すぐに現場で実践できる! 品質問題未然防止のためのFMEA/FTA/DRBFMの基本と正しい使い方
開催日 |
10:30 ~ 16:30 締めきりました |
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主催者 | 株式会社 情報機構 |
キーワード | FMEA FTA DR(デザインレビュー) |
開催エリア | 東京都 |
開催場所 | 【品川区】きゅりあん |
交通 | 【JR・東急・りんかい線】大井町駅 |
FMEAでは品質は良くならないと言い切る品質問題の
エキスパートが、 FMEA/FTA/DRBFMを
わかりやすく「正しく」解説!
<2日間 定員16名> <演習付きでよくわかる>
★ 車のリコール、家電製品の重大事故はなぜ起きるのか!
★ 開発現場での実体験など、わかりやすい講義で毎回高評価の人気講座を再開講!
講師
Nakadeメソッド研究所 代表 中出 義幸 先生
■ ご略歴
パナソニック(株)にて車載電装品の開発を26年間担当。
複雑な構造設計及び回路設計技術の習得とハンドル周辺の
操作スイッチ、キーレス等の製品開発とマネジメントに従事。
その経験を基に10年前から品質問題未然防止を担当。
2013年 トヨタ自動車(株)DRBFM A級エキスパート認定
2014年 社長賞受賞
2015年 パナソニック退社、コンサル なかよし設立
京都府中小企業特別技術指導員
製品機能から考える未然防止手法「Nakadeメソッド」考案
2018年 社名を「コンサルなかよし」から「Nakadeメソッド研究所」に変更
■ ご専門および得意な分野・研究
① 車載電装品開発力
特許出願143件、登録件数国内67件、海外登録件数29件
② 事業化推進力
デザインインからのコンセプト提案力を有し、キーレス、エアコンパネルスイッチ、
ハンドルスイッチの商品提案と事業化の経験を持つ。
③ 創造的品質問題未然防止手法
トヨタ自動車(株)DRBFMのA級エキスパート認定を世界で10人目に取得。
B級エキスパート9名を認定指導。
独自に「Nakadeメゾット」を考案、高効率の品質問題未然防止力を持つ。
社員研修他で、延べ50回、約1500人に講義実践。
受講料
1名62,640円(税込(消費税8%)、資料・昼食付)
*1社2名以上同時申込の場合 、1名につき51,840円
*学校法人割引 ;学生、教員のご参加は受講料50%割引。
セミナーポイント
★ 毎回高評価の大人気講座です。
再開講のご要望を数多くいただきましたので9月開講いたします!(内容は2019年3月開講時と同じとなります)早い段階で定員に達しお申し込みをお断りする回もございます。受講をご希望の方はお早目のお申し込みをお願いいたします。
※ 定員が少人数のため、1社3名以上のお申し込みはお断りをさせていただく場合がございます。あらかじめご了承ください。
■ 前回(2019年3月)開講時受講者の声(抜粋)
・グループ討議もあり理解がすすんだ
・講義も勉強になったが脱線した話もためになった
・実演、実習をしながらで座学のみよりも身についたと感じられた
・両日とも計画的に進められていて信頼できる。
・各事例がわかりやすかった などなど・・・
■ 本講座で得られる知識:
1.すぐに実践でき効果のある「製品機能から考える品質未然防止対策」
2.正しく使うFMEA/FTAの基礎知識と活用法
3.トヨタ自動車(株)推奨のDRBFMの基礎知識
■ 受講対象:
・営業、研究・開発・設計・技術管理・生産技術、及び 品質管理・製品審査・製造技術
などを担当する技術系、技能系社員。幅広い業務の方のご参加が可能です。
■ はじめに:
問題の真因がわからないまま対策をしていませんか? 品質問題は、①「問題を見落とした」、②「見たけれども詰めが甘かった」の2つしかありません。使わなければ故障しないという視点から、まず、最初に「製品機能を漏れなく定義する」、次に「重要機能の設計手段を見える化」した上で、「機能が故障する使い方のストレスを知る」、「故障のなぜなぜ分析をして真因を導き出す」、「真因に対して対策手段を、衆知を集めて考える」ことが、未然防止を行う上では非常に重要なポイントです。
本セミナーでは、FMEA、FTAの正しい活用法やDRBFMの基礎知識などをはじめ、品質トラブルの未然防止の方法や進め方について解説し、グループ討議と演習を交えながら、「7つの帳票」を使って、もれなく効率よく検証するノウハウを学んでいただきます。
セミナー内容
★ 座学のみならず、多くのグループ討議を用いて理解を進める講座です。
0.導入
FMEAでは事故は防げない! 本セミナーのねらい
1.はじめに
・品質問題の未然防止とは
・開発段階における品質問題防止の意義
・そもそもDRBFMとは何か
2.デザインレビューの実態
・形骸化したデザインレビューの実態
・開発現場での「未熟な設計」「独りよがりの設計」「機能の見落とし」
・従来のFMEAで品質が良くならない理由
・FMEAの正しい使い方
・Nakadeメソッド商品力向上 “7ケ条”
・設計をシステムから考える
・機能の抽出と数値化
・衆知を集めた最適設計手段の実現
・機能−故障と故障モード
・対策手段のトレードオフ
・質のいいなぜなぜ分析(技術要因と仕組み)
・FMEA完成度向上のからくりと実践
3.リコール情報から学ぶ
リコール情報の分析
・考えさせられるタカタ製エアバックの欠陥
・ソフト屋主導のエンジン制御ECUプログラムミス
・イグニッションスイッチの大規模リコール再発
・ワイパーモータ被水とヒートポンプ事故から見える共通点
4.品質問題の判断事例
・顧客不在のミラーレスデジタルカメラ
・電磁調理器とバスユニット
・メーカ判断のNAVI画面の品質基準
5.品質とは
・品質の考え方
・品質の定義と分類
・品質における顧客要求と満足
6.品質問題未然防止手法の考え方
<一部グループで討議をして進めます>
・品質問題はなぜ起こるのか
・どうしたら、品質問題をなくせるのか?
・事業場の実態は?
・対策、方向性、トレードオフ
⇒ そこから見えてくる商品開発の方向性
・品質問題発生の原因
7.FMEA/FTA/なぜなぜ分析
・FMEAとは
・FTAとは
・FMEA,FTAの見える化の有効性
・なぜなぜ分析の誤解事例と解説
・ただしい「なぜなぜ分析」の展開
8.信頼性設計の鉄則
・信頼性の高い製品の定義と見落とし項目
・使用環境の変化や車の変化による事例解説
9.DRBFMとは
・DRBFM法のイメージ
・品質問題の未然防止法DRBFMの定義
・DRBFM手法
・未然防止の3ステップ/サイクル
・DRBFM法の定義
・DRBFM=衆知を集める!
10.ケーススタディー「DRBFM」 <演習※場合により変更いたします>
・いつまでも「飲み頃」タンブラーカップ
・衆知を集める検討体験なぜなぜ分析
演習…7つの帳票を使った衆知を集める活動体験
・機能着眼点一覧表作成
・変更点・変化点一覧表の作成
・変更点・機能−故障モード表解説
・FTA(故障モードに対するなぜなぜ分析)
・Nakadeメソッドワークシート作成
11.DRBFM推進での注意点解説
<質疑応答>