込みをお願い致します。
      (土、日、祝日は営業日としてカウント致しません。)
    • 受講にあたってこちらをご確認の上、お申し込みください。
    • Zoomを使用したオンラインセミナーです
      →環境の確認についてこちらからご確認ください
    • 申込み時に(見逃し視聴有り)を選択された方は、見逃し視聴が可能です
      →こちらをご確認ください

     

    受講料

    41,800円(税込)/人

    ※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

    開催日時


    13:00

    受講料

    41,800円(税込)/人

    ※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

    ※銀行振込、コンビニ払い

    開催場所

    全国

    主催者

    キーワード

    バイオ技術一般   分析化学   多変量解析一般

    ※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

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    バイオ技術一般   分析化学   多変量解析一般

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