分かる、伝わる、納得できる文書(報告書・レポート)の書き方 ~結果を成果にする文書のコツ・ポイント~

文章を書くのは得意ですか?苦手意識はありませんか?本セミナーでは「文書の構成」「ストーリーの組み方」「正しい日本語の使い方」など 情報や意図をきちんと伝えることができる『文章の書き方』を詳細に解説します。

セミナー趣旨

  出張報告や技術レポート、論文など日常業務の中で様々な文書を作成する機会があり、業務において文書は無くてはならないものである。そして、文書は最終結果、成果を示すものであることがほとんどであり、文章の出来の良し悪しで成果の評価も変わってくると言っても過言ではない。また、文書に作者が帯同して説明するようなことは無いので、文書は独り歩きするものである。従って、意図と異なる伝わり方がするような文書を作ってしまうと誤解を招いて大変なことになってしまう。
  このように、文章作成は業務、企業活動において極めて重要なものであるにもかかわらず、ほとんど教育の機会が無いという現実がある。仮に何らかの教育があったとしても、文章そのものの教育であることはほとんどなく、いわゆる日本語の教育である。言い換えると、文章作成においては高校生までの知識で止まっているということになる。
  本講座は、正しい日本語の使い方はもちろん、文書の構成、ストーリーの組み方について詳細、そして、伝えたいことが伝わる、分かりやすい、読みやすい文章の実現といった文章の書き方について詳細に解説する。

受講対象・レベル

・文章作成が苦手な人
・若手、中堅
・部下の文書を添削、チェックする管理職
・日常的に文書作成をする必要のある人
・より分かりやすい、伝わる文章を書きたい人
*同業者の方(コンサルタント業等)・及び個人でのお申込みの場合、受講をお断りする場合がございますので、予めご了承下さい。

習得できる知識

・文書の構成
・ストーリーの組み方
・伝わる文章の書き方
・情報、意図の伝え方
・正しい日本語の使い方

セミナープログラム

1 ウォーミングアップ
2 【イントロ:報告書、レポートとは】
文書、報告書の基本について分類や使い分けについて説明すると同時に、
特に報告書が必要とする構成要素やベースとなる注意点等について解説する。
 2.1 演習
 2.2 意義・目的
 2.3 文書とは
 2.4 主張の伝達
 2.5 そして、文書は
 2.6 3大文書
 2.7 文書に求められること
 2.8 伝聞と報告
 2.9 報告型の分類
 2.10 演習
3 【報告書の基本 (コツ・ポイント)】
 報告書を書くにあたって必要となる中核要素の詳細な説明とその考え方について解説すると同時に、
 背骨となるストーリーの構成の考え方、構成の方法、パターン等を中心に解説する。
 3.1 文章力とは
 3.2 報告書の3要素
 3.3 演習
 3.4 ペルソナ
 3.5 マッチング
 3.6 演習
 3.7 読心
 3.8 演習
 3.9 構造的であること
 3.10 ストーリー性と論理性
 
3.11 ストーリーの組み立て
 3.12 論理性と理解の基盤
 3.13 報告書、レポートの基本構成
 3.14 前提条件(背景)を共有する
 3.15 レベル合わせ
4 【文書作成の手順】
 文書作成における基本的な流れをフローを用いて説明すると同時に、
 基本構造のパターンとその構築の方法について解説する。
 4.1 演習
 4.2 文書作成フロー
 4.3 スタート
 4.4 要点
 4.5 ピラミッドストラクチャー
5 【報告書を成功に導く準備】
 報告書を書くときに最も重要となることの一つである準部について、どのように文書の基本骨格を決め、
 それを構成する内容を選んでいくのか、そして、全体ストーリー構成していくかについて解説する。
 5.1 取捨
 5.2 書き出し&ランク付け
 5.3 知→理→信
 5.4 根拠
 5.5 構造の可視化
 5.6 ストーリーの可視化
 5.7 絵コンテシナリオ
6 【伝わる報告書】
 伝えたいことを相手に伝える、納得を得るという報告書の本質となる部分について、
 どうすれば分かりやすく表現することができるのか、どのように説明すれば良いのかといった
 様々な方法、テクニックを解説する。
 6.1 全てが決まるイントロの書き方
 6.2 そして、神は細部に宿る
 6.3 ストーリーで語る
 6.4 ロジックで納得させる
 6.5 考えの伝え方
 6.6 具体化と抽象化
 6.7 情報階層
 6.8 イメージ
 6.9 小結論
 6.10 演習
7 【文章の基本】
 報告書に限らず、日本語の文書を書くにあたって、必ず理解しておかなければならい日本語の基本について、
 特に技術文書の観点で解説する。
 7.1 主語ー述語
 7.2 接続詞
 7.3 句読点の打ち方
 7.4 用語の統一
 7.5 表記通例
 7.6 誤解されている言葉
 7.7 冗長的表現
 7.8 二重否定
 7.9 ストレート文化
 7.10 連続表現
 7.11 曖昧表現
 7.12 言い換え
 7.13 語順の難しさ
 7.14 副詞による予告
 7.15 「~は」と「~が」の使い分け
 7.16 引用
8 【文書の構造】
 文書には様々な構成やパターンが存在するが、それらについてここに説明すると同時に、
 報告や提案など目的に沿ったそれらの使い分け、最適化から各構成要素の書き方について解説する。
 8.1 基本構造
 8.2 見出し-結論
 8.3 ストーリーロジックの構成
 8.4 情報の構成
 8.5 結果型文書の構成
 8.6 教育型文書
 8.7 承認型文書
 8.8 基本構成①
 8.9 基本構成②(報告型)
 8.10 基本構成③(問題解決、提案)
 8.11 基本構成④(企画型)
 8.12 基本構成(参考)
 8.13 構成の例(問題対策)
 8.14 基本構成(承認)
 8.15 イントロ(背景)で重要なこと
 8.16 方法で重要なこと
 8.17 結果で重要なこと
 8.18 考察で重要なこと
 8.19 結論で重要なこと
 8.20 良くあるパターン:考察・結論ではない
9 【様々な表現方法】
 報告書においては様々な情報やデータを説明する必要があるが、
 特に技術文書で重要となるデータの表現方法について様々なテクニックや注意点について解説する。
 9.1 曖昧表現
 9.2 図表のルール
 9.3 データの伝え方
 9.4 グラフの工夫
 9.5 トリック
 9.6 グラフは、「Figure」
10 【文書のチェック(推敲)】
 文書作成において欠かすことのできない推敲の方法やテクニック、コツ、注意点について解説する。
 10.1 推敲の流れ
 10.2 推敲のポイント
 10.3 学術文書・技術文書のチェック項目
 10.4 推敲タイミング
 10.5 推敲者
 10.6 その他の推敲のポイント
 10.7 分かりやすい文章にするために
11 まとめと質疑
12 演習振り返り

セミナー講師

 ジャパン・リサーチ・ラボ 代表 兼 大阪産業大学 情報システム学科 非常勤講師
 京都産業21 相談員/滋賀県産業支援プラザ 相談員/知財管理技能士 博士(工学)  奥村 治樹 先生

■ご略歴
大手化学メーカー勤務後大手電機メーカー、化学系ベンチャー企業を経て現職。
現在は、ベンチャーから上場企業まで様々な業種の顧問や技術コンサルタントとして、
研究開発、製造における課題解決、戦略策定から人事研修などの人材育成などを行っている。
(詳細はhttp://analysis.ikaduchi.com)
また、学会等での招待講演や国プロにおけるキャリア形成プログラムの講師なども行っている。

セミナー受講料

1名47,300円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき36,300円
*学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。

【セミナー受講特典コンサルティング】
  セミナーに受講して名刺交換等をさせて頂いた方への特典サービスとして、初回限定で限定特別料金にてコンサルティングをご利用いただけます。技術的な相談はもちろん、戦略相談、オンサイトセミナーなど、依頼条件を満たす限り原則として実施内容、方法に制限はありません。
  技術コンサルティングには興味があるが利用したことがないので、どのようなものか良くわからず正式依頼に踏み切れない、決裁を取るために一度ディスカッションしたいという方は、是非この機会に、JRLのコンサルティングを御体験ください。限定特典ではありますが、必ず満足のいただける内容でお応えします。
<依頼条件>
・初回1回のみ
・セミナー実施日より3カ月以内に依頼が成立
・コンサルティング実施時間:4時間程度まで
・費用:場所、内容によらず定額の限定受講特典

受講について

  • 配布資料は、印刷物を郵送で送付致します。お申込の際はお受け取り可能な住所をご記入ください。
    お申込みは4営業日前までを推奨します。
    それ以降でもお申込みはお受けしておりますが(開催1営業日前の12:00まで)、
    テキスト到着がセミナー後になる可能性がございます。
  • 本セミナーでは、受講者のカメラは原則 on にてお願いを致しております。
  • 本セミナーでは事前質問は受付しておりません。セミナー終了後の質疑の時間にご質問をお願い致します。
  • 受講申込者の「メールアドレス」は講師へ通知させて頂きます。
    (講師からのフォロー・情報提供が目的です。
       もし不都合がございましたら、申し込みフォームの備考欄にてお知らせ下さい。)
  • 受講にあたってこちらをご確認の上、お申し込みください。
  • Zoomを使用したオンラインセミナーです
    →環境の確認についてこちらからご確認ください
  • 申込み時に(見逃し視聴有り)を選択された方は、見逃し視聴が可能です
    →こちらをご確認ください

※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


10:30

受講料

47,300円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込、コンビニ払い

開催場所

全国

主催者

キーワード

コミュニケーション

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