高分子材料におけるモノマー化・解重合技術の基礎とケミカルリサイクル技術検討の最近の動向

39,600 円(税込)

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開催日 13:30 ~ 16:30 
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主催者 (株)AndTech (&Tech)
キーワード 高分子・樹脂材料   化学反応・プロセス   省資源
開催エリア 全国
開催場所 ※会社やご自宅のパソコンで視聴可能な講座です

株式会社AndTech 技術顧問(元住友化学) 今井 昭夫氏が高分子材料におけるモノマー化・解重合技術の基礎とケミカルリサイクル技術検討の最近の動向について解説する講座です。

■本セミナーの主題および状況

★SDGsやESG経営への認識がたかまっている今日、プラスチックやゴム材料のリサイクル技術の開発が産官学の各界で進められております。

★ポリマーからモノマーへの転換を図るケミカルリサイクルは究極的な炭素循環技術として関心が高まっておりますが、ポリマーの種類によって、解重合や熱分解の適性が異なり、生成化合物の形態も異なるため、実用化検討が個別に進められているのが現状であります。

★解重合は、高分子を再利用するために重要であり、廃棄物の処理やリサイクルプロセスに関与することがあります。

■注目ポイント【以下の項目を習得できます】

★プラスチック・ゴム材料のリサイクル技術全体の中でのケミカルリサイクル技術の位置づけの明確化、素反応の機構に基づくケミカルリサイクルの考え方の体系的整理。

★マテリアルリサイクル、ケミカルリサイクルの工業化におけるSWOT分析。

★ケミカルリサイクルの社会実装までの課題と解決方向に関する考え方。

セミナー講師

元住友化学  株式会社AndTech 技術顧問  今井 昭夫 氏

【経歴】1973 年 住友化学工業(株) (現 住友化学㈱ )入社  新規合成ゴム材料(省燃費タイヤ用S-SBRのポリマー構造設計、製造プラント設計)の開発、 オレフィン重合触媒(チ―グラーナッタ触媒、メタロセン触媒)の開発、ポリマーアロイ(TPO,TPV,エンプラアロイ)の開発に従事、研究グループマネージャーを経て、事業部長、研究所長を歴任2006 年 12 月 住友化学㈱ 理事・石油化学品研究所長に就任2011 年 3月 同社 退職2011 年 6月 日本エイアンドエル㈱代表取締役社長 就任2011 年 4 月~ 日本エイアンドエル㈱代表取締役社長 兼 新製品開発グループ統括役員として 機能性樹脂・ゴム 新製品開発を指導。2014 年6月 日本エイアンドエル㈱社長 退任、同社顧問に就く。この間、 2011 年 公益社団法人 高分子学会 フェローに就任2015 年より 日本エイアンドエル退職後、コンサルタント業を開始。また、公的機関からの要請で、下記を 継続中。2008 年~ 北海道大学大学院 工学研究院 非常勤講師2011 年~ 一般社団法人日本ゴム協会 関西支部、 関西ゴム技術研修所 講師2016 年 (株)AndTech 顧問に就任。国内外の企業、研究機関において、技術指導事業開発コンサルティング、講演会講師、化学経済誌に著述活動など行う現在に至る

セミナー受講料

【1名の場合】39,600円(税込、資料作成費用を含む)2名以上は一人につき、11,000円が加算されます。

セミナー趣旨

SDGsやESG経営への認識がたかまっている今日、プラスチックやゴム材料のリサイクル技術の開発が産官学の各界で進められている。中でも、ポリマーからモノマーへの転換を図るケミカルリサイクルは究極的な炭素循環技術として関心が高まっているが、ポリマーの種類によって、解重合や熱分解の適性が異なり、生成化合物の形態も異なるため、実用化検討が個別に進められているのが現状である。対象のポリマーのモノマーへの変換にどのような手法を適用するかという選定検討のためには、対象ポリマーの解重合や熱分解反応についての基本に戻る考察が必要である。本講座では樹脂種毎の基本的な考え方について整理し、合わせて現実に進行している各種のケミカルリサイクル技術の動向について解説する。

【キーワード】ケミカルリサイクル、炭素循環、解重合、ポリマー分解、酵素反応

【講演のポイント】プラスチック・ゴム材料のリサイクル技術全体の中でのケミカルリサイクル技術の位置づけの明確化、素反応の機構に基づくケミカルリサイクルの考え方の体系的整理。マテリアルリサイクル、ケミカルリサイクルの工業化におけるSWOT分析。ポリマー事業におけるリサイクル技術の経営的・社会的意義。ケミカルリサイクルの社会実装までの課題と解決方向に関する考え方。

習得できる知識

プラスチック・ゴム材料のリサイクル技術に関する知識解重合・ポリマー熱分解に関する化学反応知識高分子材料の開発動向や将来動向と材料リサイクル・炭素循環に関する知識

セミナープログラム

1.重合と解重合 1-1 平衡重合と天井温度 1-2 解重合と熱力学2.ポリマーの熱分解と酸化 2-1 炭化水素の熱分解 2-2 ポリマーの熱分解 2-3 電子線照射など物理的手法による分解収率の向上 2-4 ポリマーの酸化分解と副生化合物3.ポリマーの加水分解 3-1 縮重合と解重合・・・化学平衡 3-2 加水分解への触媒作用 3-3 加水分解法によるモノマー回収収率の向上4.ポリマーのバイオケミカルリサイクル   4-1 酵素反応による物質変換   4-2 既存化学反応プロセスの適用5. 実用化に向けた技術開発の動向 5-1 化学メーカーによる検討 5-2 石油(精製)メーカーによる検討 5-3 その他の企業による検討 5-4 大学・公的研究機関による検討

【質疑応答】